徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

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白鷺館アニメ棟

セイジ・オザワ松本フェスティバル2017

いざ松本へ

 この週末は松本までオザワ祭りに参加しに行くことにした。昨年はルイージのマーラーの復活を聴いたのであるが、今年はオザワの指揮のレオノーレを聴くことになる。オザワもいよいよ体力的にキツいのか、交響曲一曲を振るのは無理になってきたようだ。オザワの出演が減ると共にイベントの人気も漸減方向にあるようで、チケットも販売早々に一応は売り切れになったものの、ここで申し込んだ者は大半が転売目的のダフ屋。既にその日から早速チケットキャンプ辺りには予約番号を定価の数倍で転売しようとする馬鹿がひしめいていたが、それを無視していたら予約が無効になる数日後には、チケットぴあで普通に良席が購入できる状態になった。私は当然のようにそうなってからチケットを悠々と入手している。多分これで来年はダフ屋も激減しそうな気がする。もっとも来年にこのイベントがどうなるかは不透明であるが。

 購入したチケットは金曜の公演の分なので、金曜日は有給休暇を取得することにする。今年は盆も休まずに仕事していたので、一日ぐらい夏休みを取ったところで問題はない。とりあえず木曜日の仕事を終えると、そのまま名古屋まで移動することにする。名古屋で前泊して、明日の朝一から松本に移動しようという目論見である。

 

 というわけで、現在はこの原稿を名古屋に向かう新幹線の中で執筆している。つい最近に夏のボーナスの残りで新型ポメラDM200を購入したのであるが、なかなか快調である。やはり格段に辞書が賢くなっているのが大きい。DM100は入力機能においてはかなり良くなっていたが、やはり辞書の能力の低さのため、文章を入力していると変換に詰まってそこで思考が分断されるという難点があった。しかし新型のDM200はPC版のATOKのユーザー辞書を取り込んでやれば、パソコンでの作業と同じレベルでサクサクと文章を入力できる。基本辞書の能力がかなり向上しており、ようやく本当の意味での最強の日本語入力マシンになったようだ。重量がやや増えたこととアルカリ電池が使用できなくなったこと、また起動に時間がかかるようになったことなどが新型機の難点として挙げられているが、重量に関しては私が常に持ち歩いている荷物の重量から考えると誤差の範囲。むしろボディの剛性が上がったことで膝上入力時の快適性が増しているのがプラス。またアルカリ電池については、確かにバッテリー残量を気にする必要が出来たが、一日放置したら電池がスッカラカンになるiPhoneのことを考えると問題にならないレベル。起動に時間がかかるのは少しひっかかるが、それよりもむしろ電源ボタンを押したときに何の反応もない事の方が問題。おかげで電源ボタンが押せていなくて待ちぼうけを食らうことが時々ある。LEDなどを常時点灯させていたら単なる電気の無駄だが、電源オン時に一瞬だけチラッと光るインジケーターなどは欲しいところ。もしくはその時点でホワイト画面で良いから表示などは出来ないのか?

  

名古屋駅の名鉄百貨店で夕食

 名古屋にはすぐに到着する。駅に降り立つとまずは夕食である。名鉄百貨店のレストランコーナーを覗く。予定としてはうなぎを考えていたのだが・・・店の前には既に長蛇の列で待ち時間は1時間とのこと。とてもではないがそんなに待つ気はしないので、別の店に入ることにする。今日は味噌煮込みうどんの気分でもないことから、「文化洋食店」に入店して「ミックスフライ」を注文する。

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名鉄百貨店の文化洋食店

 ホタテフライとエビフライ、それにカニクリームコロッケの組み合わせ。どうやらこの店の一番の売りはこのコロッケらしいが、確かにこのコロッケが絶妙にうまい。クリームコロッケにもかかわらずソースの色が白くない。カニのエキスの色だろうか。濃厚にして嫌みのない絶妙なコロッケである。またホタテフライやエビフライもオーソドックスにうまい。

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サラダとスープ

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ミックスフライ

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濃厚なカニコロッケ

 かなり満足して夕食を終えたのである。これは良い店を見つけた。これで名古屋でのディナーにうなぎと味噌煮込みうどん以外のバリエーションが出来る。

 

名古屋の温泉付きホテルで宿泊

 夕食を終えると名鉄百貨店の地下でおやつのエッグタルトを仕入れると、地下鉄で今日の宿泊ホテルに向かう。今日のホテルは名古屋クラウンホテル。ビーズホテルと共に私の名古屋での定宿である。

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おやつのエッグタルト

 チェックインするとまずはシャワーで汗を流してマッタリ。テレビをつけたら「なんでも鑑定団」を放送していたが、今回は酒井抱一の真筆の仏画、鑑定評価額3500万円が登場。酒井抱一の仏画は十数点しか残っていないとのことなので、これが本当なら重文クラスか。大丈夫なのか? 画面を見ていたら下の方にズッと「この番組独自の鑑定です」という言葉が出ていて何やらアリバイくさくて情けない。薬事法逃れの「これは個人の感想です」と同じ世界になっている。この番組もあの曜変天目のドタバタなどがあったことから、逃げを打っているんだろう。それなら番組名も「お宝?鑑定団」に変えた方が良いのでは。

 そろそろ大浴場に入浴に行く。ここの湯は単純温泉とのことだが、湯には若干の黄色い着色があり、嘗めてみると渋みを感じる。なかなかに上質の湯である。とりあえず体の疲労を抜いておくことにする。

 風呂上がりにはセブンイレブンで購入しておいた「濃いフルーツオ・レ」を頂く。ところでわざわざこんなネーミングの商品が登場するということは、従来品が「うっすいフルーツオレ」と呼ばれていたことを知っているんだろうか?

 しばらく部屋でマッタリ過ごすと、この日は翌朝に備えて早めに就寝する。