先週の東京遠征で不覚にも体調を崩し、その後ヘロヘロの状態で社内発表に向けての追い込みなどで心身共にほぼ限界。ようやく社内発表も何とか(無事に?)終えて、この週末は体力と精神力と財力の温存のために遠出はやめることにした。そこで西宮でのライブのみ。
井上道義指揮&大阪フィルハーモニー交響楽団 大ブルックナー展 第3回
指揮 井上道義
管弦楽 大阪フィルハーモニー交響楽団
アールトネン:交響曲 第2番「HIROSHIMA」
ブルックナー:交響曲 第4番「ロマンティック」(ノヴァーク版)
アールトネンの音楽は広島の原爆を意識した作品であるが、特に直接的に原爆を表現しているというわけではないようだ。ただそれでありながら、何となく市民の普通の生活と突然の爆弾によるそれの破壊というような印象が作品から伝わってくる。
大ブルックナー展は今回は第四番。後期の交響曲に比べるとやや冗長さが感じられるところもある作品だが、井上の指揮はメリハリを付けたドラマティックなものであった。ただそれでもそもそもブルックナーがあまり得意ではない私にはややツラかったのは事実。これは演奏がどうこうというよりも曲自体の問題。