徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

東京交響楽団名曲全集第148回

 翌朝は爆睡していたのだが、それでも6時前に目が覚めてしまう睡眠力の低下。仕方ないので起き出してゴソゴソすることに。

 朝食は7時から。レストランでバイキング朝食。品数はそう多いというものでもないが、具だくさん味噌汁が結構美味い。

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バイキング朝食

 今日の予定は14時からのミューザでのコンサート。これ以外には予定を入れていないので、今日は12時のレイトチェックアウトプランにしている。チェックアウト時刻までは持参したBDを見ながらこの原稿の入力。

川崎のそば屋で昼食

 12時前にホテルをチェックアウトすると、昼食のために「増田屋」に入店する。昨晩から二日続けてのそば屋ということになってしまうが、この店は昨日見かけた時から何となく気になっていた店。たださすがに二食続けてそばもツラいので「カツ丼」を注文する。

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東海道沿いの増田屋

 カツ丼の味付けが良い。もろに私好みの味付けである。そしてカツと丼の馴染みも良い。これは今回も当たりを引いたようだ。

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カツ丼

 

東芝未来科学館を見学

 昼食を終えると川崎駅へ移動。ただ開場時刻の13時半までまだ1時間以上ある。仕方ないのでショッピングモールでもうろついて時間をつぶすかと思った時に、東芝未来科学館との看板が目に入る。そう言えばそういう施設があると聞いたことがある。どうせすることもないしここに立ち寄ることにする。

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東芝未来科学館

 科学館の中はいかにも子供が喜びそうな体感型の施設が並んでいる。子供達はここでゲームをしながら最新技術を学べると言う仕掛け・・・なんだが、本当にどれだけ学べるかは疑問。それでもこういうところで最新技術に触れ、これが科学する心につながって、ひいては東芝のエンジニアになるか、顧客になってくれれば御の字なんだろう。もっともそれまで東芝が持つかどうかが一番の問題だが(笑)。しかし実際のところ、子供の頃のこういうワクワクする体験というのは貴重。私の場合はポートピアでそれをかなり体験した。そういう積み重ねがひいては理系志向につながったような気もするのだが。

 ターゲットは子供のようだが、実は大人が見ても楽しめる展示もある。半導体の元になる巨大なシリコンクリスタルには驚かされた。しかし大人にとって一番楽しめるのは、展示会場の隅にコッソリある昔の東芝製品なんかを展示したコーナーだろう。昔懐かしい白黒テレビやダイナブック初期型なんか思わず涙が出そうになる。

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巨大なシリコンの結晶

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初期型ダイナブック

 この後は一階上の巨大モニターのデモ映像とかを見ている内に開場時刻になったのでホールへと移動する。ホール内は結構な観客。それにしても何回来てもこのミューザの客席はよく分からない。また床が傾いているので平衡感覚が狂って気分が悪くなりそうになる。高齢者の転倒事故なんかないのだろうか。

東京交響楽団名曲全集第148回

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指揮:ロレンツォ・ヴィオッティ

ブラームス:ピアノ四重奏曲 第1番(シェーンベルクによる管弦楽版)
ドヴォルザーク:交響曲 第7番

 ヴィオッティの指揮は非常にロマンティックでメリハリの強いもの。ブラームスの四重奏曲は初めて聴く曲だが、シェーンベルクのオーケストレーションのせいか、やけに現代的な曲に聞こえる。ヴィオッティはこれをシャープで鮮やかな表現で実に魅力的な曲として聴かせた。

 後半のドボルザークの7番は、彼のチェコらしさよりもブラームスらとつながる交響曲作家としての側面に光を当てたような演奏。チェコ系の指揮者やオケによるチェコの民族舞踏などを感じさせる演奏とは対極にある。チェコ国民楽派の曲と言うよりも、ロマン派の交響曲という印象を強烈に受ける演奏。東響の演奏も実に色彩豊かでダイナミックレンジの広いものであった。

 若いにもかかわらず、実に表現豊かな指揮者であった。一昨日の新日フィルと言い、今回の遠征では次世代の巨匠たちに出会うことになったのかもしれない。いずれは指揮者だけでなく、奏者も昨日聴いたような面々の世代が中心となっていくのだろう。この世界の未来に幸あらんことを祈るのみ。

 

 コンサートを終えると真っ直ぐ帰宅する。当初予定ではどこかでゆっくり夕食を摂ってから帰宅のつもりだったが、まだそんなに腹が減っていない上に正直もう疲れた。どこかに立ち寄る気力は到底ない。エクスプレス予約を入れている新幹線の便を早い便に振り替える。ちなみに今回はグリーン車使用。と言っても私がまともにグリーン料金を払うような予算があるわけもなく、エクスプレス予約のグリーン特典を使用。そもそも実は今回急遽東京に移動することになったのも、貯まっていた去年分のグリーンポイントがこのままだったら無効になってしまうからというのも大きな要因(我ながら実に貧乏くさい)。だから行きが飛行機で帰りが新幹線という変則的な移動になった次第。

 夕食は弁当を買い込んで新幹線に乗り込む。一つだけ驚いたのは、品川駅は駅ナカがかなり大きいというイメージがあったが、それはあくまで在来線の中で、新幹線改札をくぐると売店は極端に少ないこと。弁当に選択の余地がほとんどなかったのだけが計算外。

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この日の夕食の貝づくし弁当

 新幹線車内は三連休最終日ということもあってかなり混雑。グリーン車もほとんどの席が埋まっている状態。これは自由席はかなりひどいことになっていることが予測される。そう言えば、車内販売が自由席には行かないと放送していたような。

 新幹線車内ではウトウトしたり、この原稿を入力したり、ネットをチェックしたりで過ごすことに。それにしてもシートが違うだけでこれだけくつろげるとは、新幹線のシートって通常どんだけ狭いんだという気がする。やっぱり金があるのとないのの差って大きいんだなということを痛感させられるのである。私もグリーン車に普通に乗れるぐらいの身分になりたいものだが、それは不可能なことはほぼ確定している。それどころか2000万円なんて到底貯められないので、老後はのたれ死にさせられることもほぼ確定している。