徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

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日本センチュリー交響楽団 第218回定期演奏会

 昨晩は七夕とのことで、織り姫と彦星の年に一度のデートの日だが、日本は各地で大雨で九州では甚大な被害と言うことでとてもそんな雰囲気ではなかったようだ。九州はそもそも火山灰土壌であるので山崩れが起こりやすいということもあり、それが今回の被害につながったのだろう。また日田は5年前にも豪雨で大被害が出ており、集中豪雨の起こりやすい地形ということもある。いち早い復興が望まれるところであるが、現政権は東北復興の名目で集めた税金を、東京利権ピックにつぎこんでいるような連中だから・・・。

 世の中ろくでもない話ばかりというせいでもないだろうが、最近は心身共に疲労が限界に近づいている。しかし疲労が溜まっているにも関わらず、この週末もコンサートの連チャン。全く懲りないことであると自分でも呆れるが・・・。

 

 家を出るのは土曜の昼前。昼頃に大阪に到着すると、まずは朝食である。久しぶりに「イレブン」を訪問してランチメニュー(900円)を頂く。

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CPの良いランチセット

 ハンバーグとエビフライのセットだが、いずれも価格のことを考えるとなかなかに上々である。ビジネス街のランチメニューとしては良い内容。

 昼食を終えたところでザ・シンフォニーホールへ。ホール内は結構空席が目立つ。入りとしては5~6割というところか。

 

日本センチュリー交響楽団 第218回定期演奏会

[指揮]ヤーノシュ・コヴァーチュ
[チェロ]イェンス=ペーター・マインツ
[管弦楽]日本センチュリー交響楽団

リスト:交響詩「前奏曲」S.97
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 op.129
コダーイ:ハンガリー民謡「飛べよ孔雀」による変奏曲
コダーイ:ガランタ舞曲

 日本センチュリーのコンサートに参加するのは久しぶりだが、今回の演奏ではセンチュリーのアンサンブルのレベルの高さが光った。下手をするとゴチャゴチャしてわけの分からない曲になりかねない「前奏曲」も整然としたアンサンブルで魅力的に聴かせた。

 二曲目のチェロ協奏曲もソリストとオケのバランスがとれており、なかなかのもの。

 ラストのコダーイの2曲は日本では知名度が高いとは言い難い曲だが、ご当地指揮者のヤーノシュ・コヴァーチュのリードでセンチュリーの演奏もエキゾチシズムのあるノリの良いものとなっており、実に魅力的な演奏であった。

 センチュリーのコンサートは久しぶりだが、正直な感想は「こんなに上手いオケだったっけ」というもの。元々アンサンブル力では定評があったセンチュリーだが、今回は特にそれが光っていた。いずみホールでのハイドンマラソンも定評がある(実際になかなか良かったが、残念ながら私はハイドン自身にあまり興味がないので行ったのは一回だけ)ことから、やはりそういう路線がセンチュリーの王道か。そう考えると、飯森の大曲路線はセンチュリーの本領とはズレているような。実際に飯森・センチュリーのマーラーで面白いと感じたことは一度もないし。

 

 コンサートを終えると途中のイオンで夕食を買い込んで、いつもジーアールホテル江坂にチェックイン。この日は大浴場で入浴すると、買い込んだ夕食を部屋で摂ってから、かなり早めに就寝してしまったのである。