今日はドーミーイン弘前に宿泊する
昼食を終えたので弘前に向かう。今日はドーミーイン弘前で宿泊する予定。前回の大分遠征に続いてのドーミーの使用だが、仕事に来たならルートインでもいいが、やはり慰安に来たのだったらドーミークラスを使用したいというものである。
ドーミー弘前は繁華街の中にある。駐車場に車を置くと直ちにチェックイン。部屋は見慣れたドーミー標準タイプで洗面台が外付けのタイプ。
入浴をしたい気はあるが、それよりも今のうちに訪問したい場所がある。日の高いうちに弘前城を見学しておきたい。
弘前城を数年ぶりに訪問する
弘前城はここから少し歩いたところにある。すぐに三の丸追手門が見えてくる。立派な堀の向こうに立派な櫓門がありテンションが上がる。また真っすぐ突撃されないように絶対に通路と90度の位置に門をつけてあるのがさすが。門の前で滞留した敵に十字砲火を浴びせられる構造となっている。そう言えばこの門は初めて弘前城を訪問した時以来通ったことがなかった。
三の丸はかなり広く、ここに博物館と植物園がある。植物園は既に冬支度で休園中、博物館の出し物は人形とのことで興味がないのでパスして先に進むことにする。
二の丸を経て本丸へ
やがて目の前に二の丸の堀と辰巳櫓が見えてくる。弘前城はこういう櫓や門が多く残っているのが貴重なところである。二の丸の堀は杉の大橋で渡ることになるが、それを渡りきるとやはり90度の角度で巨大な二の丸南門があり、橋を渡る敵は狙い撃ちにされることになる。
二の丸に入ると目の前に本丸の堀と一段高い本丸石垣がある。つまり二の丸まで突破した敵は正面の本丸からの猛攻にされされるという構造になっている。まさに鉄壁の防御機構である。
本丸は現在は天守台が工事中であり、天守は曳家で場所を移されている。ちなみに今は冬期間ということで天守は封鎖されていて内部の見学ができない代わりに有料エリアへの立ち入りが無料となっている。というわけで、久しぶりに本丸の見学。と言っても特に天守以外何があるわけではない。
北の郭を経由して四の丸北門に至る
ここから北に降りて行った先が北の郭。周囲を土塁で囲われた堅固な曲輪である。ここには土産物屋などがある武徳殿休憩所が建っている。
東に堀を超えて二の丸に行くと正面に見えるのは丑寅櫓。そして堀を北に渡って三の丸である。
三の丸から枡形を抜けて降りていくと四の丸に出る。ここにもかつては門があったようだが、それは残っていない。なお広い四の丸は桜祭りの時に縁日がズラリと並ぶ場所である。
四の丸の北にこれまた立派な四の丸北門があり、ここまでが城域ということになる。
城の北側には武家屋敷街があるが
なおこの北の一帯がかつての武家屋敷跡で、重伝建ともなっているが、実際には街並みにかつての武家屋敷の面影はあるものの、住宅のほとんどは新しいものに変わってしまっており、残存する当時の住宅はごく少ないのが寂しいところである。移築したという旧笹森家が公開されているが、ここにしても後にかなり手が加わっており、屋根の部材などあからさまに最近のものである。
東門を見学してからホテルに戻る
武家屋敷街を一回りすると再び四の丸から城内に戻ってくる。三の丸を経由して二の丸に到達すると、そこから二の丸東門を出て再び三の丸へ。この門も現存の極めて立派なものである。
二の丸東門を出ると正面に三の丸東門が見えてくる。これも現存の立派なもの。これで弘前城の現存で重文に指定されている門はすべてくぐったろうか。正直なところこの立派な門だけでテンション上がりまくりでお腹いっぱいという感じである。弘前城は天守だけ見ると櫓の少し大きなものぐらいの感覚なのでがっかりするというが、現存門などの総合点でトップクラスの城郭である。
弘前城から戻ってくるとクタクタ。とりあえずホテルに戻って着替えると温泉大浴場に出向く。ここの湯は黒石温泉から運び湯をしている模様。アルカリ単純泉でpH9.2との表記がある。殊更にヌルヌルするというほどの湯ではないが、若干の着色があって肌辺りの穏やかな湯である。とりあえずこれでガチガチになっている体をほぐす。
入浴を済ませるとしばし部屋でまたもワーケーション。昨日ホテルで執筆するつもりだったのがドタバタがあったせいでその暇がなかった教ドキュの原稿を仕上げるとアップする。
