最終日は大阪に向かう
翌朝は7時に起床するとまずは露天風呂へ。昨晩は真っ暗で何も見えなかったが、今朝行ってみると琵琶湖がよく見える見晴らしの良い風呂である。
入浴を終えると朝食。朝食は和定食だが、なかなかうまい。
朝食を終えるとチェックアウト時刻の10時前までマッタリと過ごしてからバスで駅まで送迎してもらう。一昨日は暖かいほどだったのに、昨晩辺りから猛烈に冷え込んでおり、風に雪が一片混ざっているぐらい。寒風吹きすさぶホーム上は寒さが半端でないので、待合室は客でごった返すことになる。
ここから大阪まで移動だが、その移動の列車は乗客でごった返して混雑が半端でない。もう既にこの辺りは年末年始モードか。
昼食は天王寺で取るがハルカス美術館はパス
さて今日の予定はザ・シンフォニーホールでのセンチュリーの第九だが、開演前に天王寺に立ち寄る。まずは昼食を摂っておこうとのことでMIOの「四六時中」に立ち寄り、おひつご飯と牡蠣フライのセットを頂く。
昼食を終えるとハルカス美術館に立ち寄ろうと思ったが、あまり時間に余裕がないのと美術館周辺にやたらに「子供を連れてきたい美術展」と書きまくっているのにどん引きして、美術館手前で引き返してくることになる。結局はそのままホールへ。
21世紀の第九
[指揮]ケン・シェ
[管弦楽]日本センチュリー交響楽団
[合唱]京都バッハ・アカデミー合唱団
[ソプラノ]上村智恵
[アルト]福原寿美枝
[テノール]松本薫平
[バリトン]萩原寛明
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 「合唱付」 op.125
どの辺りが「21世紀の」になるのかは私にはよく分からなかったが、ケン・シェの演奏はややメリハリが強めの演奏で、センチュリーのアンサンブル力の高さも相まってなかなかに緊張感のある内容になっている。
第四楽章はまさに一大音響スペクタクルとなっていたが、これは合唱団が抜群に上手いということも関係しているだろう。なかなかに密度の濃い第九であった。
ケン・シェはステージ上での存在感があるタイプの指揮者だが、それ以上に彼の演奏は妙にこちらにプレッシャーをかけてくる印象のあるものだった。こういう感覚を受けたのは初めて。「この感じは・・・まさか奴もニュータイプか?」 そういう意味では「21世紀の・・・」とは要はケン・シェのことなのか。
これで年末第九三連荘は終了、家路へとついたのであるがその列車もやはり馬鹿混みであったのである。結論、疲れた・・・。