徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

関西フィル第296回定期演奏会

 この週末は関西フィルのライブに名フィルのライブをはしご、さらに岐阜方面の山城巡りをしようという計画。そもそも遠征のきっかけは名フィルのマーラーの8番を聴きに行こうと考えたこと。今年は沼尻言うところの8番祭状態で、九州響、読響、京響、名フィルと8番が立て続きになった。この内で京響のびわ湖は行ったが、九州響はロンドン響と日程が被ったために不可、読響はわざわざこれだけのために平日に東京まで行くのは無理というわけで、週末の名フィルぐらいは行こうかと思った次第。

 名古屋方面だと通常は新幹線だが、山城も併せて回るつもりであることから愛車のノートを持っていくことにした。久しぶりのマイカーでの長距離ドライブになる。金曜日の仕事を早めに終えるとまずは大阪に向かうことにする。車を持っていく関係で、今日の宿泊ホテルは駐車場のあるジーアールホテル江坂。山陽道を順調に航行していたのだが、カーナビの地図が古かったせいで神戸JCTで大阪方面に向かわずに新名神に乗ってしまって迷走飛行に。慌てて川西ICで高速を降りてひたすら南下、ようやく目的地にはたどり着いたが30分以上をロスしてしまうことになった。それにしても久しぶりに大阪を車で走ったが、やはり大阪は極めて走りにくい。大阪の交通ルールを一言で言うと「やったもん勝ち」。路上は全く何でもありの無法地帯である。

 

 ホテルの駐車場に車を入れてチェックイン手続きを済ませると、地下鉄で大阪に向かうことにする。ホールに行く前に夕食を取る必要があるが、まだ食欲がイマイチで食べるものが浮かばない。面倒になったので「ミンガス」「ロースカツカレー」で済ませることにする。しかし今日はこの店にしては珍しくやけにカレーが出てくるのが遅い。どうも新しいバイトが要領が悪い模様。大丈夫か?この店。

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阪神梅田前の「ミンガス」

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ロースカツカレー

 とりあえずの夕食を済ませると、ザ・シンフォニーホールに向かう前に大阪ステーションシネマに立ち寄り、来月から始まるMETライブビューイングの3枚セットのムビチケを購入しておく。ライブビューイングはとにかく料金が高いので少しでも安くしたい。

 これで大体の用事は済んだのでホールに向かう。外は大分涼しくなってきたのでホールまで歩いても汗だくにならなくて済むのはありがたい。今年は夏の異常な暑さのせいで体がボロボロになってしまって、未だにその後遺症は残っている。これからボチボチと体調を立て直していかないといけない。

 

関西フィルハーモニー管弦楽団 第296回定期演奏会

[指揮]アンドレイ・フェーヘル
[チェロ]北村陽
[管弦楽]関西フィルハーモニー管弦楽団

ボロディン:交響詩「中央アジアの草原にて」
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 op.33
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 op.74「悲愴」

 若手指揮者・フェーヘルはやけに繊細で上品な演奏をする印象。おかげで「中央アジアの草原にて」というよりは「中央ヨーロッパの平原にて」というように聞こえる。この曲はもう少し野卑なところがあっても良いように思うのだが。

 二曲目は北村のチェロ。技巧的で難しい旋律もこともなげにサラッと弾いてしまうには驚き。ただあまりにサラッと演奏してしまうせいで、やや深みに欠けて聞こえてしまうきらいもあり。この辺りは彼がもっと経験を積み重ねると変わっていくだろう。

 悲愴については、第一楽章は複数の楽器が錯綜する場面になるとややガチャガチャして聞こえることがあった。指揮者の整理が出来ていないのか、関西フィルのアンサンブル力の限界なのかは定かではない。ただ演奏自体は尻上がりに良くなり、第三楽章などは見事に決まっていたし、第四楽章もなかなかに情感漂うものであった。身をよじるような悲しさというよりは、やはりやや上品気味なところはあるが、まずまずの演奏であった。この若き指揮者も、今後さらに経験を積み重ねていくと大きく化けるかもしれない。


 充実した音楽を聴くと腹が少し減ってきた。そこでホテルに戻る前に、向かいの「十鉄」「ちゃんぽん(590円+税)」を頂く。もっちりした太めの麺が美味。

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十鉄

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結構野菜の多いチャンポン麺

 ホテルに戻ると疲れが大分出てくる。とりあえず大浴場で入浴すると就寝するのである。