徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

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白鷺館アニメ棟

新年最初の大阪フィル定期は尾高によるブルックナー

週末のコンサートに出向く

 さて本年度のコンサート始めだが、この週末には大阪に繰り出すことにした。目的はフェスティバルホールで開催される大フィルの定期演奏会。

 コロナがいささか気になるところだが、どうやら政府は感染防止を完全放棄して感染拡大策に切り替え、これに乗じて年金受給者大量虐殺を目指して浮いた分を軍事費(大半は自分たちが中抜きする)などという良からぬことを考えている模様。

 そういうわけなのでこちらとしても万全の警戒の元で向かわざるをえず、移動は例によって車を利用することにする(どう考えても満員の新快速でコロナウイルスが忖度するはずがない)。

 出発したのは金曜の午後、仕事を早めに切り上げて家を出る。しかし阪神高速は途中で渋滞に数回引っかかるのみという「想定外に順調」だったことから、現地には予想よりもかなり早く到着したのでしばし車内で時間つぶしを行ってから駐車場へ。

 さて開演までに時間はそんなにないが、急いで腹ごしらえをしておくことにする。いつものように「而今」に入店してあさりそばの麺大盛りを掻き込んでおくことにする。

いつもの「而今」に

いつものあさりそば

 夕食をドタバタと終えるとホールへ。かなり大勢が押しかけている。相変わらずマスクは着用しているものの、体温チェックがなくなったのが引っかかるところ。先程の而今もアクリル板を撤去してあったし、政府が推進する「現実逃避してコロナはなかったことに」政策が浸透しつつあることに不安を感じる。コロナ自身は人間側の都合なんてお構いなしに何も変わっていないにも関わらずである。

 

 

大阪フィルハーモニー交響楽団 第564回定期演奏会

指揮/尾高忠明
曲目/池辺晉一郎:交響曲第10番「次の時代のために」
   ブルックナー:交響曲 第7番 ホ長調(ハース版)

 一曲目の池辺晉一郎の曲はかなりガチャガチャした喧しい曲という印象。かなり派手で切れ味の良い演奏であり、大フィルの演奏自体はかなりまとまっているように感じられる。尾高体制の下でジワジワと実力を増してきた大フィルの真価が発揮されているとは感じる。

 後半はブルックナーの交響曲であるが、一曲目の演奏と同様にかなりバリバリと鳴らしてくる印象である。尾高は急がずゆったり目のテンポで壮大な音楽を繰り広げる。また大フィルの音色もなかなか綺麗ではある。ただし私の好みから言えばもう少し緊張感が欲しいところ。ブルックナーの私の言うところの「魔のアダージョ」などはやはりやや弛緩する感があるためにいささか眠気を誘うこともあった。

 とは言うものの、総じてまずまずの演奏であったと感じる。その辺りは尾高の力でもあるし、大フィルのブルックナーというのも伊達ではないようである。

 

 

新今宮の定宿に移動してから夜の買い出し

 コンサートを終えると今日のホテルへと車を飛ばす。今回は例によって私の大阪での定宿ホテル中央オアシスを利用。ホテルへは30分程度で到着するが結構混雑している。

いつものシンプルな部屋である

 ホテルに荷物を置くと一旦買い物のために外出することにする。明日の朝食の調達が目的だが、それ以外にも急遽マウスを調達する必要に迫られたことがある。昨今のコロナの蔓延の影響で、私も在宅勤務をすることになったのだが、会社から支給されたリモートワーク用のPCにマウスが搭載されていなかったことから、遠征時用のワイヤレスマウスを流用したのだが、そのせいでマウスを持ってくることを忘れてしまったのに後で気づいた次第。

 マウスの調達の関係もあって、新今宮のメガドンキを覗くことにする。既に22時近くなのだが、メガドンキ内は大勢の客でごった返してさながら不夜城の様相。なんか強引に諸々を通常モードに戻していることが感じられる。

 買い物を終えるとホテルに戻って仕事環境を構築してから入浴。とにかく疲労が溜まっている体をよく温めておく。結局この日は疲れも溜まっているので早めに(と言ってもそんなに早くもないが)就寝することにする。

独立風呂がここの売り

いつもの仕事環境(手前は夜食の恵方巻)

 

 

この遠征の翌日の記事

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