徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

びわ湖ホール名曲コンサート&「斉白石」at 京都国立博物館

 翌朝は7時まで爆睡。朝からやや体が重い。今日は15時からのびわ湖ホールでの日本センチュリーのコンサートに行くのが一番の予定だが、その前に京都国立博物館に寄っていくつもり。

 レストランで昼食を済ませると、シャワーでしっかりと体を温めておく。ホテルを出たのは11時前だが、京都は雪がぱらついている非常に寒い天候。

 博物館までの移動だが四条からバスで移動することにする。しかしこのバスが大混雑。内部は押し合いへし合いのとんでもない状況である。インバウンドがどうこうなんて言っているが、京都は既に観光客でパンク状態。これでは観光客も良い印象を持つまい。もっと根本的なところを何とかする必要があるが、それが間に合っていない状況。もっとも根本的な対策は何も打たずに、統計数値などを操作して表面だけ誤魔化すのは今の政権の得意技であるのだが。

 バスの混雑は祇園辺りまではドンドンひどくなっていく状況。とてもこれ以上乗れそうにないバスにさらに乗り込んでくる。押し合いへし合いの車内がようやく正常化したのは清水道を過ぎてから。乗り降りの度にかなりの時間をロスしながらバスは東山七条に到着する。

 

「中国近代絵画の巨匠 斉白石」京都国立博物館で3/17まで

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 いわゆる典型的な文人画。圧倒的な技術で魅せるタイプではなく、自由で伸びやかな描線に魅力があるタイプ。作者自体は戦乱の多き近代中国の激動時代をくぐり抜けてきたのであるが、その画面から感じられるのは長閑で楽しげな空気。それは平和に対する憧れのようなものも秘めていたのであろうか。


 展覧会の見学を終えると京都駅までバスで移動(このバスもかなりの混雑)。京都駅周辺で昼食を摂るための飲食店を探してウロウロするが、いずこも大行列。いい加減嫌になってくる。やはり京都はとんでもない。最近は正直なところ、来る度にこの町が嫌いになってくる気がする。

 京都駅の北側は全滅、京都駅ビルも駄目、京都駅南側も駄目ということで、結局たどり着いたのは京都駅南のアバンティの地下。ここの「杵屋」で昼食を摂ることにする。栄養的に超炭水化物なので健康には悪そう。

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結局昼食は杵屋のうどん

 結局は昼食を摂る店を求めて1時間近くうろついていたことになる。無駄に疲れてしまった。昼食を終えるとホールに移動する。

 ホールには結構な観客が来ている。ザッと見渡したところ入りは8割というところか。少なくともザ・シンフォニーホールでの定期演奏会よりは入っている。

 

びわ湖ホール名曲コンサート 華麗なるオーケストラの世界 vol.1

指 揮:阪 哲朗

ピアノ:久末 航

管弦楽:日本センチュリー交響楽団

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番

ドヴォルジャーク:交響曲 第8番 ほか

 なんとも変化の大きい指揮である。かなりロマンティックに盛り上げる。ドボルザークの田園交響曲という呼び名もあるドボ八が、彼にかかるとやけにおどろおどろしい劇的な曲に聞こえてくる。どことなく表現がオペラ的だなと感じていたが、どうやら元々オペラ畑出身の指揮者らしい。そう言われれば納得。曲の表現が感情描写的で良くいえば劇的、悪く言えば過剰演出である。正直なところ下品になるスレスレのところ。これはこれで面白くはあるが、違和感もかなり強いものがあった。

 ピアノの久末はテクニックが光った。見た目は華奢で神経質に見える若者なのだが、そこから出てくる音楽は力強く激しいものであった。なかなか堂々たる演奏ぶりで今後に期待できる。


 これで今回の全予定が終了。臨時バスでJR大津まで移動すると帰宅の途についたのである。