徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

長崎観光旅行

 世間ではこの週をシルバーウィークなどと呼ぶ場合がある。私の勤務先ではシルバーウィーク休みがあるというわけではないのだが、ちょうどこの時期に全社を停電させて設備のメンテナンスを行うことになっている。となると工事関係者以外は出社してもまともに仕事が出来ない状態。つまりは「お前等はいても邪魔だから休め」となる次第。そこで私も20,21日を休みを取って、平日休みを利用して雲仙温泉でも行こうと前々から計画を立てていた。

 しかしその計画が直前になって現れた台風のせいで音を立てて崩壊。よりによって20日に西日本を直撃。これはとても雲仙どころではないというか、そもそも行く飛行機が飛ばない。と言うわけで泣きの涙で高いキャンセル料を払ってホテルの予約を解約という状況になった。

 そして20日、西日本は台風で大荒れ、私の住んでいる地域でも豪雨に暴風と天候は大荒れになった・・・昼過ぎまでは。しかし夕方頃になると台風が嘘のように空が晴れ渡ってきた。台風一過という奴である。思わず「なめとんか!」と悪態をつきたくなるところ。2日間の宿泊は高いキャンセル料を払ってキャンセル済み。また行きのスカイマークは手数料無しでキャンセルできたが、帰りの便は通常キャンセルになるのでこのままだとほとんど金は返ってこない。何やらいろいろ考えていたら馬鹿らしくなってきて「よし、明日から一泊二日で長崎に飛んでやる」となった次第。

 調べてみるとスカイマークは明日の長崎便の前日割引が1席だけ空いている。解約したいま得料金に比べると高くなるが、それでも+2000円程度。しかし問題はホテル。既に予約はキャンセルしているし、そもそも今回のプラン自体が九州復興割を使用したプランだったのだが、もう既にじゃらんの復興割は使用不可。となったらホテル確保は高くつくのが明らか。

 そこで諸々調べたところ、るるぶで20日から使用可能の九州復興割チケットを配っているのを見つけたので急遽これを確保した。ただし雲仙となるとホテルを押さえるのが困難な上に、一泊二日では空港からの移動に時間がかかりすぎて全く余裕のないプランになる。だから元々のプランではレンタカーを押さえていたのだがこれも既に解約済み。今から明日のレンタカーを確保するのは時間的に無理。と言うわけで雲仙は断念して長崎市街に宿泊することに予定変更。ホテルは調べたところ、先日じゃらんで解約したドーミーイン長崎をるるぶから再予約。これで急遽長崎行きの手配は終了した。

 しかし以上の手配をネットから慌ただしく終えたところで、一つだけ最重要なことを忘れていたことに気がついた。「そもそも何をしに長崎に行くんだ?」 今回は帰りの長崎便を無駄にしたくないという理由だけで予定を組んだので、長崎に行くべき理由がなかった。大体本来のプランは目的は雲仙温泉で、その往復だけだと余裕がなくてしんどすぎるから、二日目は長崎市内に宿泊することにしてその前に雲仙でも登ってこようかというものだった。しかし今回、雲仙を断念したことでそもそもわざわざ長崎に行くべき理由がなくなった次第。まさに本末転倒である。・・・えい、もうこうなったらなるようになるだけだ。

 

目的も何もないまま長崎到着

 スカイマークは21日の昼の便。もう少し早い時間の便があればよいのだが、残念ながらスカイマークの長崎行きは午後を回ってからしかない。とりあえずこれに乗るのに神戸空港まで車を走らせる。渋滞を警戒してかなり早めに出てきたせいで、空港到着は出発時刻の2時間前。昼食を摂ったり(いつものカツカレー)、待合いでぼんやりして時間をつぶすしかない。

 かなり待ってようやく出発時刻。ワラワラと737に乗り込むと長崎を目指すことに。私の遠征自体は完全に迷走飛行だが、飛行機はまっすぐに長崎に到着、長崎空港からはバスで長崎新地ターミナルまで。バスを降りるとドーミーイン長崎はすぐそこ。早速チェックイン手続きを行う。

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ドーミーイン長崎

 

大浦天主堂を見学

 部屋に荷物を置くとすぐに外出・・・とは言うものの目的地がない。とりあえずは大浦天主堂でも行ってみるとことにする。今まで何度か前は通り過ぎているが、中に入ったことはない。

