戦友に発生した突然のトラブル
24時間戦うブロガー(笑)の私にとって最重要なガジェットがpomera。喫茶店でも電車の車内でもさっと開いてその瞬間から執筆作業に取り掛かれるこの文章作成マシンは、まさに私にとって長年に渡って共に戦場を駆け抜けた戦友のようなものである(思わず「友よ・・・」というセリフがハーロックかケンシロウで脳内再生される)。その戦友が今回新たなWindows11を搭載したPCを導入した途端に理不尽なトラブルに巻き込まれることになったのである。

DM200を使っている者なら誰でも、PCとのデータのやり取りはUSB-typeBケーブルを用いてのPCリンクで行っているはずである。私も今までずっとそれで、外でpomeraで書いた原稿を家のPCに転送し、そこで修正加工を行っていた。しかしいよいよWindows10のサポート終了の報を受け、私の屋内作業を支えてきたHPのワークステーションも引退を余儀なくされ(無情にも「Windows11をインストール出来るスペックを満たしていないとの宣告を受けた)、新たにWindows11搭載のデルのワークステーションを購入することになったのである。
とりあえず意気揚々とセットアップ。DM200をケーブルでつないでPCリンク設定をすると、聞きなれた例の「ピンポロロン」の音と共にマイコンピュータにDM200の内蔵メモリとSDカードが外部ストレージとして表示される。全ては順調問題なし・・・のはずだった。しかし各周辺機器やソフトなどのセットアップを進め、何度目かの再起動などを繰り返しているうちにおかしなことに気づく。マイコンピュータからDM200のアイコンが消えてしまったのである。
自分で出来ることは散々やりつくし、最後はメーカーに相談した結果・・・
ケーブルの断線を疑ってケーブルを交換したり、USBポートを差し替えたりなどをしてみたが変化なし。まずキングジムの公式サイトを覗くが、DM200はWindows11に対応との表示があり、このような事例の記載はない。また「DM200 Windows11 リンクできない」などのキーワード検索を行ってみたが該当なし。いきなり暗礁に乗り上げてしまった。
とりあえず問題の切り分けをしようと、遠征用のノートPCに接続したみたら、例の軽快な「ピンポロロン」の音ともに普通に接続できる。どうやら原因はPCの環境にあるらしい。その後しばらく私はデバイスマネージャーをいじったり、USBのドライバを入れ替えたりなど思いつく限りのことをしたが埒が明かず、最後はついにWindows11のクリーンインストールまで実行したが、無情にも二度とpomeraのドライブが表示されることはなかった。
ここで私は自力での解決を断念し、キングジムのサポートに連絡することにする。するとメールで送られてきた内容は、ケーブルを確認しろ、pomeraのソフトを最新にしろなどの「もうそんなことは当然やってます」というような当たり前の対応ばかり。結局それら考えられる選択肢を全部つぶした最終回答が「本体のトラブルの可能性があるから、受取人払いでキングジムまで送ってくれ」というものであった。
私は本音では「いや、ノートPCには問題なくつながってるんだから、本体の問題ではないだろう」と思いつつも、やむなくpomeraを近くのクロネコヤマトの集配所に持ち込んでメーカーに直送した。返事を待つこと一週間ほど、メーカーサポートから届いたメールは「異常なし」ということであった。多分向こうでPCにつないだら問題なく接続出来たんだろう。で、メーカーからはどうするかの情報はなし。つまりはメーカーサポートも完全に匙を投げたのである。ちなみにメーカーHPのWindows11対応状況のページに、以前には見た記憶のない「お客様の使用環境や個体差などにより動作不安定、もしくはお使いいただけない場合がありますので、動作を保証するものではございません。」の文言がいつの間にか加わっていたのに気付いたのは最近である。
それでも私はこの戦友と戦い続ける
解決法を求めてここまで読んでくれた方には申し訳ないが、つまりは目下は解決方法は誰も知らないということである。可能性として私のワークステーションのUSBがおかしいという可能性があるが、それについては他の機器はほぼ問題なく動いており、デルに「不良品だ」と突き返すようなレベルではない。確かに機器によって不安定さを感じるものもある(特にディスプレイアダプタは、使えないもの、使えるが時折画面が急にリフレッシュされるなど安定していない雰囲気がある)が、あくまで特定の機器に対して発生しているのみで、概ね普通に使えている。これらから考えた仮説としては、要は特定のチップなどの場合にクリティカルに起こる現象ではないかということ。こうなると一般人には解決不能、恐らく自分でチップの解析ができるレベルのエンジニアが本気で挑まないと解決しないのではないかというところである。
解決不能と分かった以上、何らかの対応をするしかない。まず一番最初に考えるべきはマシンの更新。後継のDM250は正式にWindows11対応を謳っているので問題がない可能性が高い。
とはいうものの、私のPCの側に何か嫌なクセのようなものがあるのなら、DM250で全く同じ現象が発生しないとは断言できない。また私としてはDM200の性能に不足を感じていなかったので、あえてこの長年の戦友と別れる気もなかった。元よりそのつもりだったので、メーカーから「問題なし」という結果と共に記された「内部でネジが外れてるのかカラカラという音がするので、有償だが開けて修理をした方が良い」というメッセージに対して、「修理お願いします。また開けるなら電池が既にほぼ死んでいるので交換をお願いします」という返答をし、見積額1万数千円との話にGOサインを出したのである(もう既に私のDM200は連続稼働1時間程度で電力不足で自動シャットダウンする状態になっていた)。
問題に対応するためのベタな方法
DM200を使い続けると決めた以上、データリンクの現実的な方法はただ一つ。帰宅したらDM200からSDカードを抜き、それをワークステーションに接続したカードリーダーで読み込むという方法である。スマートさには欠けるが非常に確実な方法であり、現実的な解決法である。
なお本機でSDカードを使用する際の注意事項を一つだけお伝えするが、本体にSDカードを差し込んだ状態で何かが当たってカードが押し込まれたら、カードが本体から飛び出すので要注意。私はこれでカードを落としかけてヒヤリとしたことが何度かある。なおpomeraが扱う情報はテキストファイルで容量が極端に小さいので、カード容量はそんなに大きいものは必要ない。私は30GBのSDカードを使用したが、目下私の3つのブログの全テキストデータを収録している状況でも1GBちょっとしか使用しておらず、一生どころか2,3回転生しても大丈夫そうである。
実はWindows11は使っていて様々な不具合を体験している。現在未解決の問題として、同じLANネットワークに乗っているはずのPCがなぜか見えないという問題が発生していてこれも未解決。しかもこれも最初は見えていてデータ転送もしたのだが、OSのアップデートを何度かしているうちに見えなくなり、そうなるとうんともすんともならなくなった次第。マイクロソフトの常であるが、やはり欠陥が多い模様。これらの問題はある日突然にアップデートで密かに解決するということを今は期待するしかないと腹を括っている。