徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

NHK交響楽団第1902回定期公演

 いよいよ2018年も押し迫ってきたが、今週は東京まで飛ぶことにした。目的はフェドセーエフ・N響によるチャイコフスキーのくるみ割り人形を聴きに行くこと。くるみ割り人形組曲ならわざわざ東京まで行かないところだが、今回はくるみ割り人形の全曲をコンサート形式で演奏するということなので結構珍しい企画。フェドセーエフへと曲に対する二重の興味でわざわざ東京まで出向くことにした次第。

 コンサートは木曜日なので、今回は木曜に午後休、金曜に全休を取っている。クリスマスなんか私には関係ないし、早めの年末休ということにしておこう。木曜の仕事を午前で終えると神戸空港を目指す。行きはスカイマークで東京に飛ぶことにしているが、これは例によって旅費の節約のため。やはり新幹線は高すぎる。

神戸空港で昼食を摂ってからスカイマークで東京へ

 昼食は例によって空港内の神戸屋レストラン「洋風ハンバーグ定食」。いつものようにあまりCPが良くないのだが、今回は前回にもらった10%割引券が使えるのが救い。

f:id:ksagi:20191006170610j:plain

可もなく不可もなし

 今回のスカイマーク便は鹿児島県との提携企画とかで、機内で鹿児島の豆菓子が配られた。しかし鹿児島の会社なのに大阪屋製菓って・・・。鹿児島県は西郷どんを契機に一気に観光促進と目論んでいるようだが、そのドラマ自身がかなりスベってるから。私は2話目であまりに荒唐無稽なのとつまらないのとで見るのを止めた。その後、何回かチャンネルを合わせてみたことはあるが、登場人物が鹿児島弁で怒鳴り合っているのが頭が痛くて止めた。ちなみに彼らが「長州が」というのが、アクセントのせいでことごとく「チャーシューが」に聞こえてしまって、中華料理屋のドラマに見えた。

 機内ではすることがないのでウツラウツラしていると、ドカンという強い衝撃で起こされる。一瞬パニックになったが、どうやら羽田に到着したらしい。いや、とうとうスカイマーク便が墜落したかと思ってしまった(笑)。「宇宙兄弟」で宇宙飛行士は遺書を書くというシーンがあったが、私もスカイマーク便に乗る度に、本音では「もしかしたらこれで人生終わりかも」という考えが頭を過ぎっているので(笑)。

 

 羽田に降り立つとすぐに定宿のホテルNEO東京に直行する。どうもこの辺りは通い慣れたるいつものルートという気もしてくる。チェックインを済ませて部屋に荷物を入れるとすぐに外出、サントリーホールを目指す。

 六本木一丁目で降りると、ホールに入る前に杵屋きつねうどんを間食に摂る。この店、段々とうどん屋というよりもうどんもある居酒屋という雰囲気になってきたのだが、それと共にうどんの味も落ちてきたように感じる。やはりサントリーホール近くで別の店を見つけないと。

f:id:ksagi:20191006170642j:plain

いつものうどん

 今日のチケットは完売の模様だが、ホール内には空席がいくつかある。来ていない定期会員もいるのだろう。ただ全体として見るとほぼ満員と言って良いんだろう。N響のサントリー定期は混雑がひどいと聞いているが、確かにそのようだ。

 

NHK交響楽団第1902回定期公演

指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ

NHK東京児童合唱団

NHK交響楽団

チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』?Op.71

 N響の演奏だなというのが強烈に前に出てきた印象。くるみ割り人形にしては茶目っ気や躍動感のようなものがやや不足であるのが、特に序盤に顕著に現れている。フェドセーエフは明らかに「もっと躍動感を持って」の類いの指示を飛ばしているのだが、笛吹けど踊らずの印象で、やや遅めのテンポ設定もあってかなり重めの演奏となってしまった。どうしても公務員オケには茶目っ気のある演奏というのは無理なのかと感じさせられる。

 しかし中盤以降はN響の持ち味であるアンサンブルの正確さや音色の美しさなどが前面に出て、まとまりのある聴き応えのある演奏になってきた。特に児童合唱も加わってのクライマックスはなかなかに感動的な盛り上がりとなった。

 後半もその調子で展開し、艶のある弦楽器などを中心になかなかに聴かせる演奏となり、トータルとしては満足度の高い内容となった。フェドセーエフ健在というところか。

 なお初めて聴いた全曲版くるみ割人形だが、思いの外ドラマチックで面白い曲だと感じた。白鳥の湖などとも共通するようなフレーズがいくつか聞こえたが、やはりコンサート形式で聴くと映画音楽のような印象になる。非常にドラマチックなコンサートであった。
 フェドセーエフもかなりの高齢なので心配であったが、足取りはやや怪しげなところはあるが、まだしっかりと立ち上がっての指揮を行っており、その健在ぶりに安心した。これは是非ともまたTSOなどの手兵を率いての来日を願いたいところ。やはりその方がフェドセーエフ自身の色ももっとしっかり出るだろうと思われる。

 

上野の回転寿司屋で夕食

 コンサートを終えるとホテルに戻るが、その前に夕食は摂っておきたい。となれば上野に立ち寄りか。気分的にはそんなに重いものを食べる気もしないので、寿司屋「廻転寿司三浦三崎港」に立ち寄る。

f:id:ksagi:20191006170704j:plain

上野の三浦三崎港

 まぐろが売りの寿司屋らしくマグロのメニューは多いが、その逆にその他のメニューはいささか貧弱。マグロ以外にタイやカンパチなども含めて数皿頂く。悪くはないが特別に安いというわけでもない。マグロをガッツリ食べたい者なら良いが、私のようにマグロを食べ過ぎると胃がもたれるという者には向かないか。

f:id:ksagi:20191006170800j:plain
f:id:ksagi:20191006170803j:plain
適当に寿司をつまむ
f:id:ksagi:20191006170823j:plain
f:id:ksagi:20191006170827j:plain
この店はやはりマグロが中心

 夕食を終えるとホテルに戻ると23時頃。急いで入浴すると明日に備えて就寝。明日は急いで京都に戻ることになる。