徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

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アニメ関係の記事は新設した「白鷺館アニメ棟」に移行します。

白鷺館アニメ棟

関西フィルハーモニー管弦楽団第288回定期演奏会

 この夜は爆睡。翌朝は8時に目覚ましで起こされる。とりあえずテレビなどを見ながら朝から入浴。今日は14時からの関西フィルのコンサート以外の予定はないので、チェックアウトしたのは10時頃。

梅田で朝食後、ネカフェで休息

 とりあえず朝食を摂る必要があるので「ミンガス」に立ち寄るが、どうもカレーを食べる気がしないので「朝定食」を頂くことに。カレー店で食べるだし巻き定食というのも妙なものだが、これはこれで結構いける。

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カレー店で食べるだし巻き定食

 朝食を終えたがまだ11時前。開演時間まではかなりあるが立ち寄る先もなければ、昨日からどことなく風邪気味でうろつく体力もない。仕方ないので西梅田のネカフェにおこもりして時間をつぶすことに。

 アイアムアヒーローを最後まで読んだが、あーあ、やっちゃったなというのが正直な感想。ストーリーに大風呂敷を広げすぎた結果まとめそこなって、とうとう最後は作者が逃げ出してしまったようだ。実のところ最近はこういうふうにラストでしくじる作品が非常に多い。それはそもそも、連載漫画の毎回の人気投票の結果に一喜一憂しすぎるせいで、票をかせぐのに無理矢理にでも毎回クライマックスを持ってくる必要があるから。結果としては毎回無理矢理に謎や伏線らしきものを適当に放り込むことになる。しかしそんなことをしていたらラストまでを見通した堅牢なストーリーなんて書けるはずもない。毎回毎回、行き当たりばったりで無理矢理話を広げ、結局は収拾をつけられずに無理矢理終わりということになる。読者が「この後はどんな展開になるんだろう」とワクワクしていたら、作者は「この後は一体どう展開したらいいんだ」とオロオロしているという次第。こういうやり方を最初に導入したのは少年ジャンプだが、下手に部数が増えたものだからこれに倣うところが多くなった。だから私はジャンプ方式こそが日本の漫画を駄目にした諸悪の根源だと断言している。最近はドラマなども同じようになっている。その結果として、シナリオの作り手のレベルが著しく低下するということになる。おかげでここのところは脚本で失敗している映画も実に多い。四半期の営業成績ばかりを気にする馬鹿経営者が増えたせいで日本の大企業が軒並み駄目になったのと同じ構図が、創作の世界でまで発生している。

 開場時刻の手前辺りでネカフェを出ると、まだ腹はあまり減っていないので「段七」でラーメンを軽く一杯腹に入れてからホールに向かう。

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段七のとんこつラーメン

関西フィルハーモニー管弦楽団第288回定期演奏会

[指揮]オーギュスタン・デュメイ
[ピアノ]横山幸雄
[管弦楽]関西フィルハーモニー管弦楽団

フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
サン=サーンス:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 op.22
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」 op.9
デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」

 一曲目は横山の伴奏でデュメイがいきなりいい音色を聴かせてくれるが、二曲目はデュメイをバックに横山が縦横無尽に暴れ回るという印象。三曲目四曲目もかなりノリの良い演奏であり、いつもややおとなしめの関西フィルにしてはかなり元気な演奏であった。デュメイ自身も今まで見た中で一番ノリが良かった印象。

 非常にノリの良い楽しいコンサートであった。洒落たフレンチと言ったところか。関西フィルでこういう雰囲気は結構珍しいように思う。

名古屋に移動して味噌煮込みうどんを頂く

 コンサートを終えると名古屋に移動。新幹線の中では疲れが出てしまって爆睡しているうちに名古屋に到着する。

 夕食を摂るために名鉄百貨店のレストラン街に行くが、うなぎ屋はいつものように大行列で80分待ち。馬鹿らしいので隣の山本屋総本家に入店する。

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名鉄百貨店の山本屋総本家

 久々の味噌煮込みうどん。相変わらず麺が死ぬほど固い。それに関西人からすれば考えられないほど下品な濃厚な赤味噌。しかし最近はこの下品さがクセになるというか、年に何度か無性にこれが食べたくなる時があったりするんだよな・・・。私もかなり赤味噌王国に洗脳されてきたか?

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グツグツと煮えたぎるうどん

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相変わらずの太くて硬い麺

 夕食を終えたところでホテルに移動。今回は名古屋ビーズホテルを予約している。ホテルの送迎バスが駅前から出ているのでそれで送ってもらう。このホテルは大浴場があることと、この送迎バスが非常にありがたいところ。 

 

夜食に串カツを食いに行く

 ホテルに入るとしばらくマッタリと休憩するが、やはり昼食が軽かったところに夕食がうどんでは腹が中途半端。かといって今からガッツリひつまぶしというのも明らかに過剰。何か適当なものがないかと町に繰り出したところ、橋を渡ったところで串カツ屋「串カツ田中」を見つけたので入店する。

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派手な看板の串カツ田中

 串カツを数本頂いて、コーラや冷やし飴を飲んでといったところで、支払いは2500円ほど。味も良かったし、まずまずのところ。「大阪伝統の味」と書いてある店に名古屋で入っている私もかなりマヌケだが。

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串カツを適当に頂く

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綺麗に揚がっている

 ホテルに戻ると入浴。大浴場があるホテルはこういう時にありがたい。風呂から上がると疲労が出てくるので早めに就寝する。