朝まで爆睡して、翌朝は7時前に目が覚める。早速ゆったりと朝風呂。朝の冷たさのある空気の中での露天風呂。これが極楽である。
9時過ぎ頃にホテルをチェックアウトするが、今日は全く予定は白紙。とにかく空港近くまで移動することにするが、到着したのは11時過ぎ。帰りの便の出発は14時半頃なのて時間に余裕がありすぎる。とりあえずスシローで早めの昼食を摂りながら今後の予定について一人作戦会議。ネット検索によると大村に伊賀山城なる山城があるとの情報があったので、ここを訪問することに決定。そこで場所を調べると長崎自動車道諫早ICのすぐそば・・・さっきそこから高速に乗った直後である。馬鹿なことをしてるなと思いつつ、今度は下道を通って諫早まで逆戻り。
伊賀峰城 小高い山上の謎の城
伊賀峰城は九州自動車道沿いの小高い山上にある。高速脇の狭い道を進むことしばし、伊賀山の表示が見つかるので近くで車を置いて急な坂道を登る。今日は晴れているから良いが、雨が降り出したら足下が恐そうだ。ところでこの坂道、車で登ることなど思いもつかないほどの急坂なんだが(ノートなら確実にホイールスピンする)、わざわざコンクリート舗装してあるということは、もしかして農業用軽トラはこれを登るのか? まさに軽トラ最強伝説。峠の最強マシンはハチロクでもカプチーノでもなく、実は軽トラなのである。
コンクリート道路を登った先から丸太を打ち込んだ階段が整備してあり、これで斜面を直登することになる。麓に小さな石垣のようなものがあるが、多分これは城の遺構ではなく、後の農業関係のものだろう。
斜面の直登数分で明らかな曲輪に出る。多分ここからが城域だろう。ここに大規模な石垣の跡があるが、これは往事の遺構だろう。地方豪族の城としてはそれなりの規模の城郭である。
本丸の奥に大きな窪みがあるのだが、これは溜め池の跡だろうか。山城で一番問題となるのは水の確保。ここは井戸がないような様子だったので、ここに雨水でも溜め込んでいたのかもしれない。
伊賀峰城の見学を終えた頃には帰りの便の時刻が気になる頃になっていたので、高速を使って長崎空港に急ぐ。タイムズ空港店に車を返して空港に送ってもらった時には出発の1時間前ぐらい。とりあえず土産物を買い込むが、そのせいで荷物が大幅に増えて、慌てて手荷物を預けないといけない羽目に。
帰りの便は平日であることもあるのか、往路とは違って7割程度の搭乗率。これは手荷物を持ち込んだとしても収納できたな。まあ良いか、別に急いでもいないし。
気流のせいでフラフラする飛行機に少し気持ち悪くなりつつも、大阪空港に予定通りに帰り着く。空港内で大阪名物551の肉まんを頂いてから帰途についたのである。