徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

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アニメ関係の記事は新設した「白鷺館アニメ棟」に移行します。

白鷺館アニメ棟

毒食わば皿までで、米子城見学にも挑む

米子城攻略開始

 さらなる無謀な考えに駆られて米子にまで車を飛ばす私だが、米子城に向かう道は途中で渋滞などがあり(いつもこのぐらい混むのか、四連休の影響なのかは定かではないが)目的地到着はよていよりやや遅れるが、何とか無事に麓の駐車場に到着する。

 二の丸は現在はテニスコートになっており(ちなみに手前の野球場が三の丸)、そちらから回るコースもあるのだが(私は以前はそちらから登ったようだ)、今回は一番奥の駐車場に止めて裏手から登るルートを取る。

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米子城登城口

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非常にシンプルな案内図

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山道を登る

 腰をかばいながら山道をしばし登ると石垣が見えてきて、本丸と内膳丸の分岐にさしかかる。左手が内膳丸、右手が本丸である。右手の本丸通路の脇には登り石垣も存在する。

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険しいと言うほどでもない

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石垣が見えてくる

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本丸と内膳丸の分岐

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本丸側にある登り石垣

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左手が内膳丸

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右手が本丸方面

 

 

まずは内膳丸を見学

 内膳丸は周囲を石垣で固めた独立曲輪となっている。米子城の北側に睨みをきかせる形になっている。

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内膳丸に登る

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奥が二段になっている

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かなり広い

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回りは石垣で固めてある

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振り返ると本丸が見える

 

 

次に本丸へ登る

 内膳丸を一回りすると本丸に登ることにする。途中で二の丸方向から上がってくる通路とと合流し、そこから登り。しかしそれほど長くない石段が息が切れる。つくづく体力の落ち具合がひどい。死にかけた状態で山城に到着。手前の番所跡からは見晴らしが良い。

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二の丸方面からの道と合流

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つくづく体力が落ちたものだ

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下に見えるテニスコートが二の丸跡

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ようやく山上の本丸石垣

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番所跡

 本丸の登り口は奥に回り込んだところ。ここから登ると鉄御門跡を過ぎてから広い本丸に出る。かなり厳重な入口になっている。

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本丸石垣を回り込む

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本丸登り口

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鉄御門跡を抜けると

 

 

本丸上からは絶景が

 本丸に登ると視界が突然広がる。米子市街を一望でき、遠くには大山も見えている。この地域一帯に睨みをきかせ、中海の交通をも掌握するには格好の立地である。ただしこの本丸、周囲に柵の類いが全くないので、少々怖い。何しろ転落したら余裕で死ねるだけの高さはある。

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本丸に到着

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建物の礎石跡がある

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内膳丸を上から

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遥かに見えるのは大山

 本丸奥にはもう一段下の曲輪がある。その奥にあるのが水手御門跡。本丸の搦め手口だろうか。本丸脇をグルリと回り込むと遠見櫓跡がある曲輪に到着する。今は木が生えて眺望が利かないが、ここからだと確かに中海方面を監視することが出来る。

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本丸奥にもう一段曲輪が

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奥の水手御門跡

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本丸横を回り込む

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遠見櫓跡

 これで大体米子城を回り終えた。そこでまた腰をかばいながら降りてくる。これで大体本遠征で目論んでいた最低限の目的地は回り終えた。途中で豪雨に出くわして予定が滅茶苦茶になったが、そもそも腰の具合のせいでかなり余裕のあるスケジュールを組んでいたのでどうにかなったと言うところか。後はどうなるか分からないのが私の腰の方だ。

 

 

今日は蒜山奥の津黒高原で宿泊する

 米子で予定を終えたので移動することにする。もう既に今日から四連休に突入していて車も人出も多くなってきているので、このまま直接帰宅することも当初は考えていたのだが、やはり距離的にかなりしんどいのがあって、今回は途中の蒜山の津黒高原で宿泊することにしている。

 蒜山ICで高速を降りるとホテル目指して突っ走る。ICを降りてすぐにセブンイレブンがあったので立ち寄ったが、それが正解。この後はひたすら高原地域を走るだけでコンビニは一切見当たらない(スーパーならあったが)。道理で中がやけに混雑していたわけである。

 今日宿泊する津黒高原はこの蒜山高原からさらに東に走ったところ。蒜山周辺はまだリゾート地という雰囲気があるが、津黒高原となると本当に山の中。あるのはキャンプ場ぐらい。今日宿泊するのは津黒高原荘。しかしホテル直前でカーナビがとんでもない道を案内したせいで危うく山道に突入するところ。

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津黒高原荘に到着

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玄関

 ようやくホテルに到着する。周囲はキャンプ場などになっており、入浴に来るキャンプ客などもいるようである。部屋は普通の和室で一般的な温泉旅館のような構造だが、布団は自分で敷くようになっている。

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普通の旅館の部屋だが

 難点は山の中なので周りには店の類は皆無であることと、Wi-Fiって何ですかの世界であること。こうなるとiPhoneによるテザリングだけが頼りだが、頼みのAUもアンテナ2本といういささか心許ない状態。また今月のデータ使用量を注意しておく必要もある(動画を見たりしないので、ほとんど使っていないとは思うが)。ネットはどうにかできるが、今時のムービーの入ったページだと凍り付く状態。またブログの更新も写真などのアップはかなり時間をとる。動画などは絶望的と考えといた方が良いだろう。

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窓の外はひたすら山ばかり

 部屋でしばし作業の後、とりあえず入浴に行く。ここの大浴場は弱アルカリ泉とのことであるが、加温循環なので恐らく塩素も使用。というわけで、ここまでは源泉かけ流しの本格温泉ばかり回っていたので、どうしてもそういう所よりは湯の力が落ちるのを感じずにはいられない。またここの湯は灯油を使わずに薪ボイラーで沸かしていることを売りにしているが、それはエコ的な価値はともかくとして、だから湯がどうこうという話でもない。

 とはいうものの体を温めることは重要。特に今日はかなり想定外の無茶をしたので、体をよくほぐしておかないと明日大変なことになる可能性がある。既に腰から太ももにかけてがギシギシいっている。

 

 

夕食はまずまずというところ

 身体を温めた後は、途中のセブンイレブンで購入してきたおやつをつまみつつ作業。そして夕食はレストランで。まあ普通においしいというところ。ここのところ海産物系が続いていたので、牛肉の陶板焼きが美味い。途中で出てきたそばもまずまずである。

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夕食膳

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牛肉の陶板焼きが美味い

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そしてそば

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竃炊きのご飯

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ヤマメの塩焼き

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腕物に

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天ぷら

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最後はフルーツ

 このホテルの宿泊料がそう高くない(実はここを選択したのは、帰り道にあって四連休割増料金がないというのが選択理由である)ことを考えると、悪くない内容だとは言える。ただ今回はいささか御馳走慣れしてしまった感がある。そのためにこのメニューでは驚きはない。正直な感想は「悪くない」というところ。

 部屋に戻ってしばし原稿入力作業を行うともう一度入浴に行く。今度は最初よりも入念に体を温める。というのも既に腰や足などあちこちに不穏な兆候が現れているから。そろそろアドレナリンシャワーの影響が切れてきたようだ。

 戻ってきてから再び作業と思ったが、もう身体全体にどっと疲れが押し寄せており、原稿を書くだけの頭が回らない。もう諦めて敷いてあった布団の上にゴロンと横になって中華パッドでネットをしたりゲームをしたり(このパッドもテザリング接続である)。その内に眠気が押し寄せるので早めに就寝する。

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