なかなかに良いホテルの今後の成功を祈りたい
翌朝は7時に起床だが、昨晩は「暗殺教室」のビデオに見入ってしまったせいで夜更かししてしまい、完全に寝不足。二日続けて何をやってるんだか。
入浴して目を覚ますとレストランで朝食。ご当地ものもまじえた和食でなかなかうまい。
チェックアウトは10時。ホテルから高野山駅まで送迎してもらう。往路と同様のかなり険しい道。全くもって秘境である。雪は降っていないもののここは道を知らなかったらかなり運転が不安だろう。車で来なかったのはやはり正解のようだ。
なお運転手をしていたマネージャーとかなり話し込んだが、野迫川村も人口減少が著しく、このままでは遠からずいずれ消滅する可能性もあるとか。マネージャーはかつては大阪で勤めていたというかなりやり手の方のようで、このホテルの経営にはかなり尽力されているようだ。ただ皮肉なことに地元の人間がホテルに就職しないと残念がっていた。地方に仕事がないから就職先がない。また仕事があったとしてもそれがよほど魅力的でないと、地元の若者は都会に出たがる。都会の人間の中に地方に魅力を感じる者がいても、当の地方の人間は都会に魅了される。いずこも同じ地方衰退のメカニズムである。やはり農林水産業が魅力のある仕事として成立する社会を何とか作れないものか。またその第一歩としての東京解体は待ったなしである。
ケーブルと特急を乗り継いで帰宅
高野山駅に戻ってくるとケーブルで下山、特急こうやにのりついでそのまま真っ直ぐに帰途についたのである。
当初の目論見通りに「税金で豪遊しようツアー」という主旨に即した遠征であった。ただ計算違いは、ゆっくりとした骨休めのつもりだったのに、二日続けて完全な寝不足になった上に思った以上に移動がしんどかったこと。ただし「かしき鍋」はうまかった・・・。