徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

札幌交響楽団第594回定期演奏会~エリシュカのチャイコフスキー第5番&「コジラ展」at 北海道立近代美術館

 翌朝は5時過ぎに起床。爆睡したはずだが、絶対的に時間が不足しているのでやはり睡眠不足気味である。

 手早く身支度を終えると6時過ぎにはチェックアウト。空港へは7時頃に到着。スカイマークの札幌便は8時過ぎの発である。搭乗手続きを済ませると朝食代わりにうどんを食べる。この空港は飲食店が少ないのが難点である。特に朝食を摂るための店がほとんどないのは致命的。

 

札幌では大谷翔平がお出迎え

 飛行機に乗ると一気に疲れが出てくる。結局は狭いシートでウトウトしたまま新千歳空港に到着。降り立った新千歳空港はさすがに少々冷やっとしている。ここからは空港快速で札幌に移動。札幌駅に到着すると札幌のヒーロー・大谷翔平がお出迎えである。ちなみに数年前に来た時にはこれがダルビッシュであった。

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札幌のヒーローが爽やかにお出迎え

 久しぶりの札幌。と言っても札幌自体は特に何の変哲もない普通の都会である。特徴は地下街が大きいことぐらい。正直なところあまり得意なタイプの町ではない。とりあえず今日の宿泊ホテルに荷物を置きに行く。

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ホテルに入るために狸小路へ

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狸小路のシンボルのタヌキ

 今日の宿泊ホテルはドーミーイン札幌ANNEX。以前に札幌雪祭りの時に宿泊して以来である。ホテルは狸小路という繁華街の中にあり、本館とANNEXが道路を挟んで向かい合う形になっている。この便利な立地もこのホテルの売りの一つ。

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これがドーミーインの本館

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その向かいがANNEXである

 

狸小路で昼食に贅沢にも海鮮丼を頂く

 とりあえずキャリーを預けて身軽になると、まずは昼食を摂りたい。面倒臭いのでホテルの近くの店で済ませることにする。入店したのは「瑠玖」。海鮮居酒屋と言ったところである。無難に日替わり定食辺りを頼んでもよかったのだが、わざわざ北海道まで来たのだからと「いくらとウニの二食丼(1720円)」を注文。いきなり贅沢な昼食である。

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狸小路の瑠玖

 さすがになかなか美味い。ただややボリュームが少なめなのは価格を考えると仕方ないところか。

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イクラとウニの海鮮丼

 昼食を終えると最初の目的地へ向かう。今日のコンサートは14時からだが、その前に美術館に立ち寄ることにする。大通公園を抜けてプラプラとバス停まで歩くと、そこからバスで美術館に向かう。

 

「ゴジラ展 特撮映画のヴィジョンとデザイン」北海道立近代美術館で10/23まで

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 ゴジラに纏わる資料を展示。ゴジラの撮影用スーツなども展示されている。

 一応最初期のゴジラから展示されているが、やはり資料の残存状況などの関係から展示物は平成ゴジラのものが中心。となると平成ゴジラを作品としてあまり評価していない私としては、その時点で興味がかなり落ちるのは否定できない。会場外に展示してあった「シンゴジラ」のスーツなんかは良かったんだが。

 展示は撮影用スーツや模型などにそのデザイン画などがメイン。マニアなら大喜びというところなんだろうが、実のところ私はゴジラのファンというわけではない。実際のゴジラ世代というと実は私よりももう少し年長の辺りで、私の世代はウルトラマン世代に当たる。そのものズバリのゴジラ世代の連中は、大抵「ゴジラは第一作が至高」と言う輩が多い。ガンダムなんかのファースト信者と同じようなものである。

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平成ゴジラ

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シンゴジラ

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シンゴジラに破壊された東京駅

 展覧会の見学を終えると地下鉄でホールに移動する。今日の札幌交響楽団のコンサートが開催されるのはKitara。Kitaraは中島公園なる大きな自然公園の一角にある。

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中島公園をKitaraに向かう

 Kitaraのホールはステージを取り囲むように客席が何段も配置された形態で、私の知っているホールの中ではミューザにイメージが近い。こういうタイプのホールは高い位置の客席でも高所恐怖症が出にくい特徴がある。難点は座席の位置が分かりにくいこと。なお今回私が確保したのは一階席。

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Kitara

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内部

 

第594回定期演奏会~エリシュカのチャイコフスキー第5番

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指揮 ラドミル・エリシュカ(名誉指揮者)

スメタナ 交響詩「ワレンシュタインの陣営」
ドヴォルジャーク スケルツォ・カプリチオーソ
チャイコフスキー 交響曲第5番ホ短調

 エリシュカの指揮は実に明快で確実に鳴らしてくるというタイプ。表現に誇張はないが、鳴らすべきところでは徹底して鳴らしてくる。また札幌響も金管を中心に非常に元気のあるオケという印象であり、エリシュカの求めに応じてかなり豪快に鳴らしまくっていた。

