出張ついでに週末は大阪ライブツアー
ドタバタとした一週間であったが、最後までドタバタとしていた。この金曜日はまた大阪に出張。そこでそのまま週末の大阪ライブに突入と相成った次第。出張の目的であった会議を夕方に終えるとようやくフリータイムになる。
このままホテルに入ってもいいんだが、それは面白くない。そこでザ・シンフォニーホールで開催される日本センチュリーのコンサートを聴きに行こうと考える。当日券は18時から窓口販売があるはず。福島には早めについたので軽く夕食を摂っておくことにする。目についた店「上等カレー」に入店。カツカレー(1000円)を注文。
カレーには生卵がついてくる。私はカレーに玉子は邪道と思っている人間なのだが、ここのカレーは玉子との相性が実に良い。こういうカレーもありである。
日本センチュリー交響楽団 第201回定期演奏会
[指揮]アラン・ブリバエフ(日本センチュリー交響楽団首席客演指揮者)
[ヴァイオリン]ヨシフ・イワノフ
[管弦楽]日本センチュリー交響楽団
ムソルグスキー(リムスキー=コルサコフ編曲):歌劇「ホヴァーンシチナ」より前奏曲“モスクワ川の夜明け”
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 op.77
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲「展覧会の絵」
アンサンブルがなかなかに優れているという印象である。以前に聴いた時にはやや弦が非力な印象を受けたが、今回はそんな印象はない。最初の二曲はやや小編成のオケでの演奏だが、これが本来のセンチュリーの構成だろう。
ヨシフ・イワノフのバイオリンに関しては、非常に技術のしっかりした安定感のあるものという印象。ただ生憎と曲の方が私の好みと違うので、残念ながら大幅に魅力ダウンで聞こえてしまう。
最後はトラも加えての大編成で派手なオーケストラ曲。これが管楽器の頑張りでなかなかに映える。チューバがやや危ないシーンもあったが、トランペットが頑張っている。華やかな音色で曲自体を盛り上げる。ブリバエフの指揮もメリハリの効いたもので、ラヴェルによる極彩色のオーケストレーションを最大限に生かした演奏となっている。
なかなかの名演。正直なところセンチュリーの技量を侮っていたというところである。これがセンチュリーの本来の実力なのか、それともブリバエフによって引き出されるものなのか。とにかく今日聴いた限りでは、管の安定性などは明らかに一昨日の大フィルを遙かに越えていた。
コンサートを終えるとホテルに直行する。今日の宿泊ホテルは江坂のジーアールホテル。GRと言うと「ジャイアントロボホテル」か? それはともかくとして、最近宿泊料の高騰が著しい大阪周辺のホテルの中でようやく見つけた妥当な宿泊料のホテルである。もっとも、昨今はこういうホテルは必然的に外国人が多くなる。
大浴場でゆったりとくつろいでからこの日は就寝する。なかなかに疲れた。