徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

「婦人画報と京都」展を見学してから京都で宿泊

 大津から京都まで戻ってくると夕食にしたいところだが、その前にまだ立ち寄るところがある。私が立ち寄ったのは京都で一番嫌いな建物の中にある美術館。

「婦人画報と京都 つなぎ、つたえる「人」と「家」」 美術館「えき」KYOTOで1/20まで

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 創刊以来115年間続いてきた「婦人画報」であるが、本誌では日本の伝統的な茶道、華道、工芸、芸能などを伝えてきた。その中で京都の13家にゆかりの逸品を紹介する展覧会。

 展示品は日本画上村家の松園、松篁の作品、志村家の志村ふくみの染め物、歌道の冷泉家に伝わる百人一首、樂家の茶碗、千家の茶道具などといった類の展示物。とにかく格調の高さを感じるが、ジャンルがバラバラなので興味が湧くものからあまり興味のないものまで様々。日本画は私の興味ジャンルではあるのだが、残念ながら今回展示された松園らの作品はいずれも松伯美術館所蔵品で非常に見慣れた作品。結果的には一番興味が湧いたのは樂家の茶碗か。12代~16代までの歴代吉左衛門の茶碗が展示されていたが、やや保守的に見える12代に創意が垣間見える13代、そして一番奔放な印象の15代、原点回帰した感のある16代とそれぞれの個性が滲んでいて興味深かった。

 会場内にはもろにアール・ヌーヴォーの洗礼を受けた創刊号の表紙(この時代は「明星」とか日本のすべての雑誌がミュシャ調だった)から、表には歴代の有名女優などを用いた表紙が展示されており、これもなかなか感慨深い。今はかなり高齢となった往年の大女優の若々しい美しい姿なども拝むことができる。

 

京都駅ビルで夕食を摂る

 展覧会の後は夕食を摂りたい。このビルの11階のレストラン街をのぞくが、イメージしていた店はことごとく行列で、しかもどの店もとにかく高い。やはり京都という土地は美味いものを食べることはできるが、とにかく価格が高い。この辺りが大阪とは違うところ。ちなみに価格が高いのにまずい物しか食えないのが東京である。せめて「都路里」で一息つこうかと思えば、ここも大行列。そこで伊勢丹はあきらめて、キャリーを回収がてらに駅ビル南を探索。結局は地下鉄駅の手前まで移動したところにあった「京ダイニング八条」に入店して「ビフカツのランチ(1980円)」を注文する。

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駅ビルの一番東寄りにある

 今はやりのレアカツである。これは味が薄くて固いオージーを柔らかくいただこうという知恵。正直なところ、私は正しいビフカツはミディアムのものと考えている人間だが、これはこれで悪くない。

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レアカツのランチ

 

 夕食を終えると宿泊のために四条に移動する。ただホテルには直行せずに「星乃珈琲」でしばしマッタリ。

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スフレケーキと

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アイスコーヒーで一服

 

ホテルチェックインで宿泊

 休憩の後、ホテルに移動する。宿泊するのは私の京都での定宿「ホテルチェックイン四条烏丸」である。例によって窓のない狭い和室(このホテルで一番安い部屋である)。部屋は狭いのに不思議なことに洗濯機は標準装備

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非常に狭い部屋である

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しかしなぜか洗濯機は標準装備

 ホテルにチェックインするとしばしマッタリと休息してから大浴場へ入浴に。これがあるのがこのホテルの一番良いところで、だからこそ私の京都での定宿である。最近は体が冷えたのかあちこち具合が悪いのでよく温まっておく。

 風呂から上がると小腹茶漬けがあるようなのでレストランへ。夜食の永谷園である。小腹にちょうど良い量。

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小腹用永谷園

 こうしてこの夜は更けていくのである。