徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

東京都交響楽団 大阪特別公演&「マティスとルオー」at あべのハルカス美術館

 昨晩の就寝が早かったために翌朝は早めに目が覚める。朝から大浴場で体を温めると、バイキング朝食。パン食の無料朝食なので私にはやや不足か。

 今日はコンサートと美術館1カ所程度の予定なので、チェックアウト時刻の11時手前までホテルでゴロゴロする。やはり体の重さはどうにもならないようだ。

天王寺で昼食

 ホテルをチェックアウトすると天王寺まで移動。美術館に立ち寄る前に昼食を先に済ませることにする。立ち寄った店は毎度のようにMIOの「プチグリルまるよし」「タンシチューのランチ(2400円)」を頂く。昨日に続いてこちらもいかにもの町の洋食屋。柔らかくなるまで煮込んでいるタンが絶品で、苦みの強くないデミグラスソースが私好み。

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タンシチュー定食

 昼食を終えると道路向かいに見えているタワービルに。ここの美術館も何度も立ち寄っているが、当初の頃に比べると客足は落ちてきているようだ。以前には行列ができていた展望台のチケット売場も今日は閑散としている。

 

「マティスとルオー」あべのハルカス美術館で5/28まで

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 共に20世紀絵画を代表する巨匠であるマティスとルオーは、互いの芸術を認め合っており交流もあった。その二人の交流を示す書簡類と両者の作品を展示。

 正直なところ書簡類は私にとってはどうでも良いところなのだが、展示絵画の方は非常に個性的な両者の特徴をよく伝える作品を集めてあり面白かった。個人的には決して好きなタイプの作品ではないのだが、それにも関わらず妙な魅力を持っているのが彼らの作品である。互いに認め合っていて交流があったと言う割には作品の印象は全く異なるのが興味深いところ。両者の共通項をあえて挙げるとすると、原色を使いまくる色彩感覚辺りだろうか。

 

 コンサートまでまだ時間の余裕があるので空中庭園でしばし休憩。おおさかの風景を見下ろしながら、今この原稿を打っている(笑)。ここも以前は観光客でごった返していたが今日はそう多くない。下を見ると靴型をしたゴムがあったから、何かのオブジェかと思ったが、どうやら誰かが靴底を落としただけの模様。最近の靴は突然に底が抜けることが多くなった。メイドインチャイナの粗悪品などが増えたせいか。

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空中庭園

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空中庭園からの眺め

 しばらく庭園でマッタリしてからホールへ向かう。今回はフェスティバルホール会員最優先予約で座席を確保しているので、1階席中央付近のかなり良い席である。

 

東京都交響楽団 大阪特別公演

指揮/アラン・ギルバート
ピアノ/イノン・バルナタン
管弦楽/東京都交響楽団

曲目/ベートーヴェン:劇付随音楽《エグモント》序曲 op.84
   ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 op.43
   ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 op.55「英雄」

 アラン・ギルバートの指揮は躍動的でエネルギッシュである。しかし決して雑ではなくて結構細かい仕掛けも多い。しかし都響はそれらの仕掛けに悉く応えており、両者の意思疎通がよく出来ている印象を受けた。

 バルナタンのピアノ演奏はまさに縦横無尽の軽妙さというところで、少々あくの強さも感じないではないが、この曲の曲想には非常にマッチした演奏であった。

 全体を通して都響の安定した技術力を感じさせたコンサートであった。ちなみにアラン・ギルバートの動作の大きいキビキビとした指揮スタイルは、ポリャンスキーを連想させるものがあった。

 さすがに都響はうまいなということをつくづく感じさせられた。残念ながら在阪のオケはここまでの安定感はない。更なる奮起を願いたいところ。

 

 これでこの終末の予定は終了。家路につくのであった。しかしさすがにコンサートの三連荘は結構疲れた。