徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

大分に飛んで美術館をハシゴする

ボンバルディアで大分に飛ぶ

 翌朝は7時に起床。ただ今一つよく眠れなかった。ここのホテルはホテル自体は悪くないのだが、やはり客層が良くない。外国人なども多いせいか、夜中に騒がしい客がいてウトウとしたらドタンバタンのバカ騒ぎで目を覚まさせられるということが数回あったので熟睡感があまりない。

 荷物をまとめると8時頃にはホテルをチェックアウト。南海で難波まで移動すると、そこから空港リムジンで伊丹を目指す。空港に到着すると空港内のそば屋で朝食。

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空港内のそば屋

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朝のそば定食

 大分に向かうのは10時40分のANA便。例によって私の嫌いなボンバルディアである。日本の南海上を迷走している台風10号の影響で所々で悪天候があるので突然に揺れたりする気持ち悪い飛行。それでも予定通りに1時間程度で大分空港に降り立つ。

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あまり乗りたくないボンバルディア

 大分空港は典型的な地方空港。対馬空港よりは大きいが、福岡空港よりはかなり小さい。熊本空港と同レベルというところか。ここからはレンタカーで移動することになる。今回の遠征はじゃらんのパックツアーなので、往復の航空券とレンタカーにホテル宿泊がすべてセットになっている。

 

別府名物?ボルシチを昼食に

 別府までは車で1時間程度。別府に到着したところで昼食を摂ることにする。昼食を摂る店は既に決まっている。やはり別府名物ボルシチを頂きたいところ。「馬家溝」に立ち寄って「ボルシチ」と「自家製スモークタンサンド」を注文する。

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別府の馬家溝

 いつもとにかく時間がかかるのがこの店の特徴でもあるのだが、今日は特に混雑がひどかったので、料理が出てくるまでに延々1時間待たされることに。これは大阪などでは絶対に通用しないテンポ。久しぶりのボルシチは相変わらず美味い。トマトの酸味が絶妙である。ただあまりに熱々なので少し舌を火傷してしまった。またタンサンドも塩加減が絶妙。実は私はキュウリが苦手なのだが、なぜかこのスモークタンとキュウリだけのサンドイッチが美味いんだよな・・・。

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熱々のボルシチ

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パンが付いてくる

 この店はこれ以外でもオムライスやパスタなども評判らしいのだが、どうしてもやはりボルシチとタンサンドが優先してしまうので、これらのメニューを注文する機会がない。これはいつか二泊三日ぐらいで別府に来ないといけないか。

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この自家製タンサンドも絶品

 デザートにプリンを頼もうと思ったのだが売り切れとのこと。仕方ないのでお勧めという「ブルーベリーアイス」を注文。ブルーベリーソースをかけたアイスが出てくるかと思っていたら、ブルーベリーをそのままアイスにしたシャーベット的なものが出てきた。これもブルーベリーの酸味が爽やかで後味がよい。ベリー系はあまり得意でない私が食べられるのだからなかなかのもの。ただやはり気分的にはプリンが欲しかった。

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デザートのプルーベリーアイス

 満足して昼食を終えたところでこれからの予定を考える。今日の宿泊ホテルは西鉄リゾートイン別府なのだが、このままホテルに入っても暇を持て余す。そこで大分まで車を走らせることにする。

 

 まず最初に立ち寄ったのは、大分の市街に最近にオープンした美術館。訪問は開館の時以来の2回目か。結構大勢の観客で賑わっていると思ったら、何やらF1マシンのイベントが行われていた。私はそれには興味ないので、横目に見ながら3階の展示室へ。

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大分県立美術館

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何やらF1カーのイベント中

 

「片岡辰市コレクションの精華」大分県立美術館で9/11まで

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 実業家の片岡辰市氏が長年に渡って蒐集したコレクションを展示とのこと。

 田能村竹田や浦上玉堂、さらには竹内栖鳳などの名品もあるのだが、個人的には一番の目玉は上村松園の「月蝕の宵」。永らく片岡コレクションにあるのではないかと言われつつも行方不明とされていたという作品である。松園らしい気品ある女性像が印象的な名品。作品の印象が桁違いである。

 

 町中の県立美術館の次は、山上の市立美術館へと車を走らせる。それにしてもこの美術館はアクセスの悪さが最大の難点。何でこんなところに作ったんだろう。

 駐車場に車を置こうとしたら駐車場が一杯で慌てる。確かに夏休みの子供向けの企画を開催中だが、こうも覿面に効果があるものなのか。

 

