徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

関西フィル定期演奏会 日本人作曲家シリーズ

 今日は関西フィルの定期演奏会。仕事を終えると大阪に移動して、ホールに向かう途中で夕食を摂る。立ち寄ったのは「福島やまがそば」「鴨ざるそば」におにぎりをつける。

f:id:ksagi:20190616205655j:plain

福島やまがそば

 特別なところはないが普通に美味いそばである。そばを食べたいと思った時に普通に思いつくタイプのそばである。これでもう少しボリュームがあれば文句ないが。

f:id:ksagi:20190616205643j:plain

鴨ざるにおにぎりをつけた

 食事を終えるとホールに移動。生憎の雨がぱらつき始めたせいか、日本人作曲家ばかりというマイナープログラムのせいか、ホールの入りは今ひとつ(後者の理由の方が大きい気がするが)で、会員席にも空席が結構ある。

関西フィルハーモニー管弦楽団 第302回定期演奏会

[指揮]鈴木優人
[ピアノ]小菅 優
[管弦楽]関西フィルハーモニー管弦楽団

黛敏郎:シンフォニック・ムード
矢代秋雄:ピアノ協奏曲
芥川也寸志:交響曲 第1番

 黛の曲はかなり喧しい曲であるが、良く聞いていると日本の祭りを思わせるようなリズムと旋律がある。これに対して八代の曲はフランス的な響きがあるのだが、これは彼が黛と違ってフランスでみっちりと作曲を学んできたという経歴とも関係があると思われる。一方芥川の曲は一種の泥臭さのようなものがあるが、ある意味ロシア的な印象を受ける。どうもこの辺りの曲調の違いは、黛はバリバリの右翼で、これに対して芥川は左翼というのも影響はしているように感じられる。

 日頃聞いたことがない曲で、しかもなかなかの難曲揃いだったと思われるが、関西フィルの演奏は実に冴えがある見事なものであった。また小菅のピアノ演奏はさすがというか、技術・表現力共に申し分のない演奏であり、耳馴染みのない曲にもかかわらずなかなかに魅力的に聞かせることに成功していた。さらに鈴木とは気心が知れているらしく、アンコールでは二人で連弾する場面も。さすがに演奏でも息が合っていた。

 曲的には面白いかどうかは微妙なところだったが、今日の関西フィルの演奏は実に良く出来ているなと感心した。指揮者との相性もなかなか良さそうである。おかげで私の予想よりはかなり楽しめたのである(実は私も他の予定がなかったら本公演はパスしてたかもしれなかった)。


 コンサートを終えると新今宮に移動。この週末もここを拠点にしてこの辺りを駆け回ることになる予定。ホテルに到着した時にはもう既に夜も遅かったので部屋に入るとすぐに就寝である。