この週末は九州支援チケットを使用しての大分訪問をすることとなった。例によっての「税金を使って豪遊しようツアー」の一環である。都の金で豪遊した舛添や、国から高い給料をもらって国民の害になることばかりやっている安倍のことを思えば、私のように日々税金をむしり取られている真面目なプロレタリアートが、この程度の税金の恩恵を受けてもバチが当たることもなかろう。と言うか、自腹を切っての九州経済支援&国内景気刺激策なんだから、愛国者として表彰されても良いぐらいだ。
日程はホテルの手配の関係で日月。月曜日は夏休みを取得することにした次第。ただ出発は日曜だが、大阪空港を午前発の便に搭乗するので大阪市内で前泊することにする。大阪に到着したのは夕方頃。今回宿泊するのは新今宮のホテルサンプラザ2ANNEX。予算削減を第一条件に選択したホテルだ。初めて使うホテルだが、この地域ではかなり新しい方に属するホテルである。
ホテルに荷物を置くと早速夕食のために繰り出す。新世界をプラプラ。この辺りは大阪のもっとも大阪らしい地域である。串カツ屋がやたらに多いが、私としては串カツの気分ではない。もっとガッツリと本格的なカツが食べたい。というわけで店には一軒心当たりがある。何年か前に訪れた「グリル梵」。町の洋食屋である。私の繁華街での経験則の一つが、ハイCPな店はいかがわしい界隈のギリギリのところにあるというものだが、ここはまさにその条件のままの店。表通りから向かいにスナックなどが並ぶ路地に入ったところにある小さな洋食屋である。
何年ぶりだろうか。店構えはかすかに記憶に残っているものと変わりないようだ。小さなテーブルが3つとカウンターで定員10名ちょっとといったところ。私は「ヘレビーフカツ(2000円+税)」とライスを注文する。やはり関西でカツと言えばビフカツが常識と言うもの。ちなみにこの店はカツサンドでも有名である。
ミディアムレアに焼けた分厚い牛肉のカツが出てくる。肉は柔らかく揚げ具合が絶妙。また最大のポイントはあくまでビフカツであること。たまにビーフステーキに衣を被せただけのような少し残念なビフカツもあったりするが、ここのは肉と衣が一体となって料理として成立している押しも押されぬビフカツ。またソースも甘すぎず辛すぎず苦みのない私好みの味である。
久しぶりにビフカツを堪能した。なお私の記憶ではこの店は「うまいが若干価格が高めの店」という印象だったのだが、改めて来てみるとこの価格だと安いと断言できる。これは私の懐事情が以前よりは改善しているということだろうか。出世とは全く無縁のキャリアを重ねてきた私だが、それでも一応は年齢に応じた昇給はしている。以前の日々汲々としていた若い頃とはもう事情が変わっているということのようだ。とは言うものの、いわゆるメインストリームを順調に行っている連中とは収入額は比較にもならんが。
夕食を終えてホテルに戻ってくると大浴場で入浴。このホテルは男性用大浴場があるのはよいが、かなり狭い浴場だし、なぜか湯が少ない。それにアメニティにバスタオルがないのは困ったものだ。
入浴後はテレビでも見て時間をつぶしてから早めに就寝する。