7時半頃に起床。やや体に疲労がある。昨日は高崎や前橋で歩き回ったので気がついたら1万6千歩になっていたのでそのダメージが来ているようだ。入浴と朝食を済ませて9時前ぐらいにホテルをチェックアウトする。
再び普通車グリーン席で延々と東京まで帰還。上野でキャリーをトランクに入れると両国まで移動する。今日の最初の目的地はここ。
「レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の挑戦」江戸東京博物館で4/10まで
万能の天才と言われたレオナルド・ダ・ヴィンチであるが、本展ではそのダ・ヴィンチの偉業を物語る資料を展示する。
展示品の大半はダ・ヴィンチのノートやアイディアスケッチの類い。鳥の飛翔を観察して飛行機械の設計に近づけようと考えた手稿などを見ることが出来る。ただ興味深い資料ではあるのだろうが、見てそれほど面白いものではない。
絵画的な見所としては「糸巻きの聖母」が公開されているのが最大の目玉にしてほぼ唯一の見所と言っても良い。人物表現がいかにもダ・ヴィンチらしさを感じさせる独特の絵画である。
見学を終えると昼過ぎ。今日のコンサートはサントリーホールで午後二時からなのですぐに移動する。六本木一丁目で降りると近くの「和幸」で「牡蠣フライ定食」を昼食に。一昨日に続いて見事にチェーン店ばかり使っている。
MIKIMOTO 第52回 日本赤十字社 献血チャリティ・コンサート
指揮/大友直人
チェロ/横坂 源*
ヴァイオリン/木嶋真優**
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 イ短調 op.33*
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 op.26**
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲《展覧会の絵》
やはり都響はうまいなというのが一番の感想。煌びやかな管はきわめて安定しているし、弦のアンサンブルも緻密で低重心である。改めてこうして聴いてみるとその安定性は国内オケでは群を抜いている。
ソリストの演奏もなかなかのものだった。横坂のチェロは華麗かつパワフルであったし、木嶋のバイオリンは哀愁を帯びたメロディを叙情たっぷりに奏でており、バックの演奏の安定性とも相まって聞かせる内容となっていた。
都響の神髄がさらに発揮されたのが展覧会の絵。ラヴェルによる名人芸の華やかなオーケストレーションがその意図の通りに発揮されていた印象。音楽絵巻とも言うべき華やかな内容であった。
図らずしもメインプログラムが昨日の群響と同じ曲になってしまった。都響と同列で比較されたら群響には気の毒というものである。
ホテルに戻ることにする
疲れが体にあるので、コンサートを終えるとホテルに直接戻ることにする。ホテルは再びNEO東京である。上野駅でキャリーを回収すると共に駅ナカで食料を調達、さらに南千住の「登知喜屋」で「カツ丼セット(900円)」を夕食に摂る(2021年時点での注: なかなか良い店だったんですが、ここも閉店した模様)。
ホテルに戻るとキンドルで「暗殺教室」を読んで時間をつぶす。夜になってテレビをつけたと思うと「多摩地区に大雪警報発令」とのテロップが出ている。明日に交通の混乱がないと良いが。先ほどから暖房をかけても部屋がなかなか暖まらないと感じていたが、もう大分気温が下がってきているんだろう。
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