徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

A.I.C.O.Incarnation 第7話「突破」

転機を迎えるストーリー

 そろそろ作品に「転」になるべき部分が現れるべき頃合いですが、今回がそういう展開になってきたようです。

 前回に登場した追跡部隊は三つ巴の戦いになるのかと思っていたら、マターの攻撃の直撃を受けてあっさりと壊滅。三つ巴の前に、圧倒的に強大な敵の前で弱小同士がもめ事なんかしてたら、丸ごと殲滅されますというパターンの前にはまってしまった。隊長の小佐波さんは特別に悪い人というわけではなく、単に「職務に忠実な人」というだけですからお痛ましい限りです。ましてやそれに従っていた隊員の方々は。まあどんなときでも、こういう「職務に忠実な方々」というのが必ず捨て石にされるのですが。

 実際に客観的に状況を見れば神崎雄哉の方が圧倒的に不審者ですからね(笑)。彼女が言った「彼の何を信じて行動を共にしているのか」はあくまで客観的に見ればそっちの方が正論です(笑)。

 

新たに湧き上がってくる謎

 で、この時に現れたのはマターの中でも「人型」と言われている特殊な奴。そしてそれらがどうも伊佐津柚葉と連動しているようなことが匂わされており、それを黒瀬が「雄哉が全く予想していないファクター」と言って、危険視している様子から、今までマターについてはアイコとのリンクしか考慮していなかったということか。

 で、アイコたち一行は困難に立ち向かうことでチームとしての一体感が増し、またアイコも自ら銃座について戦う意志を示すという展開になるのだが、終盤に今まで隠していた秘密が暴露されることによって、それがチームへの大きな波乱になるという展開。まあこういう展開は当然どこかで持ってくるべき段取りで、それを乗り越えた時にさらにチームが一体として機能するという話になるんだろうってのはお約束。

 なお一つ良く分からんのは「二人ともスーツなしで」と言っているということは、このエリアにはスーツなしでいれば有害な毒物とか放射能とかの類いがあるということか? その辺りのことはここまでで説明あったっけ? あったとしても私は覚えていない。で、アイコがその中で生身でいられるというのが人工生体であるということが理由だとしたら、雄哉もやはり生身でいるわけであり、これはやはり雄哉も通常の人間ではないという意味になるんだろうか? だとしたら私の言っていた「雄哉は由良俊英の複製体か何か」という線が強いことになってくる。「説明しても理解できるわけがない」という上から目線な台詞なんかは、いかにも優秀な科学者にありそうな態度だし(笑)。もっとも柚葉の記憶らしき中に現れた由良は、そういう印象の人間ではなかったようだが。

 またマターに取り込まれたアイコが落下する時、グミがアイコを守るための行動らしきものをとったのも地味に注目。単なるマスコットかと思っていたが、実はもっと重要な役割を持つことになる可能性もあるかもしれない。

 話がいよいよ本格的に転がり始めてますが、まだ全貌がつかめませんね。それは雄哉が圧倒的に説明不足であることが原因(笑)。視聴者もそろそろ「お前、もう少し物事を説明しろよ」と思い始めている頃(笑)。だけどそれが終盤に向かって徐々に明かされていくってところがこの作品の肝でしょうから、彼も簡単にペラペラ喋るわけにもいかないのでしょう。次回辺りに「お前はどうしてそう何から何まで隠してるんだ!」と詰め寄るメンバーに対し、「それを明かすと監督が困る」と答える展開が・・・あるわけない(笑)。

     
まあ先が気になる人はこれを読めってことなんでしょうがね

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