徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

アンドリス・ネルソンス指揮 ボストン交響楽団

 昨日のロシア国立交響楽団に続き、今日はボストン響の演奏会を聴きに行くことになっている。

 土曜の昼過ぎに家を出ると大阪に直行。昼食は西梅田の「五郎ッペ食堂」「サイコロステーキ」にご飯をつけて注文。味は悪くないのだが、肉はそんなに良くない。これで1600円ほどというのは、あまりCPは良くない。

f:id:ksagi:20190812083036j:plain

西梅田地下の五郎っぺ食堂

f:id:ksagi:20190812083109j:plain

サイコロステーキ

 昼食を終えるとフェスティバルホールへ。ホールの入りは8割程度か。結構入っているという印象。私の席は1階中央のかなり良い席。何しろチケットを買ったのがかなり昔なので詳細を覚えていないのだが、どうやらフェスティバルホールの最優先予約でS席を確保したようである。私にしてはかなりの散財である。ボーナスをもらった直後だったっけ。

 

第55回大阪国際フェスティバル2017 アンドリス・ネルソンス指揮 ボストン交響楽団

ヴァイオリン/ギル・シャハム

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番 ト短調 作品103「1905年」

 ボストン交響楽団はパワー溢れるサウンドでありながら、それでいてアンサンブルの緻密さもあるというかなりレベルの高い楽団である。それを率いる若きネルソンは、非常にスケールが大きく若さ溢れるメリハリの強い指揮ぶり。ボストンとの組み合わせはかなりしっくりいっている印象。

 一曲目のチャイコフスキーのバイオリン協奏曲は、ソロのシャハムと指揮のネルソンがまさに丁々発止の掛け合いを繰り広げる白熱した演奏。結構煽ってくるネルソンに対し、シャハムが「おっ、このテンポで行く気か」と受けて立つというような印象。やたらに動き回って演奏するシャハムは、余裕タップリ愛嬌タップリというところ。両者の熱演がかみ合って、何度も聞いたことのある曲で今まで聴いたことのないような密度の高い演奏が繰り広げられた。

 二曲目のショスタコーヴィチはネルソンの計算が冴え渡っている演奏。フォルテッシモの破壊力はさすがにボストンであるが、それよりも特筆すべきはピアニッシモの際に漲るピンと張り詰めた緊張感。これがあるためにこの長い曲でもダレることがない。下手な演奏をすると完全に途中で弛緩してしまいかねない曲であるにも関わらず、圧倒的な演奏で最後まで持って行ったのである。

 かなりの名演であったと言える。場内も一曲目終了後から既にかなりの盛り上がりで、シャハムの熱演に場内からため息が漏れた次は、ネルソンの高密度のショスタコで場内が唖然としたというところ。「こんなの聞いたことがない」という声もどこかから聞こえてきたが、これは私も全く同感。かなりチケットの高いコンサートだったが(私の席は25000円)、幸いにしてそれに見合った価値は十分にあった。

 

阪神出屋敷で夕食及び宿泊

 大満足でコンサートを終えると、今日の宿泊先の出屋敷まで阪神で移動。明日は西宮でのTSOのコンサートを聴きに行く予定だが、西宮には良いホテルがないし、大阪のホテルは三連休中とあってとにかく高いしということで、その中でみつけた比較的安いホテル(というよりも旅館である)がここにある。

 出屋敷で降りるとホテルに行く前に駅前の「波平ジョニー」で夕食を摂ることにする。ここはいわゆる海鮮系居酒屋というところか。青リンゴのノンアルコールカクテルを頂きながら、貝焼きやら寿司やらいろいろなものをガッツリと食べる。最終的な支払いは4000円以上になってしまって、これはいささか食べ過ぎ。ただCPはなかなか良い店のようだ。

f:id:ksagi:20190812083221j:plain

出屋敷駅前の波平ジョニー
f:id:ksagi:20190812083312j:plain
f:id:ksagi:20190812083317j:plain
f:id:ksagi:20190812083325j:plain
f:id:ksagi:20190812083328j:plain
f:id:ksagi:20190812083336j:plain
f:id:ksagi:20190812083338j:plain
f:id:ksagi:20190812083348j:plain
f:id:ksagi:20190812083351j:plain

 

 夕食後はホテルへ。今日の宿泊ホテルは竹家荘旅館。阪神出屋敷駅前の住宅街の奥にある昭和レトロ風情の漂う旅館である。部屋は二階だが、床がまともにギシギシきしむ。重量級の私が歩けば建物全体が揺れる雰囲気。これは夜に廊下を歩く時は忍び足になる必要がありそうだ。部屋はリニューアルしている様子があるが、元々が古い建物なので古さは隠せない。このままNHKの朝ドラの舞台に出来そうな雰囲気であるが、残念ながら有村架純はいない。なお昭和レトロ全開の中で、裸電球の照明がよく見るとLEDだったり、部屋のテレビが液晶デジタルであるところだけは平成になっている。ここいうところは撮影時に小道具を取り替えておく必要がある(笑)。

f:id:ksagi:20190812083409j:plain

昭和レトロ感あふれる竹屋旅館

f:id:ksagi:20190812083428j:plain

部屋もどことなくレトロ

 ホテルに入るととりあえず入浴。風呂は家庭風呂のような浴場が2つあり、空いていれば勝手に入るという形式。とりあえず汗を流してゆったりとする。

 風呂に入ってしまうとすることがない。テレビをつけるとNHKスペシャルでピラミッドの中の透視をしているので、それを見たりしながらボンヤリと過ごすことに。そのうちにしんどくなってきたので寝る。