岡山ふるさと旅行券を使用して、湯郷温泉で一泊する
いよいよ夏休みも終わり。と言ってもそもそも社会人には夏休みは存在しない。それにも関わらず、この時期になると何かやり残したことがあるような気がしたり、急にどこかに行きたくなったりするのは幼少期から刷り込まれた不思議な習性である。今年もどうせそうなることは事前から予想はついていたので、8月最終週のこの週末は遠征の予定を入れている。
目的地は岡山。目的は夏に疲れた体を温泉でじっくり癒すというもの。ライブも山城も美術館もターゲットには入っていないという、私としては非常に「堕落した」遠征であるが、実際に慰安旅行でもしないとやってられないぐらい夏の疲労が溜まっている。もっとも疲労の蓄積に反して金銭の方は全く蓄積されていないので、温泉旅館で豪華に宿泊というのもなかなかしにくいのが現状・・・なのだが、ここで登場した頼もしい味方が「岡山ふるさと旅行券」である。これは一万円分の宿泊券が五千円で購入できるという代物。いわゆる「バラマキ地方振興券」の一種である。この春の発売時にこれを三万円分(一万五千円)購入していることから、これで週末に二泊してやろうという魂胆。
金曜の仕事を早めに終えると高速を突っ走って目指すは湯郷温泉。ここは何回か日帰りでは来ているが、宿泊は初めてである。今回はあくまで慰安が目的なので、遠出はせずに近場の温泉を選んだ次第。別府温泉を擁する大分県と草津温泉を擁する群馬県が温泉県の名を巡って争っていると聞いたが、実は岡山県も地味に温泉県だったりするのである。
和モダンな宿で宿泊する
湯郷温泉は中国道の美作ICからすぐ。今回宿泊するのは「和モダンなお宿かつらぎ」。どうも建物は最近にリニューアルした雰囲気がある。
チェックインを済ませるとまずは何はともあれ大浴場に向かう。大浴場は宿泊棟とは別棟になっており、内風呂と露天風呂にナトリウム-塩化物泉の湯がダバダバと注ぎ込まれている。源泉はいわゆる湯郷鷺温泉のものらしい。一般的にナトリウム-塩化物泉はベトベトしたものが多いのだが、湯郷温泉の泉質は肌あたりの柔らかいなめらかな湯で、あまりベトツキはない。
夕食は懐石
風呂から上がると部屋で一服してから夕食のために食堂へ。夕食はオーソドックスな会席。黒豆の絡むメニューが多いのが美作のご当地感。豪勢というほどではないが、品数も多いしうまい。これはなかなか当たりだ。
夕食を終えるとプラッと散歩がてらに近くのコンビニまで外出。お茶と夜食を仕入れてくると、しばし部屋でマッタリ。寝る前にもう一度入浴してから就寝する。
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