徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

「エッシャー展」at 札幌芸術の森美術館&小金湯温泉&周辺観光

 翌朝は7時頃に起床。向かいの本館に朝食に行く。ビジホ界最強と言われているドーミー札幌の朝食は、朝からイクラ丼を含めて小鉢メニューが豊富なのが特徴。ジャガイモ餅なんてのがいかにも札幌らしい。朝からガッツリと頂いておく。

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朝からイクラ丼のドーミー朝食

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デザート類もあります

 朝食を終えると朝風呂を浴びてから、8時半の便で札幌駅まで送迎してもらう。さてこれからの予定だが、今日はレンタカーを借りて周辺をウロウロする予定。車はたびらいを通してバジェットレンタカーを予約している。

 バジェットの事務所はアパホテルの中にあるようだ。既に外国人客が多数やって来ている。私に貸し出された車は新型ノート。運転の勝手は分かっている車だ。今日の帰りの便は新千歳から7時半だから、それまでが自由時間。

 最初に目指したのは郊外にある札幌芸術の森美術館。美術館までは札幌から車で30分ほど。ここに公共交通機関で来ようと思うと、地下鉄とバスを乗り継いでという結構大変なことになる。

 結構観光客が多くて駐車場の前は大混雑。ようやく車を置くと(駐車料金500円というのはかなり高い)、園内を散策しつつ美術館へ向かう。

 

「エッシャーの世界」札幌芸術の森美術館で10/16まで

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 エッシャーの初期作品や彼の師匠の作品まで含めて、エッシャーの原点から振り返っての展示となっていた。

 初期の版画作品は普通の版画なのだが、そこから段々と形態に対する異様なほどの執着が現れるようになり、南欧の風景を描いた作品などになると、デッサンと言うよりも製図に近いような印象を受けるようになる。その内にアルハンブラ宮殿のモザイクの影響を受けて、様々なトリッキーな作品を描くようになっていく。そのエッシャーの変遷が非常に分かりやすく展示されていて面白い。

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本当の形は影を見れば分かります

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この手のだまし絵多数

 エッシャー展の見学を終えると美術館を後にする。野外彫刻を見ながらプラプラ園内を散策という手もあるのだが、それはもう以前に行っているし、今回はそんなことをする気力と体力がない。

 

定山渓温泉に向かうことにするが・・・

 とは言うものの実はここから先はほとんどノープランに等しい。札幌は既に何度目かの訪問であり、定番観光スポットはほぼ出尽くしているというのが本音。そこでとりあえず札幌の奥座敷・定山渓温泉にでも向かうことにする。

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定山渓温泉に向けて車を走らせる

 定山渓温泉に向けて車を走らせるが、国道230号線に入った途端に渋滞に出くわす。この先は定山渓温泉ぐらいしかないはずなので、もしかしてこの車が全部そこを目指しているのか? さすがに途中で諦めてUターンする車も多い。その内に定山渓温泉まで普通に走れば5分もかからないような距離まで来たのだが、そこから先がさらに絶望的な渋滞でなかなか車が動かない。これだと多分定山渓温泉についてもとんでもない大混雑が予想される。この時点で当初の予定を放棄することを決定、中央分離帯の切れ目部分を見つけてUターンすることにする。途中で小金湯温泉という表示を見かけたのを覚えていたので、そこに立ち寄ることにする。私と同様のことを考えたのか、それとも最初からここが目的地だったのかは分からないが、小金湯温泉には多くの車がやって来ていてここも結構混雑している。

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ついには道路は全く流れなくなる

 

小金湯温泉に目的地変更

 立ち寄ったのは湯元小金湯。宿泊設備もあるが日帰りがメインのスーパー銭湯という趣の施設。入口の前には巨大なカツラの木が生えているのだが、樹齢700年以上というこの木は、定山渓温泉を開いた定山和尚に樹霊が温泉の在処を告げたという謂われのある木で、この温泉のルーツと関連している。ウロの中に不動尊が祀られているので、桂不動と呼ばれて今は北海道の記念保護樹木になっているとか。

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湯元小金湯

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これが桂不動

 入館するとまずは露天でゆったりとくつろぐ。単純硫黄泉という湯はしっとりとした感じはあるが匂いはあまりない。あまり強いキャラクターはない湯である。

 入浴を済ませるとレストランで昼食を摂ることにする。山菜ざるそばとサーモン丼の組み合わさったメニューを頼んだが、キノコのそばがやたらにうまい。なぜか妙に腹が減っているし、さらに天ざるも追加で頼む。腰のあるそばが実に美味い。

