徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

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白鷺館アニメ棟

ネーメ・ヤルヴィ指揮N響&東京地区美術館巡り(「クリムト展」etc)

 今回は東京までN響のコンサートを聴きに行くことにした。と言うのも親父ヤルヴィことネーメ・ヤルヴィが来日するとのことから。息子ヤルヴィことパーヴォ・ヤルヴィがN響の主席指揮者をしているのでその縁だろう。ネーメの指揮は私がまだ大学生だった頃にエーテボリ交響楽団を聴きに行ったことがあるが、いたく感動した記憶がある。そこで今回は是非とも聴いておきたいと思った次第。ネーメの公演となれば、あえて有給休暇を取ってでも行くべき価値はあるだろう。

 

 公演は木曜日の夜だが、東京地区では今は展覧会も多数あることだし、水曜の仕事終了後に東京に移動して宿泊することにする。宿泊先は例によって南千住だが、定宿のホテルNEO東京が改装中で閉鎖しているので、今回利用したのはホテル丸忠CENTRO。いつも前を通過していたホテルである。宿泊料金としてはNEO東京よりやや高く、部屋の狭さはどっこいどっこい(こちらの方が少し狭いように思う)。風呂トイレ共同はお約束だが、男性専用ホテルでないので風呂が交代制で入浴時間が限られてしまうのが難点。

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ホテル丸忠CENTRO

 入浴時間は23時からなので、とりあえずそれまで部屋でゴロゴロしてから大浴場へ。仕事の後に長時間の新幹線移動でとにかく体のあちこちがガタガタなので、体をよくほぐしておく。

 入浴を済ませるとすぐに就寝。今日は疲れている。

 


 翌朝は7時半ぐらいに目が覚める。セットした目覚ましは鳴っていなかったのに自動的に目が覚めたようだ。恐るべきサラリーマンの習性。

 起床すると着替えてから外出。今日は東京地区美術館巡りをしてから19時からN響のコンサートというスケジュール。まずは上野地区に向かうつもりだが、その前に朝食を摂っておきたい。南千住の喫茶店「ミューズ」に入店して「ハムエッグセット」を頂く。オーソドックスな喫茶店モーニング。最近はこういうモーニングを出す店は意外と減ってきた。と言うか、喫茶店の存在自体が減ってきているように思う。みんなスタバやドトールに食われてしまったのだろう。街角にある書店がアマゾンの影響で絶滅寸前だが、街角の喫茶店というのも絶滅危惧種になりつつあるのを感じる。

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地下鉄日比谷線南千住駅ちかくの喫茶ミューズ

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これが今日の朝食

 朝食を終えるとまずは上野地区に移動する。上野では現在、東京都美術館で「クリムト展」が国立博物館で「東寺展」(これは以前に見学済み)と「日本美術名品展」が開催されている。とりあえず上野駅でチケットを購入するが、窓口にやけに行列が出来ているのに不吉な予感がする。概してここに行列が出来ている時というのは、現地が大行列の時である。

 まずは近場の東京都美術館の方を訪問する。すると予感が的中したことが明らかとなる。既に2~300人程度の大行列。直に開館時刻なのでこの行列に続いてゾロゾロと入場するが、チケットを持っていない者は入場してからもう一度行列である。それにしても今日は平日だというのに、東京には暇人が多いのか?

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東京都美術館の前はとんでもないことに

 

「クリムト展 ウィーンと日本1900」東京都美術館で7/10まで

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 19世紀末ウィーンの退廃的な空気を端的に伝えると言われるクリムトの作品を大量に展示した展覧会である。

 金工師の家庭に生まれたクリムトは、工芸学校に入学してここで美術を習う。その後は弟のエルンストや同窓のマッチュと共同で劇場装飾などの美術作品の請負製作などをしていたようである。

 クリムトの初期の作品が展示されているが、初期の作品はやや古典的なカッチリとした絵画が中心。工芸学校での教育が反映されているのだろう。ただ既にこの頃から肖像画などにはどことなく淡くて儚げな雰囲気があるのは後のクリムトの作品を連想させる。

 この3人での共同製作は1982年にエルンストが死去したことで解消してしまうのだが、その後のクリムトは保守的な画壇を嫌ってウィーン分離派の運動に参加することになる。これからのクリムトの作品が一般によくイメージされるキンキラキンで退廃的な絵画となっていく。

 展示の中で圧巻は分離派会館の壁画として制作された「ベートーヴェン・フリーズ」の復元である。怪しげで退廃的で、しかしそれでいて妙な荘厳さも感じさせる独特のインパクトの強い作品であり、これが当時に物議を醸したであろうことは想像に難くない。とにかく一度見ると脳裏に焼き付いてしまうタイプの作品である。

