徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

パレルモ・マッシモ劇場 プッチーニ作曲 歌劇『トスカ』

 翌朝は7時半に目覚ましをセットしていたのだが、7時頃に地震で目を覚まされた。震源は長野で、滋賀の震度は3だったとか。現地の情報が入ってきていないのだが、目下のところは大した被害はなさそうである。

 朝食は隣の入浴施設の喫茶で和弁当。オーソドックスな内容だが悪くない。腹を満たすとチェックアウト時刻の10時まで部屋でゴロゴロと過ごす。

 10時になると隣の日帰り入浴施設がオープンするので、その送迎バスで駅まで送ってもらう。施設の前でバスを待っていたら、10時前から自家用車やタクシーが続々とやってくる。一番風呂としゃれ込もうという連中だろう。結構人気があるようである。

 

大阪の「つる家」でスイーツと昼食

 瀬田駅まで送迎してもらうとここから大阪に移動する。とりあえず軽くお茶をしたいと考えて「つる家」で抹茶入りのわらび餅を頂く。なかなかにうまい。

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つる家茶房

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抹茶わらび餅

 そろそろ昼食も考える必要があるのだが、面倒くさくなったのでこの店でそのまま「生麩丼」を頼む。生麩はまるで餅のような感触でなかなか美味。ただやはり甘味処の昼食と言うべきか、やや味付けが甘すぎるきらいがある。

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生麩丼はやや甘め

 とりあえず昼食を終えたが、まだ開場時刻まで1時間以上ある。それに何やら体調が悪くてしんどい。とにかくどこかで横になりたいというのが本音。そこで近くのネットカフェに入店して、開場時刻の2時過ぎまでマンガも読まずにフラットブースで横になって過ごす。

 開場時刻になったところで地下鉄で移動。フェスティバルホールは結構な入りである。私の安席は3階の2列目。難儀なことにフェスティバルホールの3階席はかなり高度があるので、これもまた私の高所恐怖症を引き起こす席。オペラ鑑賞は高所恐怖症との戦いのようだ。これは高所恐怖症を克服して天井桟敷に慣れるか、天井桟敷を購入しなくても良いだけの財力を手に入れるかの二者択一しかないが、前者はかなり困難で、後者はほぼ不可能である。

 

パレルモ・マッシモ劇場 プッチーニ作曲 歌劇『トスカ』

■出演
トスカ:アンジェラ・ゲオルギュー
カヴァラドッシ:マルチェッロ・ジョルダーニ
スカルピア:セバスティアン・カターナ

■指揮
ジャンルカ・マルティネンギ

■管弦楽・合唱
パレルモ・マッシモ劇場管弦楽団・合唱団

 さすがにゲオルギューは堂々たる演技。これにジョルダーニとカターナが絡み合って見事なドラマとなっていた。特に悪役たるカターナが重厚な存在感を出しているので、ドラマ全体が非常に引き締まる。

 かなりの名演。場内は昨日のびわこホールと同様の大盛り上がりのスタンディングオベーション状態。出演者達のカーテンコールもエンドレス状態で、かなり満足げな様子が見て取れる。

 

 それにしてもプッチーニのオペラはこれで「蝶々夫人」と「トスカ」の2つを見たことになるが、共に愚かな女と卑怯な男の物語(トスカの に至っては卑怯と言うよりは変態だが)のパターンというのはどんなもんだろう。当時はこういうタイプのストーリー構成が流行していたのだろうか。ドラマとして見た場合、結構ストレスが溜まるタイプの話だ。群がる悪党をバッタバッタと快刀乱麻と言うような痛快オペラはないのだろうか。

 これでこの週末のオペラ三昧は終了、家路につくのであった。