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大浦天主堂

 入場料は600円と結構する。ただ内部は撮影禁止。美しい構造の屋根とステンドグラスが目立つ。ステンドグラスは外光を受けると内部に光の空間を作り出す。これが荘厳な雰囲気の演出につながるんだろう。同じ荘厳さを出す目的でも、やはりキリスト教は仏教とは考え方が違うようだ。

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建物を間近から

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マリア像が立っている

 大浦天主堂を見学すると周辺の土産物屋をプラプラ。ビワゼリーなる物を見つけたので食べてみたところなかなか美味。土産に5つほど買い求める。

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ビワゼリー販売中

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なかなかに美味

 

諏訪神社を訪問

 さて次にどこに行くかだが、諏訪神社にでも行ってみようかと思いつく。

 電停の諏訪神社前で降りるとそこから百段以上の石段を登ることになるのだが、その前に電停から地下通路で移動する必要があり、ここの上下だけで疲れてしまう。

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諏訪神社鳥居

 4つほどの鳥居を抜けつつ石段を登る。その途中で男石と女石があり、それを踏んでから本殿前の石を踏んで参拝すると縁結びの御利益があるとのこと。果たしてこれで出雲大社にも匙を投げられた私に良縁でもあるんだろうか? 

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男石

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女石

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そして本殿前のこの石を踏む

 諏訪神社は長崎くんちの舞台になるとのことで、10月上旬にあるという本番に向けて観覧席構築の作業中だった。

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会場設営工事中

 本殿はかなり高いところにあるのでここからは見晴らしがよい。この高低差はさすがに長崎。参拝後にお神籤を引いてみると、私は昇進のチャンスとのこと。今まで全く出世街道と無縁に過ごしてきた私が、今更出世か? 出世どころか既に上期の実績評価が惨憺たるものなんだが。金運「勢いにのる」(怒濤の勢いで破綻してるんだが・・・) 愛情「積極的なアプローチを」(誰に?それにこの年で積極的なアプローチをかけたら、ストーカーと思われるのがオチ) 健康「オーバーワークに注意」(本業以外は確かにオーバーワークかも) 趣味「のめりこみすぎないよう」(・・・)

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眺めはよい

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これが本殿

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さざれ石

 

付近を散策しつつ戻ってくる

 諏訪神社を見学したら、土産物購入のために近くにある松翁軒に立ち寄ってカステラを購入。ここも結構老舗のようである。我が家では既に文明堂と福砂屋のカステラの食べ比べをしているが、今回はさらに新ネタ追加である。

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松翁軒

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試食してから購入

 カステラを購入後は川筋に降りて眼鏡橋を見学してからプラプラとホテルまで歩いて戻る。途中で観光通の繁華街を抜けるが、こういう繁華街はどこでも似たようなものだ。ただこの佇まいは嫌いではない。

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眼鏡橋

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長崎の商店街

 

中華街で夕食を

 ホテルまで戻ってきた頃にはもう夕方。ホテルに入る前に先に夕食にしようかと考える。

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中華街を訪問

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いかにも雰囲気がある

 夕食は芸がないと思いつつも中華街の京華園に行くことにする。注文したのはチャンポンにチャーハン

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中華街の京華園

 まずはチャーハン。食べ過ぎてもいけないから今回はやめとこうかと思ったのだが、やっぱり食べてみると美味い。ここのチャーハンってこんなに美味かったっけと改めて驚く。

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炒飯

 そしてチャンポン。塩味のシンプルに思える味付けなんだが、シャキシャキした野菜に太めの麺が美味い。やはりここのチャンポンは美味いなと再認識。ただこのチャンポンも昨今のお粗末なファミレス舌の輩にかかると「リンガーハットの方が美味い」そうだ。彼らは濃厚な化学調味料の味がしないと味を感じないのだろう。こんなお粗末な舌の持ち主でも今時は偉そうにネットで口コミとかするからたちが悪い。

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チャンポン

 たっぷり頂いたところでデザートに杏仁豆腐を注文。これもまた爽やかに美味いんだよな・・・。わずかにミルクの味がしてるな。

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デザートの杏仁豆腐

 夕食を終えるとホテルに戻って入浴。ここもドーミーのご多分に漏れず大浴場完備。ただ温泉のない長崎市街(稲佐山にはあるようだが)のため、普通の浴場なのがやや寂しいが。

 入浴を終えてしばらくすると小腹が空いてきたところでドーミー名物の夜鳴きそば。これで小腹を満たすとしばし部屋でマッタリしてから就寝。