徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

関西フィル第294回定期演奏会&静岡への旅立ち

 いよいよ夏も盛りとなってきたが、この三連休に私は早めの夏休みにすることにした。出向くのは静岡方面。今まで聞いたことのない静岡交響楽団のコンサートに出かけるとともに、浜松方面の城郭を攻略してこようという考え。

 出発は土曜日。大阪で開催される関西フィルのコンサートを聴きに行ってから静岡に移動する算段である。しかし当日はまさに灼熱地獄。外気温は35度越えという状態で熱中症警報が出ているような状況。戸外は月並みな表現であるが「死ぬほど暑い」としか言い様がない状態である。最早「暑い」と言うよりも「熱い」と言った方が正しいかも。実際、こんな中で水なしで外にいると命を落とすだろう。ライフラインのミネラル麦茶を手に大阪に繰り出すが、表を少し歩いただけで頭から汗だくになる。これは早くも当初に想定していた予定がガラガラと崩れていく予感がしている。

 昼頃に大阪に到着したのでまずは身軽になろうとコインロッカーを探すが、大阪駅の西口周辺のロッカーは全滅。仕方ないので東口まで出向いてようやく空いたところのロッカーを見つける。この暑さにも関わらず観光客は多い。

 次は昼食だが、この暑さでは頭にあまり浮かぶものがない。そこで大阪駅前ビルの地下をウロウロ、いつも大行列が出来ている「楼蘭」が今日は3人ほどしか待っていなかったので入店することにする。

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大阪駅前ビル地下の楼蘭

 ここでは以前に焦がし味噌ラーメンを食べたことがあるが、麺はともかくどうもスープがしっくりこないという印象を受けていた。しかしその後の調査によると、この店は醤油ラーメンが一番の売りだそうな。では改めて一度確認してみるかとのことで「濃い口醤油ラーメンの特製(950円)」を注文する。

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濃い口醤油ラーメン

 確かに以前のラーメンよりはスープがしっくりきていてうまい。腰のある麺は私好み。ただそれなりにうまいラーメンではあるが、そう特別とか、印象に残るほどうまいというほどではない。まあ普通にうまいラーメン。近くに来れば立ち寄るかもしれないが、わざわざ食べに来るというほどではない。また私の好みから言えば、この近くまで来たのなら多分向かいの「紋次郎」の方に行くだろう。

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こくのあるラーメン

 腹を満たしたところでザ・シンフォニーホールへ移動するが、これが灼熱地獄の死の行軍。蒸し蒸しとした熱気がのどに突き刺さるし、照りつける日差しで肌が焼け付きそう。ようやくホールに到着した頃には頭がクラクラしているので、キンキンに効かしたホールの冷房で体を冷やすと共に、喫茶で抹茶ラテで一服する。

 開演20分前に指揮者の藤岡のプレトークが始まるのでその頃に着席する。前回に続いて今回も補助席が出てのほぼ満席状態。大入り満員である。

関西フィルハーモニー管弦楽団 第294回定期演奏会

[指揮]藤岡幸夫
[ソプラノ]半田美和子 
[メゾソプラノ]八木寿子 
[テノール]畑 儀文 
[バリトン]与那城敬
[管弦楽]関西フィルハーモニー管弦楽団
[合唱]関西フィルハーモニー合唱団

ヴェルディ:レクイエム

 藤岡が、この曲は実はピアニッシモが多くその表現が肝であり、今回はそれに適したソリストを選んだという類いのことを言っていたが、確かにピアニッシモの美しさが際立つ演奏である。助っ人金管を大幅増員した「怒りの日」の荒々しいまでの大スペクタクルも良いが、全曲を通してピアニッシモでの緊張感のある美しい旋律が胸を打つ。ソリストの表現力も良いが、関西フィルの弦楽を中心とした繊細な演奏がなかなかに美しい。

 ヴェルディのこの曲は、宗教曲ではなくて実はオペラだという話があるが、確かにソリストの絡みはオペラのアリアのようであるし、合唱も宗教曲的ではない。今回、この曲の面白さを改めて認識させられた次第。

 なかなかの名演、場内もかなりの盛り上がりであった。なおテレビカメラが入っていたところを見ると、いずれ「エンター・ザ・ミュージック」でも放送があるのだろう。ただ30分枠の番組だと、「怒りの日」のクライマックスと全体からの抜粋ぐらいが限度か。

静岡への旅立ち 

 往路の死の行軍で懲りたので大阪駅まで歩く気にならず、福島駅から環状線に乗ることにするがこれが大失敗。理由不明だが、線路点検をしているとのことで列車が遅れまくりで、前がつかえているせいで遅れて到着した列車がいつまでたっても駅を出ない。結局はここでかなりの時間をロスすることになってしまい、予約していた新幹線に間に合うかがきわどいタイミング。こんなことなら大阪駅まで歩いた方が早かった。ようやく到着した大阪駅で慌てて飛び降りるとまずは改札を出てからキャリーを回収。次に新大阪駅まで移動だが、普通列車は目の前で出てしまって次の列車を待つのに数分のロス。ようやく新大阪駅に到着したが、もしこれで新幹線切符売り場に行列が出来ていたら万事休すというギリギリのタイミング。しかし幸いにして券売機の前には行列はなく、急いでエクスプレス予約で購入した切符を発行して慌てて列車に飛び乗ることに。結局はこの間を重たいキャリーを担いで走り続けで、列車に乗り込んだ時には頭から汗だく。

 静岡まではひかりで2時間ほど。停車駅は京都、名古屋、浜松だが、名古屋から大量に乗り込んできて、浜松と静岡で大量に降車。名古屋方面から静岡方面への移動の中心であることが分かる。

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静岡駅に到着

 ようやく静岡駅に到着、かなり疲れている。もう日が西に傾いているので暑さはようやくややマシになっている模様。ちなみに今日の宿泊ホテルは駅前のくれたけインプレミアム。駅から5分ほどだが、ホテルに入る前に夕食を済ませておくことにする。

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くれたけインプレミアム

 立ち寄ったのは「くりた」。洒落た雰囲気のそば屋で、一見したのではそば屋とは思えないような店構え。「鴨せいろ(1674円)」を注文。

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洒落た店構えの「くりた」

 腰のあるそばがなかなか美味い。鴨が十分に入ったつゆの方も美味い。ただボリューム不足気味であるのだけが不満か。

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鴨せいろ

 夕食を終えるとホテルにチェックインする。くれたけインは東海地域が中心のホテルチェーンだが、大浴場付きなど私のニーズに合致しているところが多いホテルであり、以前にも利用したことがある。いわゆる東海地域でのドーミーイン互換ホテル。

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落ち着いた雰囲気の室内

 ホテルに入ると、まずはウェルカムドリンクで一服。部屋に入るとシャワーで汗を流して着替えてから大浴場へ。カランが3つ程度のそう大きくはない浴場だが、手足を伸ばして入れる風呂はありがたい。

 入浴を済ませて部屋に戻ると、この原稿の入力(笑)。後はテレビを見てマッタリ過ごす。「ドクターG」が終わった頃には眠気が出てくるのでそのまま就寝する。