翌日は6時前に目覚ましをセットしていたのだが、その1時間前に中途覚醒してしまった。仕方ないのでそのまま起床時間までウツラウツラと粘る。
早朝のANA便で神戸にとんぼ返り
今日は9時前のANA便で神戸まで戻るので、早朝出発となる。とりあえず6時半にパンだけの簡易朝食を済ませると快速エアポートでさっさと新千歳空港に移動する。
この早朝便の需要は多いのか満席の模様。後1時間ぐらい遅い便があっても良いように思うのだが、なぜかこれの次は昼頃まで便がないので非常に不便。なぜこんなスケジュールになっているのかは不明。新千歳空港は大勢の乗客でごった返しており、預け入れ手荷物カウンターなどは長蛇の列になっている。私は預け入れ荷物はないのでskipサービスですぐに出発ゲートをくぐる。出発まで1時間ほどなので、その間に買い求めた手鞠寿司が朝食パート2。
神戸までは2時間弱。乗り込んだ途端に疲れが出てほとんど爆睡。次に気がついた時には神戸空港が近づいていた。台風の影響で神戸は雨の上に、気流も乱れていてここら辺りから飛行機が揺れまくって気持ち悪い。これ以上はやばいのではというところでようやく空港に着陸する。
神戸空港に降り立つと京都まで移動。京都駅の飲食店で昼食に牡蠣フライ定食を摂ると、びわ湖ホールまで移動する。
沼尻竜典オペラセレクション ベッリーニ「ノルマ」
ノルマ マリエッラ・デヴィーア
アダルジーザ ラウラ・ポルヴェレッリ
ポッリオーネ ステファン・ポップ
オロヴェーゾ 伊藤貴之
クロティルデ 松浦 麗
フラーヴィオ 二塚直紀
指揮:沼尻竜典
管弦楽 トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア
合唱 びわ湖ホール声楽アンサンブル/藤原歌劇団合唱部
ソリストは6人で、その中で主要キャラは3人という結構シンプルな構成のオペラだが、それだけにこの3人の実力ですべてが決まってしまう作品でもある。その点で本公演は実に見事なもの。ノルマを演じたデヴィーアの歌唱は見事の一言に尽きるし、ローマの軽薄男・ポリオーネを演じたポップが堂々とした歌唱がステージを盛り上げた。
なかなかに良い公演だったが、私の想定外だったのは、ラストシーンで感極まって涙が出てしまったこと。今までオペラで泣いたことはない。場内もかなりの盛り上がりで、最後には会場内はスタンディングオベーション状態になっていた。
ホールから出てくると天候は入場時よりも悪化。かなりの雨が降っている状態になっていた。その雨の中をホテルに移動する。今日の宿泊ホテルは瀬田のニューびわこホテル。温泉入浴施設が隣接しているホテル。チェックインすると早速入浴及び夕食を。
入浴を終えて部屋に戻ってくると急激に疲れが出てくる。ベッドに倒れ込むとそのまま動けなくなり、結局は9時頃に寝てしまう。