徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

洞爺湖温泉から函館へ

 翌朝は7時半に起床すると朝食。朝食はシンプルであるがまあこんなもの。シャワーで目を覚ますとチェックアウトまでしばしグダグダと過ごす。昨晩はよく寝たつもりだが、それでも体中に疲労が残っていてとにかく体が重い。やはりここのところ連日1万5千歩ほど歩いているのでそれが体に堪えているんだろう。

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シンプルな朝食

 今日は函館への移動だが、当夜駅行の路線バスはホテルの近くから10時前に出発する。これとスーパー北斗を乗り継いで函館を目指す予定。不安はバスから列車への乗り継ぎ時間が10分もないこと。バスが遅れないことを祈るのみ。

 バスは定刻通りに到着。しかし車内は大型トランクを持った中国人団体で満杯。洞爺駅まで立ち続けを余儀なくされる。しかもここに途中の停留所でさらに同様のアジア人団体が大挙して乗り込んで来て、車内は身動きもしにくい状態に。しかも洞爺湖温泉バス停ではとうとう積み残しが出る始末。

 

洞爺駅で四季島とニアミス

 それでも洞爺駅には大体時間通りに到着する。しかしここでまた混乱。なぜか駅舎の中が身動きもしにくいほどの大群衆で大混乱。何が起こっているのか戸惑うが、どうやら豪華観光寝台列車「四季島」が来るのでそれの歓迎のためのようだ。こちらに来てからテレビニュースを見る度に四季島のニュースを目にしていたのだが、まさかこんなところでニアミスするとは。

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ホーム上は大混雑のてんやわんや

 ホームにはブラスバンドまでスタンバイしているという大騒ぎ。歓迎用の旗を持った地元民と撮影用のカメラをぶら下げた鉄オタが入り交じっての大混乱である。私は函館行きのチケットは事前に駅ネット予約で確保していたのだが、それの受け取りを当日の洞爺駅にしていたら間に合わない危険を想定し、定山渓温泉に行く前に札幌駅で既に発券していたのだが、それがここに来て正解だったようだ。事前予測に基づく危機管理の成功事例という奴である。また「なぜその能力を仕事に活かせない」という声がどこかから聞こえてくる気がする・・・。私の人生を一言で総括すると、才能と能力の無駄遣いということに尽きるらしい。

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スーパー北斗が到着

 スーパー北斗は四季島が到着する前に洞爺駅を出発する。四季島を見てみたい気もないではなかったが、鉄道マニアではない私がそのためにわざわざ列車を一本遅らせることもなかろう。予定通りに函館を目指す。

 車窓の風景は今までの湖越しの羊蹄山から海越しの駒ヶ岳に変化している。列車はこれからしばし海沿いを走行することになる。私も今までこの行程を何度かたどっているが、洞爺湖からでなく登別からが多かった。とにかくこの路線は混雑する路線だが、今回も車内は満杯だ。実際にこの列車のチケットは一週間前に手配しようとした時には売り切れで、一昨日の切符の発券前にもう一度確認したらようやく空席が出ていたので急遽変更した次第。

 やがて海越しに遠く向こうに見えていたのが駒ヶ岳から羊蹄山に代わると函館が近づいてくる。

 満杯の乗客が一気に減少するのは新函館北斗駅。札幌方面からここで新幹線に乗り換える乗客がかなり多いようだ。ただこの駅の場所は函館を名乗るのはあまりにインチキと言えるぐらい函館から遠い。

 それにしてもスーパー北斗はよく揺れる。車両の構造にもよるのだろうが、それ以上に路盤の管理が悪いのだろう。JR北海道では脱線事故が相次いだが、明らか保線がうまくできていないのを感じる。数年前に来た時よりも明らかに状況はさらに悪化している。幹線とも言える路線でこのざまでは、後は推して知るべしだろう。

 

函館に到着

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函館駅

 ようやく函館駅に到着。しかし異常に観光客が多い。とりあえず昼食を摂ろうと函館朝市に行くが、観光客が多すぎて話にならない。以前に何度も行っている「むらかみ」を訪れたが、店の外まで大行列。また私がよく注文していたB級定食はメニューから消えていた。これはダメだとあきらめて朝市を後にする。

 とりあえずまず荷物をホテルに預けることにする。市電の一日乗車券を購入して湯前温泉を目指すが、この市電がまた押し合いへし合いの大混雑。五稜郭公園で大量降車があるまではこの状態。

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市電で湯前温泉を目指す

 今日泊まるホテルは湯の川温泉雨宮館。普通のビルの上に展望台のようなものがついた妙な形のビルだ。思わず「函館空港の管制塔?」と思ってしまうような形態。とりあえず荷物だけ預けて五稜郭に昼食がてらに桜見物にでも行くことにする。

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何とも奇妙な形の建物のホテル

 

五稜郭でお花見

 昼食は五稜郭近くの店でいくら+うに丼。どうも店内はてんやわんやしていて、メニューを間違うわ、出てきたざるそばはそばつゆが空だわと散々な対応。完全に「ハズレ」店なのだが、それでも丼の味は東京の普通の店よりも良いというのが函館の恐ろしいところ。

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店はハズレながら、丼の味は東京以上

 昼食を済ませると五稜郭を散策。五稜郭タワーでも登るかと思ったが、チケットの購入に15分待ちとの表示を見て断念。結局は徒歩で五稜郭内を一回りすることに。桜の本数の多さもさることながら、立体的な配置になっていることがなかなか。確かに桜の名所ではある。

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五稜郭は桜で満開

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さすがに桜の名所

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かなりの本数

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五稜郭タワー

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タワー内のイケメン像

 ただ今までの疲労もあって異常に疲れた。散策のうちにホテルのチェックイン時刻になったのでホテルに戻ることにする。当初予定では元町辺りの見学も考えていたが、明日以降のことを考えるとここで行動力を使い果たしてしまうのは得策ではない。

 

ホテルで入浴後、夕食に

 ホテルはビジネスホテルに温泉銭湯が内蔵されているといった造り。件のスカイラウンジは閉鎖されており、何のために存在するのかが不明の状態。正直なところホテル全体に寂れムードが漂っている。

 チェックインするとまず入浴する。湯はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。やや塩っぱい湯である。肌当たりはなかなか良好。ナトリウム系にしては意外にべたつかない。この湯でとりあえずしっかりと疲れを抜いておく。

 夕食は近くの寿司屋「さかえ寿司」の寿司セットの夕食がついている。寿司はまあまあだが、意外と付け合わせのホタテなどの料理がうまかったりする。

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さかえ寿司の建物はわびさびの情緒(笑)

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夕食の寿司セット

 とにかく疲労が強い。ホテルに戻るとしばらく部屋でゴロゴロしていたが、やることもないので早めに就寝する。