徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

洞川温泉から十津川温泉へ

 この日はなかなかに爆睡した。朝の6時半に一端目覚めるが、再び8時頃まで2度寝。

 朝食は8時半に。オーソドックスな旅館の朝飯。名水豆腐だろうか、湯豆腐が旨い。今日も元気だ朝飯が旨い。

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和食の朝飯

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湯豆腐が美味い

 朝食を終えれば朝風呂。快適至極。小原庄助さん万歳。

 

洞川温泉の周辺散策

 今日は予定がないのでチェックアウト時刻の11時近くまでグダグダと時間をつぶしてから宿を出る。宿を出ると昨日立ち寄らなかったエコミュージアムに立ち寄ってみる。内容は自然博物館といったところ。入場無料は良いが、壊れている設備が多いのが今一つ。

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エコミュージアム

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内部の様子

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地元の野生動物(野生食材)たち

 ここから川沿いを歩いて散策。この川沿いには複数の浸食洞窟があるようだ。その一つが蝙蝠洞と蟷螂洞。ただ「入洞するには管理人に連絡を」との表示があるのだが、その管理人がどこにいるのかが不明。結局は表から眺めただけで引き返す。

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蝙蝠洞

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この辺りはこういう洞窟がゴロゴロある

 これで洞川温泉を後にすることにする。今日は十津川温泉まで移動だが、その経路は宿の主人に聞いている。県道53号を通るルートを経由する。

 県道53号はところどころ狭隘箇所のある山道だが、そう特別に悪い道ではない。1時間もかからず国道168号に出る。国道168号は十津川方面への幹線道路だが、まだ整備が中途半端な上に以前の大水害での被害もあり各地で工事中。おかげで高速道路並の部分からすれ違い困難の狭隘箇所まで道路の状況がめまぐるしく変化する。

 

大塔温泉に立ち寄る

 国道168号をしばらく南下すると大塔温泉夢乃湯なる施設を見つけたので、昼食と入浴のために立ち寄る。レストランでジビエカレー(猪)を頂く。

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大塔温泉夢乃湯

 猪の肉にはさして特徴はない。普通のポークカレーよりは少し味が強いかなという印象。

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ジビエカレー

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デザートの葛餅

 昼食を終えると入浴する。内風呂と小さな露天風呂があるシンプルな施設。泉質は含二酸化炭素・鉄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉とのこと。肌当たりとしてはネットリした感じで洞川温泉と同系統。

 ちなみにこの施設にはなぜか展望台がついているが、残念ながら周囲は風景的には見るべきものはない。

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展望台からの風景は

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いささか残念感がある

 

八瀬の吊り橋は・・・パス

 夢乃湯を後にするとさらにひたすら南下する。途中で谷瀬の吊り橋の近くを通過するが、周りは有料駐車場ばかりだし、昨日のかりがね吊り橋の経験から到底渡るのは不可能であることが推測できるのでパス。

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八瀬の吊り橋

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ここから渡れるそうだが・・・

 さらにしばらく南下すると十津川村の中心部にさしかかる。ここで道の駅で休憩。今日向かうのは十津川温泉のさらに先の上湯温泉神湯荘なのでまだまだ先。つくづく秘境と言うべき場所だ。

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道の駅十津川で休憩

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裏手はこの様子

 国道168号を過ぎて県道735号に入った辺りから秘境度は増していく。とにかく道幅が狭い。対向車が来たらすれ違いが不可。そんな道を延々と走ることになる。数キロの道だが、これが今日の一番の難所。そしてさらにぶったまげたのが宿の手前の坂。本当に登れるのかが不安になるような急傾斜。ドライコンディションだから突っ込めたが、ウェットコンディションなら嫌なところ。もし積雪でもあれば完全に命取りだろう。

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道路はこの調子で

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横手はこれ

 

神湯荘で宿泊

 ようやくたどり着いた神湯荘はまさに秘湯の宿。男女別の内風呂以外に屋外に貸切露天風呂が2つと男性用露天風呂に女性用露天風呂の2つがあるらしい。なお以前はさらに日帰り入浴用の川風呂なるものがあったらしいが、こちらは以前の水害で使用不能になってしまっているとか。

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ようやくたどり着いた神湯荘

 部屋に荷物を置くと、とりあえず浴場巡りをする。最初は2カ所の貸切露天風呂。泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉。加温・加水・消毒なし(夏場だけは温度調整のために加水)の源泉掛け流し。アルカリ性が強いかなりネットリとした湯で温泉析出物も結構見られる。なおどこの浴槽も源泉は同じはずなのだが、上の露天風呂よりも下の露天風呂の方が硫黄臭とネットリ感が強いように感じられた。先に入浴した客が水でも入れたか?

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上の露天風呂(療の湯)

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浴槽

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下の露天風呂(美肌の湯)

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浴槽

 男性用露天風呂は、行ってみると男性用である理由がよく分かった。開放感が抜群なのだが、開放感がありすぎて道路から丸見え。通行量の多い道路ではないが、これは女性は入浴できないわ。なおここに行くための橋が板が腐っていて踏んだら微妙に沈むのが怖い。

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男性用露天風呂はこちら

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川を渡るのだが

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橋が半分腐っている

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開放感のありすぎる露天風呂

 内風呂は一番見晴らしの良い場所にある。天井が高い上に湯気抜きがあるようなので屋内でも意外と蒸さない。純粋に湯を楽しむのならここが一番良いかも。

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内風呂

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天井が高く蒸気抜きもあるので蒸さない

 それにしても素晴らしい湯だ。こんな秘境までわざわざやってきた価値はある。洞川温泉でもかなり良質の湯だったが、そこからさらにワングレード上がる印象。しかしこうして源泉掛け流しを体験すると、塩素消毒がいかに湯を損ねるかが理解できる。ただレジオネラ対策をしっかり行いながら塩素を使用しないのはなかなか大変で、安直な施設などが塩素の大量使用に走るのは経済効率だけを考えると当然の行動ということになってしまう。

 浴場回りをして少し疲れた。それにここまでの長距離ドライブの疲労も出てきている。部屋に戻るとこの原稿を打ちながら夕食まで休憩。テレビをつけると阪神が広島に惨敗している模様。こんな山奥でもテレビがキチンと映ることに驚いたが、どうやらケーブルテレビらしい。

 

 6時になると別室で夕食。夕食はあまごの刺身などと温泉ウナギの蒲焼き。いずれも過不足なく旨い。旨い飯に良い湯があれば極楽というもの。

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夕食

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温泉うなぎ

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一応奈良らしくにゅうめん

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デザートはコーヒーゼリー

 食事を終えると露天風呂に入浴に行く。上の貸切風呂は使用中だったので下の貸切風呂へ行く。体のあちこちが疲労でグッタリしているのでそれを徹底的にほぐす。極楽極楽。

 部屋に戻るとしばしテレビを見たりなどマッタリと過ごすが、しんどくなってきたので布団の上で横になる。そのうちにウツラウツラとしてきて、結局この日は9時~10時ぐらいには就寝してしまう。