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山菜ざるそばとサーモン丼

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天ぷら蕎麦を追加

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そしてデザート・・・って完全に食欲が大暴走

 結局はこれにデザートをつけて昼食を終了。明らかに食い過ぎ。なぜ私は北海道に来ると食欲が増進するんだ? にも関わらず、なぜか北海道にいると体重は減るんだよな・・・これは全くの謎。

 食事後は再度入浴をしてマッタリと過ごす。極楽、極楽。

 

支笏湖を見学する

 しばらく小金湯温泉で時間をつぶしてから移動することにする。と言っても目的地がない。とりあえず空港方向に移動しつつ立ち寄れるところということで、支笏湖にでも立ち寄ろうかと考える。

 再び真駒内方面を経由して、国道453号線を下ることしばし、終盤はかなり険しい起伏のある道を通過すると支笏湖が見えてくる。観光センターの駐車場に車を置いて支笏湖の見学。

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支笏湖に到着

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とにかくただっ広いな

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このぐらいの湖になると波もあります

 とは言うものの、支笏湖はただのだだっ広い湖と言うだけで特に何があるというわけでもない。風景にはすぐ飽きるたちの私は、いざここに来るとすることが何もないことに気づく。もう少し東に走ると支笏湖温泉があるらしいが、今日はもう既に湯疲れしていてこれ以上入浴する気にもならないし、観光船に乗るという気もしないし・・・。結局はこのまま支笏湖を後にすると千歳まで移動する。

 

千歳水族館を見学

 千歳に到着したものの、飛行機の時間まではまだ3時間以上はある。どこか立ち寄るところは・・・と調べたところ、千歳水族館なる施設があるということなのでそこに立ち寄ることにする。

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千歳水族館

 千歳水族館は淡水魚専門の水族館としては最大級・・・と言うが、そもそも淡水魚専門の水族館というのが珍しい。大水槽に泳ぐのはサケ類が中心。施設自体が千歳川に面しているので、地下から窓越しに千歳川の中を見られる施設もある。水中から見ると千歳川はかなり流れが速く、ここを遡るサケは大変だろうと思う。実際に小さな魚などは遡上しようとして逆に流れに流されている。この中を遡上して産卵地まで行ける個体はそれだけ体力のある厳選された個体ということになるから、優秀な子孫が期待できると言うことか。良く出来た自然の淘汰のシステムだ。もっともこれが人間界にあれば、間違いなく私などは真っ先に淘汰されてしまうだろう・・・と言ったものの、よくよく考えるとそんなシステムがなくても、既にほとんど淘汰されてしまっているようなものだ。伝統ある?我が家系も私の代で途絶えることはほぼ確定。これはご先祖様に申し訳ないかな。

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 水族館を一回りした後は、近くの道の駅で土産物を物色。ふと見ると、クライマックスシリーズをテレビ放送中。その周辺は街頭テレビ状態になっている。こっちでは盛り上がっているようだ。多分広島も盛り上がっていたことだろう。

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道の駅は街頭テレビ状態

 もうこれですることもなくなってしまった。やや早いがもう車を返してしまって空港に移動することにする。車はバジェットの空港店に返却することになっている。空港の隣にアウトレットモールがあって、バジェットの空港店はその隣の模様。アウトレットモールなんかも私の興味外だし、車を返却するとさっさと空港に送迎してもらう。

 空港内でとりあえずの夕食と考えて、回転寿司屋の「函太郎」に立ち寄ったのだが、場所柄かとにかく高いのに呆れる。何しろ一皿500円以上が相場。確かに函館の回転寿司の中にはとんでもなく高いところもあるが、ほとんどその感覚。6皿程度つまんで支払いが2000円以上とは回っていない寿司とあまり変わらない。

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空港内の函太郎は価格が高すぎ

 とりあえずの夕食を済ませると空港内で土産物購入などで時間をつぶし、夜のスカイマーク便で神戸空港へと帰還したのである。神戸は小雨がぱらつく悪天候だったが、それよりもとにかく暑いのに参ったのである。

 エリシュカと札幌響の演奏が聴きたいと思って北海道まで飛んだのだが、コンサートは良かったものの、北海道ではすることがなくて困る羽目になってしまった。以前からそうなんだが、北海道は食い物も美味い良いところなんだが、することがなくて常に暇を持て余すことになるのである。やはり元々日本ではない土地だけに、城がないというのが私にはもっとも困る要因となっているようだ。大自然に興味でもあれば飽きることもないのだろうが、私はネイチャリストではないので・・・。