徒然草枕

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青天を衝け 第6話「栄一、胸騒ぎ」

「栄一、ムラムラする」

 何か今回は栄一は青春やってます。お千代がモテモテのようですが、栄一も明らかにお千代のことを意識しだしているようですが、その心をまだ整理し切れていないなという、今時の十代なら絶対にない展開の青春ラブストーリーになってます。

 まあそれは良いんですが、お千代がどう見ても美人に見えないのが・・・。典型的な今時の顔の女優さんですから、ああいう田舎の女スタイルがとにかく似合わない。おかげですごく間の抜けた顔に見えて全く美人に見えない。NHKって昔から朝ドラにしても大河にしても、美人をブスく使うのが上手いんですが(笑)、多分今回も典型的なそういうパターンだろうな。

 しかし今回のタイトルの「栄一、胸騒ぎ」ってのはこれの意味だったんでしょうか? まあ栄一は目下のところ日本の大局には全く関与してませんから、これしか該当ないですよね。しかしこれだと胸騒ぎでなく、「栄一、ムラムラする」が正しかったような・・・。

 

トーコが死んでジョーイと吠えまくりの斉昭

 で、冒頭はいきなり藤田東湖死亡を伝える瓦版のようなものが登場しましたが、静止して読んでみたら、火の元のために屋敷に戻った老母を助けようとして鴨居の下敷きになったというようなことを書いてあったな。これって実際にそんな感じなんだろうか。ちなみにこういう瓦版や新聞って結構適当に作ってある場合が多いんですが、さすがに大河ともなればそこまで作り込んでいたか。まあスタッフも私のように止めて読むような視聴者は想定済みでしょう。なんせビデオテープの時代と違い、デジタルの時代は静止画を「テープがちびる」という心配なしにいくらでも見れる時代なので。この辺りはVHSvsベータ戦争をもろに経験している私には隔世の感があるわ。

 それにしても冒頭のマヌケな「徳川家康です」と、あのメリハリのないOPはこのまま行くのかな。まあOPはまさか途中で変えられないだろうし、どうせ私が視聴するときもOPはすっ飛ばしてるからいいんだけど、あの北大路欣也の無駄遣いはどうにかしないと初っ端から脱力半端ないのだが。

 東湖を失ってしばし茫然自失の斉昭でしたが、復活したら途端にまた「ジョーイ、ジョーイ」と吠えてます。この斉昭見ていたら、「英雄たちの選択」で言っていた優れた政治家という資質は全く見えず、やっぱり単なるバーサーカーにしか見えんのだが。

 そしてそのバーサーカーの圧力を受けまくっている阿部正弘はドンドンと顔色が悪くなっていく(明らかにそういうメイクをしている)。その挙げ句にとうとう最後には倒れてしまいました。このまま急死ですよね。彼は。やっぱりこの作品では斉昭が殺してるわ。

 

切れてる慶喜は相変わらずで

 で、切れ者と言うよりも切れてる人の慶喜は相変わらず。どうやら宮中から嫁さんをもらったようだが、嫁さんを全く相手にせずに放りっぱなしだから、嫁さんがヒステリーを起こしてご乱心状態に。こりゃひどいわ。後でオカンに「嫁で苦労している」というようなことをポロッと愚痴ってるが、オカンからは暗に「そりゃ、あんたが悪いんと違うか」と言われております。ごもっともです。それでなくても京から納豆王国の水戸に嫁入りってだけで環境激変でストレスが多いのに(関西から関東に行くと、食い物のまずさと朝食に絶対に付く納豆でキレます(笑))、頼みの旦那は自分に興味がないのか、それとももしかしてそもそも女に興味がないのか、全く放りっぱなしってんだから癇癪も起こしたくなるというもので。

 あまりにいつまでも栄一と慶喜が何の接点もないまま二重ドラマだとあれだと思ったのか、初めて接点がでましたが、単に連れションしただけという意味不明の内容でした。うーん、これも目下のところは単なる蛇足。

 

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