徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

レオパレスの安普請

 レオパレスが建築基準法を満たしていないアパートを施工していたとして調査が進められているが、まだ全物件の半数ほどしか調査が済んでいないにも関わらず、1万4599棟も不備があったそうな。何と不備率は調査対象の内の7割というのだから、この事件、どこまで影響が広がるやら予想できない。

www.asahi.com

 そもそも会社名も悪い。レオパレスって・・・レオの宮殿ですか? 何よりも先に会社名をレオキャビンに変えた方が良い。小屋だったら防火壁なんてなくても仕方ないかということで誤魔化せるかも。

 これは冗談として、この会社は冗談で済まないかなりたちの悪いことをしているから問題である。

 そもそもレオパレスはこの件が持ち上がる前に、賃貸アパートのサブリース契約を一方的に解除したことで問題になっていた。「建築したアパートは丸ごと借り上げて家賃収入は保証します」と言ってアパート建築させていたのに、突然に一方的に家賃を大幅に下げたり、契約そのものを解除してしまったりしたらしい。結局オーナー達は、家賃収入は入らない、建築費のローンは払い続けるという羽目に陥ったとか。

 要はレオパレスはアパート経営をオーナーに持ちかけて、安普請のアパートを高値でふっかけて建築させるというビジネスモデル(ほとんど詐欺と言って良いと思われる)で儲けていたということだろう。建築において手を抜ける限り手を抜きまくっていたんだろうということが覗える。建築基準法を満たしていないということが発覚する前でも、同業者のベンダーなどによると「レオパレスの建築費は明らかに割高」と言われていたのに、見えないところでさらに手を抜きまくっていたわけだから、「一体どんだけ安普請やねん!」と言いたくなる。

biz-journal.jp

 これを告発した「ガイアの夜明け」の放送回を私はたまたま見てたんだが、これは大問題になるぞと思っていたらまもなくこの騒動になって「やっぱりな」という印象。

 一連のゴタゴタでレオパレスの株価は暴落中と聞いたが、これだけのことをしでかした以上、もうこの会社は保たないだろうというのが私の予測。副業で失敗したとかでなく、何しろ会社の利益獲得法の根幹に関わっているだけに。もっとも経営者が安倍のお友達か何かだったら、被害者保護を口実にして突然に公的資金で救済なんてこともあり得るが。

 不良物件に住んでいた人たちもいきなり引っ越しとかになって大変だったらしいが、一番の被害者は安普請のアパートを高値で押し付けられたオーナーだろう。老後の生活設計なんかが狂った人もいると聞く。このまま会社がこけたら賠償も何もなしで終わりである。こういう時には「自己責任」という言葉が都合良く使われるから。