「チームラボアイランド 踊る!美術館と、学ぶ!未来の遊園地」大分市立美術館で9/25まで

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 いかにも夏休み向きの子供にも受けるタイプの企画。光や音を駆使してのアート表現の展覧会である。展示は大きく括れば二部に分かれており、一つはいかにも今時のコンピュータなどを使用したアート表現作品。もう一つは手で触れて動かしてみるアトラクション的作品である。実際に触ってみると反応するような作品は、いかにも今時のテクノロジーを駆使して子供の興味を惹くもの。こういう体験が子供の芸術感性を高めるのか、はたまた単なる遊びで終わってしまうのか、そこまでは分からないが。

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 中は子供が一杯だった。美術館内でこんなに子供を見ることはあまりない。ましてやそれらの子供がキャーキャー言いながら騒いでいるという風景は。まあいろいろな意味で夏休みスペシャルというわけか。

 

別府のホテルに宿泊する

 大分の美術館を回り終えたところで別府に戻ってホテルにチェックインすることにする。宿泊ホテルは西鉄リゾートイン別府。このホテルは何度目だろうか。西鉄のバスターミナルに隣接したビジネスホテルなのだが、かなり本格的な温泉大浴場を持っていて使い勝手の良いホテルなので定宿にしている。

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西鉄リゾートイン別府

 部屋に入るととりあえず大浴場で入浴して汗を流すことにする。ここの大浴場はナトリウム塩化物泉の温泉大浴場。結構サッパリした印象の湯である。これで体をほぐす。やっぱり別府に来たのなら温泉に入らないと嘘というものである。それにしてもビジネスホテルでもこのレベルの温泉大浴場があるとは、さすがに湧出量でも日本屈指の別府温泉、侮りがたい。

 

 入浴を終えてサッパリしたところで夕食のために町に繰り出すことにする。と言ったところで立ち寄る店はホテルの隣である。夕食は最初からここに決めていた「とよ常」に入店。旅館「雄飛」の飲食店である。しかし店内は大混雑でしばし待たされることに。やたらにアジア人がやって来ている。何か知らない間にかなり有名店になってしまった気配である。あちら向けのガイド本か何かで紹介でもされたんだろうか。

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とよ常

 30分ほどでようやく入店すると「鯵御膳」を注文。鯵の刺身や大分名物鶏天などを組み合わせたメニューだが、以前に来たときに比べるとCPが若干落ちた気がする。どうも刺身がボリュームなさ過ぎ。

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鶏天

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鰺の刺身

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ご飯と味噌汁

 追加で「牛すじ煮込み」とデサートに「白玉ぜんざい」を注文。以上で3800円。いずれも味は申し分ないのだが、どうも全体的に以前ほどのCPの高さを感じなくなってるんだよな・・・。客が増えてきて手が回っていないのか、慢心したのか。どうも客あしらいも以前に比べてドタバタと機械的な印象が強くなっている。ここも「良かった店がグルメ本などで紹介された途端にミーハー客に荒らされて駄目になる」というパターンをたどらなければ良いが。ちなみにこういうことがあるから、テレビのグルメ番組などでは芸能人やスタッフは絶対に自分の本当の行きつけの店は紹介しないという。番組で紹介するのはどうでも良いとにかくスポンサー料を払ってくれる店になるという次第。私も私のHPに何万人も読者がいて、私が紹介した店に大量に客が押しかけるようなことにでもなれば、本当に良かった店は店名を伏せるようになるだろう。そしてスポンサー料を払ってくれる店は美辞麗句で絶賛するか。もっとも実際は読者はそれよりも3桁は少ないだろうから(もしかしたら0ではないのか?)、そういう心配は全くないが。

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牛すじ煮込み

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白玉ぜんざい

 夕食を終えるとホテルに帰ってマッタリと過ごす。テレビをつけてボンヤリと見ていたら何やら連合赤軍の話をしている。今ではISが世界を賑わしているが、かつて世界を大騒ぎさせた日本発のテロリスト集団である。当初は武力革命云々などの紛いなりにも理念のようなものを謳っていたが、その内に破壊や暴力自体が目的化してしまったという点でも今のISと同じ。やはりテロリストの行き着く先は皆同じということである。暴力自体が目的化するから、内ゲバをやたらに起こすのも同じ。なお中二病に破壊衝動が結合したらテロリストが誕生し、中二病に権力が結合したら安倍晋三が誕生する。

 テレビを見終えたところでもう一度入浴してから就寝する。