終わったころには6時半を回っていた。そろそろ時刻なので夕食を摂りに出かけることにする。
夕食は貝焼を堪能する
実は夕食を摂る店の目星は既につけている。今日はGoToの地域券が出ることが分かっているので、電子クーポンを使える店を事前に調べていた。これは以前に大分で電子クーポンを使用できる店を探しててんやわんやした経験からの学習。実際に調べてみると思いのほか店が少なかったが、その中から「浜焼漁港」という店に目をつけていた。すると都合の良いことにここはドーミーと提携しているようで、ドーミーから一品券が添付されている。ホテルから近いし、これはやはりここしかなかろうということで出向くことにする。
浜焼の名の通り、貝焼などの焼き物が中心の店である。浜焼きデラックスセットを頼むことにする。これにドーミーからチケットをもらった刺身一人前に、さらにシーザーサラダを追加。飲み物はシークワーサーのノンアルコールサワーを注文。
刺身は貝類を中心に諸々が小盛になっている。なかなか美味い。どうやらネタの鮮度は間違いなさそうだ。
シーザーサラダは本当にこれがシーザーかの疑問は若干なくはないが、サラダ自体は結構美味かったの良しとする。
そうこうするうちに缶に入れられた貝のセットがやってくる。これをひたすらコンロで温めて、貝の身が殻から外れるようなったら食べごろとのこと。
缶から湯気が上がりだしてからしばし待ってから開ける。貝がどっちゃりとなかなか豪華。まずはホタテをトングで取り出して身を箸でつついてみると簡単にはがれる。そこでまずこれを頂く。実に美味い。やはり貝とは偉大である。それにしてもこれだけうまいホタテはなかなか食べたことがない。
次は白ハマグリ。非常にオーソドックスな印象。大きめのアサリといったところだが、アサリよりは上品な味である。
エビもできてるので、これも頭を外してガブリといただくが、とにかく美味い。
アワビとかが殻から外れずにまだ加熱が不十分だった模様なので、さらに蓋をし直してしばし待つ。それから再度取り出してみると身がコロッと取れたので頂くことに。アワビの味の深みはやはり肝の旨味というのが大きい。さすがに抜群である。
さらにサザエ。これは身を取り出すのに苦労したが、苦労しただけの美味さはある。これもやはり内臓が実に豊かな味。
最後は牡蠣。もうこれが牡蠣好きの私にはたまらない・・・。
貝を食べつくしたところでドリンクのお替りとしてノンアルコール梅酒サワーを注文。これがまた美味かったんだが、貝焼の酔いが回ってきたのかいささか写真のアングルがおかしいな。
締めはウニ雑炊。ウニはともかくとしてゴマの入った雑炊が香ばしくて無闇に美味かったのだが・・・。なお炭水化物を摂取したら急に腹が膨れてきた。
で、最後は食後のアイスをさっぱりといただいて、以上で支払いは7000円ちょっと。大贅沢ディナーだったのだが、6000円分の電子チケットが出ているので現金払いは1000円ほどである。それにしても電子チケットは使いにくい。店側もあまり慣れていないようで、支払いの段でドタバタがあったのである。
貝とは実に偉大である。貝は低脂肪高たんぱく食品なので私に向いている。今日は三内丸山と弘前城で1万6千歩以上も歩いているので足腰がガタガタになっている。恐らく運動不足の私の脚の筋繊維はブチブチと切れているだろうから、それがこれからアワビ筋、サザエ筋などと置き換わっていくことになるだろう。
こうして弘前の夜は暮れていく・・・
満足して夕食を終えるとホテルに戻って再度入浴。あぁ、生き返る。
入浴後はまた原稿執筆の続き。夜になるとドーミー名物の夜鳴きラーメンがあるのでレストランへ。ここはラーメンだけでなくてドリンクサービス付きの模様。レストラン内ではテレビ周辺に人だかりがあったのだが、ちょうど日本シリーズがソフトバンクの四連勝で決着がついたところだった模様。それにしてもソフトバンクの強さというよりも、巨人の弱さが際立っていた。やはりレベルの低いセリーグで審判まで味方につけてヌクヌクと勝ち上がった巨人では、レベルの高いパリーグを実力で駆け上がってきたソフトバンクとは勝負にもならなかったか。そもそも巨人の強化策って、自身を強くするよりもライバルチームの戦力を引き抜くことによって弱体化させることを目的に行ってきているし。
今日はかなり歩いたせいで疲労が強い。早めに就寝することにする。