徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

関西フィルハーモニー管弦楽団第274回定期演奏会

 今回は関西フィルの定期公演。仕事を終えると大阪駅まで移動。夕食をエキマルシェ内の「利久」で摂ってからホールへと急ぐ。

関西フィルハーモニー管弦楽団第274回定期演奏会

[指揮およびヴァイオリン独奏]オーギュスタン・デュメイ(関西フィル音楽監督)
[ヴィオラ]ミゲル・ダ・シルヴァ
[管弦楽]関西フィルハーモニー管弦楽団

モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364
ブルッフ:ヴィオラとオーケストラのためのロマンス ヘ長調 op.85
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 op.90

 相変わらずデュメイが指揮の時は関西フィルの弦楽アンサンブルの精度がワンランク向上する。その弦楽アンサンブルを中心にグイグイと押してきた印象のある演奏である。

 ただその分、残念ながら管楽器の方の弱さがもろに露呈するような感もある。リズムから抑揚まで非常に多彩な演奏をする弦楽に比べ、管楽器の方が一本調子のようなところがあり、ところどころで管楽器が浮いてしまうような局面も見られた。その結果としてトータルのバランスに微妙な点がいくつか見られてしまったのが残念な点。

 デュメイが指揮者に就任してから、関フィルの弦楽器のレベルはメキメキと向上しているのが明らかなのだが、それが余計に管楽器の弱さを露呈させることになってしまっているきらいが現れてきた。関フィルの管楽器の強化もこれから急務になっているように思われるが、もしそれが出来れば関フィルは現在よりも数段高いレベルに到達することが可能であろう。