徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

デュメイ&関西フィル兵庫特別演奏会

 何やら台風接近とか不穏な話が聞こえてくるが、今日は西宮までコンサートに出向くことにした。目的は兵庫芸文で開催される関西フィルの兵庫公演。安価な入場料でデュメイのヴァイオリンが聴けるとのことでわざわざ西宮で向くことにした次第。なお西宮だといつもなら電車で行くところなのだが、天候が不穏なのが嫌なので車で行くことに。

 車がやけに多くて途中で何度も渋滞に出くわしたが、ほぼ予定通りに現地に到着する。芸文の駐車場にはまだ空きがあるのでそこに車を放り込むと昼食のために西宮北口の駅前をプラプラ。今日は西宮北口の南で見つけた和食の店「豆助」に入店する。ランチメニューはいろいろあるようだが、その中から「彩膳(1860円)」を選択。

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西宮北口駅前の豆助

 品目が多いので見た目が豪華。女性に人気のメニューと書いてあったが、確かに女性は喜びそうだ。こういう多数の料理を少しずつというのは家庭では不可能だから、料理店のありがたみが出るというものである。ただ見た目の高級感はあるが、実際に高級になるにはこの価格では無理があるか。味については悪くはないが平凡。天ぷらなどは少し首をかしげるものであった。

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ランチメニューの彩膳

 昼食を終えるとホールに出向く。ホールは2階席までしか客を入れていないようであるが、大体8割程度の入りというところか。

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兵庫芸文

 

デュメイ&関西フィル兵庫特別演奏会

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【第1部】
ベートーヴェン:ロマンス第2番 ヘ長調 作品50
モーツァルト:ロンド ト長調(セレナーデ第7番 ニ長調 K.250 「ハフナー」 より 第4楽章)
ジョン・ウィリアムズ:シンドラーのリスト
エンニオ・モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス
ガーシュウィン:2つの小品

【第2部】
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」

 第1部はデュメイのヴァイオリンを堪能できるプログラム。流石にデュメイの演奏は音色が実に美しい。ベートーヴェンとモーツァルトはうっとりしている間に終わったという印象。むしろデュメイの真価がさらに発揮されたのが、シンドラー以下のポピュラー系プログラムか。高尚さを求めるタイプの音楽ではないので、ソロヴァイオリンが実に甘美であり、ムーディーである。デュメイの演奏はややクールな印象を抱いていたが、「こんな甘い音も出せるんだ」と感心した次第。

 第2部はポピュラー交響曲である。デュメイの指揮は初っ端から結構ガンガンとテンポを上げていくメリハリの強いもの。しかもよく聞いていると、随所に細かい仕掛けが多い。それに関西フィルがついていけるのは日頃の訓練の成果か。もっとも例によってホルンや金管にはかなり危なっかしい場面がいくつかは見られた。しかしそういうところに構わず、最後までデュメイがグイグイと引っ張っていったという印象。クセもあるものの、まずまずの演奏であると感じた。


 帰り辺りは大雨かとも思っていたのだが、案に反して完全に雨は上がっていた。これだと電車で来た方が良かったなと思いつつ、家まで車を飛ばすのである。