 なおクリムトは生涯独身で通したらしいが、子供は14人もいたとか。絵画のモデルとなった女性達と華麗な女性関係があったらしい。彼自身が「女性の絵画しか描く気がしない」という類いの言葉を残しているらしいが、確かに肖像画の大半は女性のもので、作品のモチーフも女性が多い。彼自身「女性を最も美しく描く画家」とも言われており(同様の称号はミュシャにもある)、確かに甘美で魅力的な女性像を描く画家であるが、そこに常に儚さがつきまとっているのがこの画家の心理的な反映なのだろう。

 またクリムトと言えば金箔を使用したキンキラキンの絵画というイメージもあるが、これはジャポニズムの影響があるらしい。展示作の中にも額縁に和風のイメージを施した作品もあり、当時のジャポニズムの影響の大きさが垣間見られて面白かった。

 なおクリムトの風景画も展示されていたが、これらなどは技法的には明らかに印象派であり、そういう点では絵画の技法としては意外と前衛に突っ走っていなかったんだなということも感じられた。こういう妙なアンバランスさも彼の特徴であるのだろう。


 入場前は大行列だったが、入場してからは客がばらけたのと、私は画家の写真の類いなんかは興味がないのでザッと飛ばしたことなどから、意外に客の少ない環境でじっくりと作品を鑑賞することが出来た。ただ私が会場を出る頃には場内は既にかなりの混雑になっていたようである。

 東京都美術館を後にすると国立博物館へ向かうが。こちらは既に入口前から大混雑のとんでもないことになっており、係員が「50分待ちです」と叫んでいる。「しまった! 来る順番を間違えたか」と思ったが、50分待ちというのは「東寺展」の方であり、「日本美術名品展」の方は入口ゲートさえ潜れば待ち時間がない状態だった。

 

「美を紡ぐ 日本美術の名品-雪舟、永徳から光琳、北斎まで-」東京国立博物館で6/2まで

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 皇室ゆかりの名品を展示するプロジェクトによる展覧会。

 目玉と言って良いのは狩野永徳の唐獅子図屏風。永徳の手になる右隻に後に狩野常信が左隻を加えている。永徳の手になる唐獅子は揺るぎない構図の中に力強さが漲るのに対し、常信の唐獅子には軽やかさが見られる。なお永徳の作品は障壁画だったものを屏風にし直したものと言われているが、屏風の折れを意識した常信の作品に対し、永徳の方にそのような風は微塵も見られないところから、確かに元々平面画面の作品であったことが覗える。

 続いて展示されている檜図屏風も永徳の手になるものであるが、非常にダイナミックでかつ装飾的な作品であり、まさに後の狩野派のお手本とも言えるような作品。装飾的な構成の中に独特のリズムが見られており、同様のリズムはずっと大人しい作品である四季草花図屏風の方にも見られる。このリズムが自然にこちらの視線を誘導するようになっており、非常に巧みな仕掛けである。

 これ以外にも雪舟の「秋冬山水図」や長沢芦雪の「花鳥遊漁図」などそれこそ教科書にも出てくる類いの名品が多数。また仁清の精緻な茶壺など終始圧倒されるような作品群を堪能できたのである。

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私が会場を出た時には「東寺展」の方はこの状況

 

昼食は黒船亭で

 これで上野での予定は終了したので次の目的地への移動だが、その前に昼食を摂っておきたい。何を食べるか考えたが、洋食をガッツリ食べたい気分。そこで「黒船亭」を訪問することにする。

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黒船亭はビルの4階

 私が到着したのは開店の3分前。しかし既に店の前には行列が。しかし辛うじて開店と同時に入店できる。私が入店した後も客は次々と現れて、表には入店待ちの行列。相変わらずの人気のようだ。私はランチメニューから「ロールキャベツのランチ(2700円)」を注文する。

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人参のポタージュ

 人参のポタージュスープから始まってのコース。ロールキャベツを見た時は「グラタン?」と疑問を感じたが、どうやらチーズを乗せているようだ。キャベツだけだとボリュームが不足になりがちだが、それを補う工夫だろう。これがなかなかに合っており美味い。

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メインのロールキャベツはチーズを乗せてある

 メインを堪能して最後はデザート。これがまた美味い。この日は昼食を堪能した。

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ここはデザートも美味い

 昼食を終えると国立新美術館を目指す。湯島まで歩いてそこから地下鉄で移動。湯島周辺は初めて来たところだが、何となくピンとくるところがあるのでまた機会があったら散策してみたい。

 しかしそれにしても暑い。街中をウロウロしていたら目眩がしてくる。脱水にならないように定期的に麦茶を摂取しているが、それでも何となく体が脱水気味である。かといって飲み過ぎると今度は腹を壊すし。乃木坂に到着した頃にはかなり消耗していた。

