徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

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白鷺館アニメ棟

新日フィルのコンサートを聴いてから、明日の遠征に備えて大阪で一泊

和歌山方面温泉巡りツアーを企画する

 月初めから仕事の方はかなりのハードモード。おかげでもうクタクタである。そこでこの週末は温泉でくつろぎたいと考えた次第。昨年度から継続的に行ってきた「税金使って温泉で豪遊しようツアー」の最終回である。

 ただその前に金曜の夜はライブ。明日以降のことを考えて車を持って行くことにする。仕事を早めに終えると大阪のホテルまで突っ走る。しかし阪神高速は月見山入口を過ぎた途端に大渋滞。何があったのだと思っていたら、どうやら事故があった模様。ようやく事故現場を抜けても、その後も断続的に渋滞がある状態。ようやくホテルのある江坂にたどり着いた時には予定よりも1時間ほど遅れていた。

 宿泊ホテルはジーアールホテル江坂。ホテルの駐車場に車を放り込むとチェックインを済ませてからすぐに外出する。

 当初の予定では夕食を摂ってからホール入りするつもりだったのだが、その時間的余裕がないのでコンビニで買ったおにぎりを放り込んでからホールに駆け込むことに。

 

新日本フィルハーモニー交響楽団 大阪特別公演

[指揮]上岡敏之
[管弦楽]新日本フィルハーモニー交響楽団

シューベルト:交響曲 第1番 ニ長調 D82
マーラー:交響曲 第1番 ニ長調 『巨人』

 シューベルトの一番については、曲としてはあまり出来のいい曲と思えないのだが、作者の若さのようなものがほとばしっているような曲。それを上岡は躍動的な指揮で表現している。

 さてマーラーの巨人であるが、これについては極めて独特なものという印象を受ける。とにかく一番印象に残るのが、ピアニッシモをギリギリまで絞ってくること。第三楽章の冒頭など、演奏が始まっていることが分からないぐらいボリュームを絞ってきた。これは弦楽器はまだ良いが、管楽器はかなりしんどそうである。

 その一方でフォルテッシモは徹底的に煽ってくる。音量だけでなくテンポもかなりまくってくるので、とにかくメリハリが強い演奏ということになる。第二楽章の低弦なども、今まであんなに軽い弾き方をさせているのは初めて聞いた。万事解釈に独特な部分が多数見られる。

 全体的に強弱がかなりデフォルメされている感があり、悪趣味の一歩手前。私はこういうのもありかとは思うが、好き嫌いが非常に分かれそうな演奏である。

 上岡の指揮は初めて聴くが、「強烈」という言葉につきるような気がする。また指揮の動作も含めて極めて躍動的である。ただし、よく「舞台効果」を意識して意図的に動作を大きくする指揮者がいるが、そういう類いではなさそうである。

 

 ライブを終えるとホテルに戻る。途中でどこかで夕食を摂ろうと思っていたのだが、時間が遅かったこともあって適当な店が見つからず、結局は江坂に戻ってからイオンで寿司を購入することに。何とも安直な夕食である。

 夕食を終えると大浴場で入浴。やはり日本人は風呂が一番生き返る。ゆったりとくつろぐと、就寝する。

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