徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

倉吉に立ち寄ってからはわい温泉で宿泊

ハワイ?に飛ぶぞ

 さてこれで鳥取での予定は終えた。今日の宿泊地方面に向かうことにする。これから私が向かうのはハワイである。鳥取空港からJALでひとっ飛び・・・なんてベタなボケをかますが、実際に向かうのははわい温泉。東郷池脇の温泉地で、ここに行っては「ハワイ帰り」とボケるのは定番のオッサンギャグである。もっともそれが通用するのはアップダウンクイズの10問正解の商品が夢のハワイ旅行」だった時代の話で、今どきの若者からしたら、東京からはわい温泉に来るなら、格安航空機でハワイに飛ぶ方が手軽かもしれない。

 国道9号と山陰道を乗り継いではわいICまで。ここを降りるとはわい温泉はすぐそこだが、まだ時間が早すぎて旅館のチェックイン時刻にもなっていない。それまでどこかで時間をつぶす必要があるが、そのためのプランは考えている。倉吉に立ち寄ろう思っている。以前に倉吉に立ち寄った時は白壁土蔵地区を回っただけでそれ以外のところを回る気力及び体力がなく断念している。そこでここにある打吹城跡に立ち寄ってから、倉吉博物館でも見学しようという考え。

 しかし倉吉が近づいてくるにつれて打吹山らしき山が見えてくる。それを見た途端に私は当初プランを断念する。ここに登れるぐらいなら鳥取城本丸に登っている。全くこの辺りの城郭はなんでこんなに険しいところばかりなんだ。

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どう考えてもこの山を登れる体調ではない

 

倉吉で20世紀なしに親しむ

 急遽ブランの組み換え。ここで浮上したのは20世紀なし記念館にでも立ち寄ろうかという考え。この施設の存在は知っていたが、前回の訪問時にはこの施設は白壁土蔵地区よりかなり外れていたことから、そこまで歩いていく気にもならず(この時は列車とバスで訪問している)断念した記憶がある。

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20世紀なし記念館

 木製フレームを使用した巨大ガラスドームの斬新な建物の中に二十世紀なしを宣伝する「なしっこ館」がある。ただしそれに入場する前に、同じ施設内の食堂の「10割そば」という看板が目についたのでそちらに立ち寄る。実は昨日からそばを食いたい気分があったのである。

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木製フレームを使用している

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十割そば発見

 十割そばとのことだが、やや硬めのそばというだけで、それほどそばの風味を強烈には感じない。少しそばを冷やしすぎのような気がする。うーん、悪くはないが期待ほどではなかった。

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うーん、こんなものかな?

 

なしっこ館は意外に楽しめる

 そばを食った後はなしっこ館に入場する。内部は20世紀なしに纏わる歴史その他の展示があり、一回りするだけで鳥取と20世紀なしの歴史を学習することができる。またシアターなどもあり、そこでは中国から朝鮮半島を経由して日本になしが伝わった経緯を紹介する壮大な映像(シルクロードのようなイメージ、制作鳥取県と書いてあったが、NHKエンタープライズ辺りに投げたのではないかと推測)なども上映されている。また20世紀と最近の品種である「なつひめ」「新甘泉」の食べ比べなんてのもあり。20世紀を基本としつつ、最近の品種は甘みを増す方向に改良されていることを体感できる。これだけいろいろできて入場料300円は結構お得かも。なお梨を栽培している施設もあり、ちょうど500円で梨狩り体験できて、20世紀を3玉もらえるなんてのもあったが、さすがにここで20世紀をもらってもそれを持ったまま旅先をウロウロするつもりもないので、これは辞めた(しかしこれも結構お得だと思う)。

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世界の梨を紹介

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3種の梨の食べ比べができる

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裏手にあるナシ園で梨狩り体験ができる

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これは4種の梨を接ぎ木したもの

 なおここの施設内に鳥取県立美術館が2024年に開館するとのPRポスターが張られていた。鳥取は県立美術館が存在せず、県立博物館に美術展示が同居している状態なので、県立美術館の設置は賛成である。ここで宣伝がされているということは、倉吉に設置するのだろうか。そして県立博物館に同居している収蔵品を持ってくるんだろう。果たして鳥取県が美術館の目玉になるような作品を所有しているのかどうかだけが気になるが。

 

倉吉博物館に立ち寄ってからはわい温泉へ

 20世紀なしの見学をした後は倉吉博物館に立ち寄る。ここでは地元ゆかりということで前田寛治と中井金三の絵画を展示。私は以前より前田寛治の絵画については面白いと感じたことがないのだが、中井金三の絵画についてはなかなか興味が湧いた。最初は印象派的な絵画を描いていたようだが、そこから段々と簡略化された独特の風景画に発展している。雑に描いているように見えて意外に対象をとらえていて興味深かった。

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倉吉博物館

 これでもう17時ごろ。そろそろ旅館に向かうことにする。今回宿泊するのははわい温泉の鯉の湯。民宿である。倉吉からはすぐ。この近辺は三朝温泉もあるし、東郷池の南には東郷温泉もある。温泉には事欠かないようである。

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民宿鯉の湯

 鯉の湯は民宿とは言うものの、かなりキチンとした旅館である。部屋は洋室になっており、Wi-Fiも使用可能(ただし速度はあまり出ない)。部屋に冷蔵庫がないのが設備的には不満なところ。それとBSは映らないようだ。

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ベッドの洋室である

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デスクで作業も可

 

早速入浴するが・・・

 とりあえず入浴である。露天風呂はまだ湯を張っている最中らしいので内風呂の方に入浴する。しかし湯が熱い。概して山陰は熱い風呂が多いが、それにしても熱すぎなので水でかなりうめるがまだ熱い。なんか一気に目が覚めるような湯である。

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内風呂は熱湯CM状態

 しばし部屋に戻って原稿入力作業。30分ぐらいたったところでそろそろ良いかなと露天風呂をのぞきに行く。まだ湯が張り切れていないが入浴は可能なレベルであるので入浴する。こちらは内風呂と違って適温になっているので湯の性質がよくわかる。ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉で弱アルカリ泉らしい。源泉温度は56℃とのことだからやはり高温である。この湯をかけ流ししている。肌辺りとしては若干のぬるっと感はあるがそれはそう強くない。

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露天風呂はまだ若干湯が少ない

 

夕食は圧倒的物量戦だった

 風呂から上がって戻ってくるとまた原稿入力。そのうちに夕食の時間になるので食堂に向かう。並べられている料理を見たところで思わず唸る。海鮮系中心は予想通りだが、想定以上に品数が多い。

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この物量

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赤カレイの煮つけが抜群に美味かった

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うなぎまであります

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締めの鯛しゃぶは全部は食えず

 刺身はまあこんなもの。想像以上に美味かったのは赤カレイの煮つけ。この子持ちカレイが抜群に美味。鳥取だからカニもつけてくれたんだろうが、これはまだ時期が早いので身入りが悪いし水っぽい。締めは鯛しゃぶなんだが、さすがにここまでくると腹がほぼ満杯。最後の鯛しゃぶは半分ぐらいしか食べられなかった。

 限界を超えて食いすぎたので食べ物が胃から出てきそう。部屋に戻ると布団に転がってしばし休息をとる。最近は年のせいか消化が悪くなってきた。

 この日はかなり疲れがある。そこで原稿のことはある程度のところで断念し、夜中にもう一度今度は湯が満杯になった露天風呂で十二分にくつろいでから、早めに就寝する。

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今度は湯が満杯になってます

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