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国立新美術館

 

「ウィーン・モダン クリムト、シーレ世紀末への道」国立新美術館で8/5まで

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 19世紀末~20世紀のウィーンは大規模な都市改造によって近代的都市へと急激に変貌を遂げると共に、その文化においてもウィーン分離派の登場など急進的な変化が発生していくことになる。そのようなウィーンの世紀末を象徴する芸術作品等を展示。

 展覧会の構成としては前半は1850年代のウィーンの都市改造(それまであった城壁を撤去して市域を広げると共に、環状道路を設けたり新たな公共建築を建設したりする)の話から始まる。ここでは万博の話が出てきたり、建築の話題が出てきたりなどである。

 クリムト等の絵画が登場するのはその後だが、正直なところクリムトの作品自体の展示数は多くはない。それよりは同時代の画家たちの作品が多数展示されており、この時代のウィーンの美術潮流を伝えることになる。またかつてクリムトと共同製作を行っていたが、後に芸術的路線は異なる道を進むことになったマッチュの作品なども展示されている。

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クリムトの作品はこれが目玉

 終盤は20世紀に入ってその後の展開となり、ここで登場するのがエゴン・シーレ。彼の作品については結構展示されているが、非常にあくが強くて明らかに好き嫌いの分かれる作品。ちなみに私個人は彼の作品はあまり好きではない。

 ウィーンの都市改造も含めた当時の時代の空気を実感できる展覧会。クリムトなどが登場した時代背景を理解するのには最適だが、作品自体は特に印象に残るものはなし。


 次の美術館はここから歩いた先。この灼熱地獄の中だとこの距離がツラい。

 

「information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美」サントリー美術館で6/2まで

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 サントリー美術館が所蔵する名品を異なったアプローチで鑑賞しようという企画。コースは白コースと黒コースに分かれており、白コースの方は詳細な作品解説と共に普通に作品を見ていくいつものパターン。多分これが左脳アプローチと言いたいんだろう。

 これに対して黒コースの方はちょっとひねったアプローチで、例えば作品をいつもと違った角度(例えば真下からとか)から見てみたり、作品から触発されたらしい直感的イメージを並列されていたりなど様々な仕掛けを施してある。これが右脳アプローチと言いたいのだろう。

 ここでネタばらしをするのは無粋に過ぎるので詳細は省くが、私としては一番面白かったのは尾形乾山の器の中に入ることか。


 美術館の見学を終えたところでグッタリと疲れが出る。暑さの問題だけでなく、既に1万歩を軽く越えるだけ歩いている。体力が限界に近づいているようだ。少し休憩を取りたいので「加賀麩不室屋」に入店して「季節のあんみつ」を注文する。

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抹茶のあんみつ

 抹茶のあんみつが心地よい。そしてもっちりした生麩の風味が素晴らしい。

 次は渋谷へ移動する。目的地はBunkamura。

 

「印象派への旅 海運王の夢」Bunkamuraで6/30まで

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 工業化が進展して発展著しい20世紀初頭のスコットランドのグラスゴーで、海運業で財をなしたウィリアム・バレルが個人的に蒐集した絵画作品を展示。

 バレルのコレクションは地元スコットランドの画家から始まって、フランス印象派の作品へと広がっていった。彼のコレクションの中心は初期印象派の作品であり、特にドガにはかなり傾倒したらしい。なお後期印象派などの前衛には見向きもしなかったそうで、そういうところには個人コレクションらしい一貫性が見られている。また蒐集した作品も家庭の風景を描いたものとか、彼にとっては馴染みのある海などを描いたものといった親しみやすいものが中心で、厳しいビジネスの世界で疲れた彼が心の癒やしとして絵画を眺めていただろうことも覗える。

 なおバレルのこのコレクションは、自らのコレクションをより多くの人に見てもらいたいというバレルの意志によりグラスゴーに寄贈されたらしいが、その際には「作品の保護のために空気の綺麗な郊外に展示室を作ること」(当時は大気汚染がかなり問題となっていた)などが条件付けられていたとか。なお「作品をイギリスから持ち出さないこと」という条件もつけられていたらしいが、こちらは美術館改装工事費用捻出のために今回の巡回展が実現したとか。

 ドガの踊り子の作品が本展の目玉とされているが、実のところ大人しめの小品がコレクションに多いので、正直なところ「これは!」と目を剥くような作品はない。ただそれでもホッとするような秀品が中心であり、日本では目にすることが難しい貴重な作品であるということを考えつつ楽しむがよしである。

