徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

関西フィルハーモニー管弦楽団 第305回定期演奏会

 今日は関西フィルの定期演奏会を聴きに大阪まで出向いた。仕事を終えると大阪に直行。夕食は「福島やまがそば」「そば定食」で済ませる。どうも最近は体調が今ひとつのせいか、あっさり目のものを摂ることが多くなった。こういうそばとおにぎりの組み合わせというのが、今の私にはありがたい。ここのそばは麺も出汁もなかなかに私好み。

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福島やまがそば

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そば定食を頂く

 夕食を終えるとザ・シンフォニーホールへ直行する。昨日まではやけに暑かったのに、今日は空気がひんやりとしている。ホールには既に大勢が押しかけており、間もなく入場となる。プログラムがマイナーなせいか、会員席には空きがあるのに、当日券は大盛況で補助席まで出ているという奇妙な状態。カメラが入っていたようなので、いずれ「エンター・ザ・ミュージック」で放送されるのだろう。

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ホール前には人混みが

 

関西フィルハーモニー管弦楽団 第305回定期演奏会

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[指揮]藤岡幸夫
[ヴァイオリン]神尾真由子

ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲
ハチャトゥリアン:交響曲 第2番 ホ短調 「鐘」

 今回は二曲とも珍曲の類いに入ると思われる。正直なところ、曲の出来としては「?」の部分もあるが、たまには変わったプログラムも面白いところ。もっともこういうプログラムは集客を考えると定期でないとなかなかやりにくいだろう。

 一曲目のウォルトンは現代曲というほど奇々怪々な曲ではなく、キチンとメロディラインはある曲。この曲については神尾の演奏に尽きる。この曲がかなりの難曲であることは少し聞いただけでも分かるが、神尾のテクはそんなことは全く問題とせず、軽々と弾きこなしてしまう。正直なところ今ひとつよく分からない曲ではあったのだが、神尾のヴァイオリンに圧倒されている内に終わってしまった。

 二曲目のハチャトゥリアンはとにかく轟音で派手派手な曲。藤岡のプレトークでもあったが、やたらに不協和音が炸裂するのでややうるさいという印象の曲。さらには長大である。藤岡が「いかにしてお客さんを寝かせないように演奏するか」と言っていたが、それも分かるようなとりとめのない曲想である。

 ここで藤岡率いる関フィルは今まで経験したことのないような爆音でエネルギッシュな演奏を展開した。ただし関フィルの密度の高い弦という持ち味はそのまま生きており、爆音になりつつも決して雑にはならなかった。藤岡の力溢れる指揮は関フィルから良い意味でエネルギーを引き出したと感じる。長丁場であったが、最後まで退屈することなく楽しめた。とりあえず藤岡が意図していた目標は達成していたようである。


 コンサートを終えるとゾロゾロと大阪駅に帰る人混みが。大阪駅前はずっと工事中であるが、帰りのルートが急に通行止めになっていて大回りさせられることに。また臨時の道路を付け替えるのだろうか? さあ、明日もまた仕事だ・・・。