徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

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白鷺館アニメ棟

三連休の大分遠征の初日は別府温泉で宿泊する

別府温泉へ

 この週末は三連休。これは出かけないと嘘だと言うことで、私も九州方面に出かけることにした。目的地は大分。ただ今回は特に何という目的があるというわけでない遠征である。あえて言うなら「温泉でゆっくりしたい」が本音。ここのところ、分不相応の仕事の大軍が押し寄せて心身共に疲労の極みに達していた次第。ここは年末の追い込み前に骨休めをしたい。

 金曜の仕事を午前中で終えると新幹線で小倉まで移動する。小倉からはソニックで一路大分へ。今回乗車したのはいわゆる青ソニックだが、これがまたよく揺れる。正直なところ、決して乗り心地が良いとは言えるものではない。長崎からの特急つばめに乗車した時も似た感じだったが、JR九州も在来線の保線が追いついていないのかもしれない。先に脱線事故を起こしたJR北海道みたいなことにならないと良いが。これは完全に分割民営化の弊害である。

青ソニック

 別府に到着するとここで下車。今日は別府で宿泊するつもりである。別府の駅前をキャリーをゴロゴロ転がしながら移動。生憎の雨模様だが、今のところはまだ雨は降っていない。別府の駅前は観光地ムードと寂れムードが入り交じった微妙な雰囲気だ。

別府駅前にはなぜか妙なオッサンの像が

 今日の宿泊ホテルは西鉄リゾートイン別府。西鉄系列の温泉付きビジネスホテルである。西鉄系列と言うことでホテルの1階にバスターミナルが同居している。

西鉄リゾートイン別府

 ホテルにチェックインするとまずは軽く入浴。大浴場は内風呂と露天風呂が一つずつ。湯は食塩泉とのことだがそうしょっぱい湯でもない。さして特徴のある湯ではないが心地よい。

 

 

夕食はホテル近くの和食店で大分飯

 軽く汗を流すとまずは夕食に繰り出す。調べたところすぐ近くに「とよ常」なる和食の店があるのでそこに立ち寄る。ここはどうやら旅館も経営している店のようである。

ホテル近くの「とよ常」

 注文したのは「さば御前(2580円)」。さばの刺身にトリ天などがついた大分の地場に合わせたコースである。これがうまい。さばの刺身も良いが、トリ天の味付けが絶妙。また混ぜご飯もうまい。とにかく全品がうまい。この店は大正解だった。別府の食い物侮り難し。

まずもずくが出てきた

新鮮な鯖の刺身

とり天と混ぜご飯

このとり天が絶妙に旨い

そしてデザート

 気分が良くなったところでさらに「白子の天ぷら(1080円)」を追加注文。これがまた濃厚な味わいでたまらない。なかなかに良い店を見つけた。なおこの店は昼食もやっており、天丼が有名なようだ。

白子の天ぷらを追加

 

 

夕食後には散歩がてらに別府タワーを見学

 夕食を終えると別府の町をフラフラ。別府タワーなるものにたどり着く。大して高さのあるタワーでもないのでわざわざ登る必要もないかと思ったが、料金も200円と大して高くなかったので話のネタに登ってみる。

ほどほどの高さの別府タワー

展望室

 タワーと言えば最近は東京スカイツリーなどの妙にバブリーなものが目立つが、ここはまさに昭和臭が漂う言いようのない雰囲気のタワーであり、カップルが雰囲気を求めて行くような場所ではなさそう。おかげで私のようなオッサン一人でも違和感なく溶け込める。今までこの手の夜景スポットでアウェイにならなかったのは初めてである。

塔内はどことなく昭和レトロ

記念メダル販売機というのがこれまた昭和

 このタワーが建ったのは昭和32年で、設計は東京タワーや札幌テレビ塔なども手がけた「塔博士」こと早稲田大学教授の内藤多仲氏とのことで、別府タワーは名古屋テレビ塔、通天閣に続く3番目で、この後に札幌テレビ塔、東京タワー、博多ポートタワーと続くタワー6兄弟の三男に当たるとか。なるほど、それでどことなくデザインが通天閣と似てるのかと妙に納得。

こちらが塔博士です

 タワーにしては大して高くない視点がかえって斬新。また通常はタワーなどのガラスと言えば、少々のことでは割れない強化ガラスを使用しているのだが、ここのガラスは普通に亀裂が入っているガラスが何枚もある。おかげでガラスに寄りかかるような感じで夜景写真を撮るのがやけにスリリングである。

タワーから望む別府市街

そう高くはない視点がかえって斬新

海岸線が見える

 別府タワー見学後はセブン-イレブンに立ち寄ってからホテルに戻る。しばしマッタリした後、寝る前にもう一度入浴してから早めに就寝する。

 

 

この遠征の翌日の記事

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