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クールベ「マドモワゼル・オーブ・ドゥ・ラ・オルド」

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ブータン「ドーヴィル、波止場」

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シダネル「月明かりの入り江」

 現在の時刻は4時半ぐらい。コンサートは7時からなのでまだ時間がある。どうしようかと思っていた時に東京庭園美術館で「キスリング展」が開催されているとのポスターが目に入る。調べたところ閉館時刻は6時。そこで急遽これを見に行くことにする。

 庭園美術館は10年以上昔に一度訪問したことがあるだけ。その時はキャリーを引っ張りながらかなり歩いた記憶がある。改めて目黒駅から歩いてみると、確かに結構嫌な距離がある。なお一角は東京の中心と思えないほどの緑溢れる地であるが、この美術館自体が旧朝香宮邸とのことで建物自体も文化財である。

 

「キスリング展 エコール・ド・パリの夢」東京都庭園美術館で7/7まで

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 エコール・ド・パリを代表し、陶器の肌とも言われる独特の色彩表現の女性像等で有名なキスリングの作品を展示した展覧会。

 本展ではキスリングがその「陶器の肌」を確立する前の時代の作品から展示されている。当初は比較的地味目の色彩の絵画を描いていたのだが、次第にそのカラリストぶりを発揮して色彩の爆発に近い絵画を確立していく。そのカラリストぶりについては肖像画よりも花などを描いた静物画によく現れている。その鮮烈な色彩は一瞬で視線を捕らえて放さないところがある。

 肖像画についてはだんだんと単純化、平面化が進んでいくことが感じられる。あまりにパターン化しているという批判もあるそうだが、単純化されている割には妙に生々しいのが彼の肖像の特徴であり、特に女性を描いた時のラインの艶めかしさは彼独自のものであると言える。独特の光沢ある色彩と共に、とにかく唯一無二の彼の特徴をなしている。

 なかなかに展示数も多く、キスリング作品が好きな私としてはかなり堪能できる展覧会であった。巷ではさして話題になっていない感があるが、これは訪問するべき展覧会。

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旧朝香宮邸次の間の香水塔はいかにもアール・デコ様式

 もう既に6時前。サントリーホールに移動することにする。白銀台駅から六本木一丁目まではすぐだが、駅まで結構歩く必要があったので六本木一丁目に到着した時には既に開場時刻。夕食を摂っている暇がないのでそのままホールへ直行する。

NHK交響楽団 第1914回定期演奏会

指揮:ネーメ・ヤルヴィ
オルガン:鈴木優人

イベール/モーツァルトへのオマージュ
フランク/交響曲 ニ短調
サン・サーンス/交響曲 第3番 ハ短調 作品78

 一曲目は肩慣らし的にサラッと流れた印象であるが、二曲目のフランクからネーメ独特の表現が炸裂する。驚くのはそのテンポの速さであるが、とにかく重くならないように軽快に軽快にと曲を進めていく。これがフランス風味のウィットと言うべきものだろうか。先日の京都市響でのカーチュン・ウォンによるブルックナー的アプローチとは対称的である。二楽章以降も謳わせはするが、過度に甘くなりすぎずあくまで軽妙にというところ。

 後半のサン=サーンスになるとさらにギアを入れてきたのが明らか。こちらは初っ端からなかなかに緊張感のある演奏。フランス的な音色の鮮やかさがあり、ドッシリと構えた演奏であるが躍動感に溢れるものであった。ラストのオルガンを加えてのサウンドスペクタルの見事さはさすがにネーメらしきもの。かなり堪能できた。

 さすがの名演。わざわざ東京まで出張ってきた価値を感じさせるものであった。さすがに老巨匠は作品のツボを心得ている。並みの指揮者なら言うことを聞かないなどと言われている難しいN響をキチンと手中に収めていたのは流石。

南千住の居酒屋で遅めの夕食を

 この日のコンサートを満足して終えると、南千住に戻るが夕食がまだであるのでこの界隈で夕食を摂ることにする。入店したのは「手作り居酒屋いわさわ」。コーラを飲みながら「ジャンボチキンカツ」「活アジのたたき」「本マグロ丼」をつまむ。アジのたたきがなかなかにうまい。生け簀から調理したらしくエラがパクパクしているという「動物虐待だ」と欧米人に騒がれそうな代物(笑)。ただ計算違いはチキンカツが予想以上にボリュームがあったこと。結局はカツをガツガツと食べることになり、本マグロ丼はご飯を半分方残すことに。次来る時は刺身を中心にしよう。

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いわさわ

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ボリュームあるチキンカツ

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新鮮なアジのたたき

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本マグロ丼

 夕食を終えるとホテルに戻る。23時に入浴すると翌日に備えて就寝する。とにかく今日は1日で2万歩以上歩いているので以上に疲れた。美術館巡りは最後は体力勝負になってしまう。