 チャイコの5番はエリシュカにとっては十八番中の十八番と言うべき曲らしく、非常に良く知り尽くしているという印象の演奏であった。それだけに随所で細かいことを求めてくる局面があるのだが、オケの方も的確にそれに応えており、なかなかに聴かせる演奏である。

 総じて指揮者とオケの相性の良さを感じる演奏であった。なかなかの名演。

 コンサートが終わると札幌市電でホテルに戻る。札幌市電は以前来た時には大通りからすすきのの往復路線だったのだが、その後にすすきのと大通りの間がつながって環状線になったようである。とりあえず直接帰らずに(ホテル最寄り駅は狸小路なんだが)、新規開通部分を視察していく。

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札幌市電で移動する

 かつての終点のすすきのを過ぎると、そこで線路は北に90度折れ、札幌駅前大通を走ることになるが、ここで興味深いのは線路が道路の中央でなく両脇を通っていること。確かにこの方が乗客としては乗り降りがしやすい。さらに道路の両脇を線路が通ることは不法駐車を防止する効果もありそうだ。ただこの区間は車も多いし信号も多いので、通過にはかなり時間がかかることになっている。定時性という点では不利になりそうである。

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すすきのを過ぎたところで線路は90度折れる

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歩道沿いに線路が通っている

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西8丁目で降りる

 新規開通部分の視察を終えると、西8丁目で列車を降りてホテルに向かう。とりあえずホテルに入ってから休憩したい。

 ホテルに戻ってくるとチェックイン。すぐに大浴場で汗を流す。このホテルは温泉大浴場を持っているのが特徴。

 風呂からあがると部屋でマッタリ。テレビをつけると「ホンダ除雪機、3年間盗難保証付きで安心」なんてCMを放送しているところに北海道を感じる

 

狸小路でジンギスカンを頂く

 一息ついたところで夕食のために外出する。狸小路の繁華街をウロウロ。外国人の姿が多いのが目につく。爆買いはもう下火になっていると言われているが、まさにリアルタイムで爆買いの現場が発生していた。この中国人の団体は貸し切りバスで移動しているようで、観光バスに白いブラックサンダーを箱買いした連中が乗り込んでいく。そう言えば店の表示の方もインターナショナルなところが多い。各都市の繁華街をウロウロしたことがあるが、札幌は特に外国人が多い。

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ザ・爆買い

 何を食べるか少し悩んだが、結局は「ひげのうし」を訪れることにする。やはり札幌と言えばジンギスカンか。羊の肉と言えば普段は少しクセがあるなと感じるのだが、なぜか札幌で食うと美味い。これは札幌の謎。そう言えば北海道に来ると私はいろいろと食べるのだが、なぜか体重はむしろ減ることが多い。これも札幌の謎である。

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狸小路のひげのうし

 お一人様用のセットでジンギスカンと肩ロース、塩タンを頼む。やはりロースやジンギスカンが私には合うようだ。醤油系タレと甘めのタレの2種類のタレがあるが、どちらでも美味い。後でこの2種をハーフサイズで追加。

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コンロが2台出てくる

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肉の盛り合わせ

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ジンギスカン

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塩タンはこっちで焼く

 

さらに札幌ラーメンも

 ジンギスカンをガッツリと食べたはずなのだが、やはり肉だけだとどうも腹の据わりが悪い。結局はホテルまで戻ってきた時に、向かいにあるラーメン屋「喜来登」にフラフラと入り、味噌ラーメンを注文する。

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ラーメン屋喜来登

 ネギが山盛りになっているが、ネギだけでなくてモヤシその他の野菜が結構多いラーメン。味付けもあっさり系であって嫌みがない。店内には訪れた有名人のサイン及び店主との記念写真が所狭しと飾ってあるが、藤井フミヤのサインがいくつもあるのが目立つ。その内の一つのサインには「何回目だろう・・・」という書き込みが。確かにクセになる者もいそうな味ではある。ただ彼はとんこつラーメンの聖地・久留米の出身のはずだが。

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ネギてんこ盛りの味噌ラーメン

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このやや太めの麺が実に良い

 夕食を堪能するとそのままホテルに戻ってまたマッタリ。この原稿を書いていたりする。

 

夜の町に再び繰り出す

 そうこうするうちに夜も更けてくると小腹が空いてくるのを感じる。こういう時にはドーミー名物夜鳴きそばである。ANNEXの向かいの本館の方のレストランで頂く。

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本館でドーミー名物夜鳴きそばを頂く

 夜鳴きそばを頂いた後は再び狸小路をウロウロ。このホテルの良いところは繁華街のど真ん中にあること。しかも夜の10時ぐらいまで店が開いている。ソフトクリームを頂きながら散策。それにしてもこの商店街は中国人が多い。この時間になっても中国人の団体が闊歩している。

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プレミアムソフトをなめながらフラフラ

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ザ・爆買い パート2

 夜の散歩の後は再び入浴してから就寝する。