徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

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京都市交響楽団第620回定期演奏会

 この週末は関西の3オケ回りである。まず第一弾は京都市響。仕事が終わると京都へ直行だが、途中で夕食を摂る時間がなかったため、ホール内でサンドイッチを買って急場をしのぐ。

京都市交響楽団第620回定期演奏会

オリ・ムストネン(指揮&ピアノ)

オリ・ムストネン:弦楽オーケストラのためのトリプティーク
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調op.37
シベリウス:交響曲第2番ニ長調op.43

 オリ・ムストネンは作曲も指揮もするピアニストというところか。一曲目は自作曲だが、いかにも北欧的な響きのする曲。比較的分かりやすい曲である。

 二曲目はムストネンの弾き振りだが、ベートーベンの古典色もあるこの曲を思いっきりロマン派寄りの演奏をしてきた。ムストネンのピアノがまたテンポの揺らしやアクセントの多用などが見られるかなり変則的なもの。濃い表情のある演奏だが、いささか表情過多のきらいが見られる。下品になる一歩手前というところ。

 シベリウスになるとこのムストネンの表情付けがプラスに働く。無機質な演奏をすると子守歌になりかねないシベリウスの曲を、ムストネンはロマンチックかつダイナミックに演奏する。またところどころで明らかな溜をつくるのが特徴的。ただ最終楽章についてはやや急ぎすぎたようにも感じられた。

 かなり表情のある演奏という印象だった。そう言えば以前にフィンランド・タンペレで聴いたロウヴァリの指揮もかなり表情が豊か(明らかに表情過多だったが)な演奏だったことを思い出した。もしかしてフィンランドの若手ではこういう表現がスタンダードなのか?

 

 

 コンサートを終えるとホテルに移動だが、その前に夕食を摂りたい。気分は・・・ラーメン。そこで四条まで移動すると「一風堂」に入店する。もう10時頃だというのに店内は一杯である。私は白丸ラーメンにご飯と餃子をつける。

 オーソドックスな豚骨ラーメンがうまい。そしてここの店は前から餃子がうまいのである。とにかく夕食としては気分にも合致していて満足の内容。

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白丸ラーメン

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細麺

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餃子もなかなか

 夕食を終えるとホテルにチェックインする。今日の宿泊ホテルはチェックイン四条烏丸。いつもの狭い和室である。とりあえず部屋に荷物を置いて着替えると、最上階の大浴場へ。露天風呂(と言っても空が見えるというだけだが)でゆったりとくつろぐ。最近は体が不調であちこちにガタが来ているのでこういう風呂がありがたい。