この週末は関西のコンサートのはしご。金曜日の大阪での仕事を終えると、まずは荷物を置くために新今宮のホテルに向かう。今回の宿泊ホテルはサンプラザ2。よく使っているサンプラザ2ANNEXの系列ホテルである。
ホテルに荷物を置くと直ちに外出、ザ・シンフォニーホールへ向かう。今日はここで開催される大阪交響楽団のコンサートを聴きに行く予定。福島に到着した時にはもう18時半。開演までに時間がないので、夕食はコンサート後ということにしてローソンで肉まんを購入して腹に入れておく。
大阪交響楽団 第227回定期演奏会
[指揮]沼尻竜典
[管弦楽]大阪交響楽団
ハイドン:交響曲 第101番 ニ長調 Hob.Ⅰ-101「時計」
ブルッフ:交響曲 第3番 ホ長調 op.51
沼尻の指揮は非常にメリハリが強くて躍動感のあるものである。おかげでかなりドラマチックなハイドンになっている。古典派よりもロマン派のように聞こえる。変化が大きく、おかげで退屈のしない演奏となっている。
ブルッフも同様のスタンス。曲自体は構成の甘さなどの弱点を抱えているが、これを躍動感のある演奏によってカバーし、シューマンの交響曲のように聞こえる。なかなかに壮大な演奏である。
しかし問題は大阪交響楽団の技倆。弦のアンサンブルが甘いせいで音色が濁るし、管はすぐに音が割れる。全体的に音が汚いのである。そのせいで沼尻の意図が完全には成功していない。その辺りが聞いていて歯がゆさを感じずにはいられなかった。
うーん、やっぱり大阪交響楽団だな・・・というところ。やはりこのオケは技術的な問題が大きい。経営がしんどいという噂もあるが、今日はロビーでかなり熱心に会員の勧誘をしていた。私も今日は仕事のついでのせいで正装をしていたからか声をかけられた。少々しつこかったので正直迷惑。
軽めの曲が二曲だったので、ホールを出た時にはまだ20時半過ぎだった。そこで新今宮に戻るとジャンジャン横丁に夕食を摂りに行くことにする。21時に閉まる店が多いので、22時閉店の店を探す。結局入店したのは「だるま」。串カツを数本軽く腹に入れる。
串カツを軽く食べただけでは何となく腹の据わりが悪い。そこで隣の「松屋」で「かけうどん」を頂く。シンプルで安くて美味い。何しろこれで160円である。なんかホッとする懐かしい味。
腹が治まったところでホテルに戻る。明日もまた予定がある・・・。