十三の過去が明かされる重苦しい内容
今回は鉄朗が十三の力を解放しようとしたことがきっかけで、ひたすら十三の過去を語るという重苦しい内容。
十三は同じ仲間のガンスレイブユニット(どうも私は咄嗟にガンヘッドって言いそうになるんだが、それだと高島兄が出演したヘッポコ映画だな)を葬ったというようなことを今までに言っていたが、その状況が今回のものですか。まあ自分の仲間とも言えるような連中を騙し討ちにしたわけだから、こりゃ目覚めも悪いというか、うなされるような内容だな。十三もだから意図的に封印していたわけだな。
彼らは生きている兵器なわけだから、叛逆してメンテがされなくなったら、それだけで動作に問題が出てくるだろう。十三はメアリーにメンテしてもらっているようだが、それがなかったら彼もいずれは朽ち果ててたでしょう。
で、この時に十三は今まで何も選択せずにただ言われるままに殺戮を繰り返していたということを自覚したわけだ。この時も彼は何も考えずに命令に従ったわけだが、兵器だったと考えていた自分が実は人間であったということもこの時に痛感し、その結果としてどうやら暴走したようだ。
いよいよ大詰めに向かっている・・・んだろうけど
何かいろいろとオプションのようなものが飛び出してきたが、あの姿を見た途端に私は「最終兵器彼女?」なんて考えてしまったのだが、ああいうセンスが最近は多い。いたいけな少女と、むさいオッサンの違いはあるが、自分が背負ってしまった能力とそれからくる運命に翻弄されているところは同じである。
とにかく「暗いな」「重いな」ってのが今回の内容。こういう種明かし的な内容が出てくるということは大詰めが近いということか。鉄朗が十三の潜在能力を引き出し、十三はセブンをボコるという辺りまではお約束なんだろうが、その後はどう決着付ける? 後3~5話ぐらいで綺麗に決着付けられると思いにくいのだが・・・。
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