徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

お知らせ

アニメ関係の記事は新設した「白鷺館アニメ棟」に移行します。

白鷺館アニメ棟

関西フィルの定期演奏会は大山平一郎によるドボ八

大阪に向かうが異常な渋滞で難儀する

 一昨日に鹿児島から帰ってきたところだが、この週末はコンサートに出向くことになった。どうもスケジュールというのはとかく密集することになりがちだ。

 金曜日の仕事を早めに終えると車で大阪に向かうが、神戸市内がとんでもない大渋滞で阪神高速が断続的にトロトロと動く程度の状態。カーナビは「渋滞が発生中です。通過するのに1時間かかります。」なんて言っている状態。これは夕食を摂るどころか開演に間に合うかが心配。

 結局どうにかこうにか駐車場に車を入れた時には18時半になっていた。慌ててホールに直行する途中でコンビニでおにぎりを買って腹に入れるのが限界。

f:id:ksagi:20211129184547j:plain

ザ・シンフォニーホールは相変わらず厳戒態勢中

 今回は関西フィルのドボルザークプログラム。本来はデュメイ指揮のはずだったのだが、外国人入国規制の煽りで大山平一郎に交代。デュメイだとかなり面白い演奏が期待できたのであるが、実に残念。指揮者変更の影響があるのか、ホール内は会員席に空席が多く、5~6割の入りというところ。

 

 

関西フィルハーモニー管弦楽団 第324回定期演奏会

f:id:ksagi:20211129184534j:plain

[指揮]大山平一郎
[チェロ]伊藤悠貴
[管弦楽]関西フィルハーモニー管弦楽団

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
ドヴォルザーク:交響曲 第8番 ト長調 op.88

 大山の演奏は相変わらずオケをガンガンと鳴らしてくるもの。音量設定がフォルティシモとピアノしかないようなかなり極端な演奏である。ただこういう演奏が関西フィルのカラーと合っているかには少々疑問がある。関西フィルの特に弦楽陣はもっと繊細で雰囲気のある音色を出す方が味が出る。

 ソリストの伊藤も大山の指揮に合わせたのか、やけにガンガンとソリッドな演奏である。もう少し流麗さや色気のようなものがあっても良いように感じられるのだが、妙に硬くて無機質な印象を受けた。

 伊藤はアンコールでは(私の知らない曲である)しっとりとしたなかなかに雰囲気のある音色を聞かせていたので、やはり大先輩大山の演奏に合わせていたのかという気もする。

 後半のドボ八は別名ドヴォルザークの田園交響曲とも言われる曲であるが、大山が手掛けるとかくも騒がしい田園となってしまう。元気は良いのであるが、もう少し細かい情緒が欲しいところである。

 

 

新今宮の定宿で宿泊

 コンサートを終えると宿泊ホテルに向かうことにする。明日は京都での京都市交響楽団のコンサートに出向くつもりなので、今日は大阪で宿泊することにしている。今回宿泊するのは新今宮のホテル中央オアシス。車で移動するようになってからの大阪での定宿だが、そもそも大阪に出られることが減っていたので、半年ぶり以上ぐらいの宿泊。料金の関係で私が大阪で宿泊するときは大抵は新今宮界隈だが、このホテルは駐車場があって風呂とトイレがセパレートということでこの界隈では高級ホテルにランクすることになるので、宿泊料は3000円を超える。

f:id:ksagi:20211129191508j:plain

シンプルな部屋である

f:id:ksagi:20211129191524j:plain

機能的なデスク回り

f:id:ksagi:20211129191536j:plain

風呂とトイレはセパレート

f:id:ksagi:20211129191548j:plain

洗い場付きの浴場

 

 

夕食を食べにじゃんじゃん横町へ

 ホテルに荷物を置くと今日はまだだった夕食に繰り出す。と言っても既に22時前のこの時刻ではじゃんじゃん横町もほとんどの店が既に営業終了。そんな中でまだ営業していた「虎ノ王」に入店して「濃厚つけ麺の大」を注文する。

f:id:ksagi:20211129191624j:plain

大阪らしい怪しい外観の「虎ノ王」

 太麺のもっちりした麺が濃厚なつけだれとマッチして美味。ただ空腹が強いので大を注文したのであるが、予想以上に麺の量が多かった。さすがに終盤になると飽きてくるので、ゆず七味を加えて微妙に味変をして完食する。

f:id:ksagi:20211129191649j:plain

つけ麺の大

 ようやく夕食を終えて帰ってくると、部屋で入浴。トイレとのセパレートの部屋なので洗い場付きの風呂でゆったりとくつろぐ。

 入浴して疲れが出てくるのでさっさと就寝する。

 

 

本遠征の次の記事

www.ksagi.work