翌朝は7時に起床。かなりたっぷり寝たという印象。体にはだるさが足には痛みがあるが体調はそんなに悪くはない。体を動かしたことで血流が良くなったか。
目が覚めたところで朝風呂に出向く。昨晩はやや低めに設定されていたお湯が今朝はやや高めの設定になっていて目が覚める。朝から非常に快適。風呂から上がると朝食まで時間があるのでこの原稿執筆(笑)。もしこれが仕事だったら私はかなり重度のワーカホリックだ(笑)。
朝食はバイキング。なかなか美味い。和洋両対応で朝からたっぷり燃料補給。昨晩といい、ここのバイキングはなかなか美味い。
今日はそう多くの立ち寄り予定がないので、チェックアウト時刻の11時手前まで部屋で過ごす。結局はこの時も原稿執筆(ホントにワーカホリックだ)。11時が近づいたところで荷物を持ってチェックアウトする。
さて今日の予定であるが、今日は芦ノ牧温泉で宿泊する予定なので、そこまでの移動がてらに何カ所が立ち寄ろうという程度の漠然とした計画。
猪苗代湖で遊覧船に乗る
ホテルを出るとまずは郡山に向かい、そこから高速に乗る。とりあえず会津若松に移動する前に猪苗代湖を見学しておこうという考え。今まで猪苗代湖は通過していたので、今回はベタに遊覧船にでも乗ろうと思っている。
遊覧船乗り場は白鳥の飛来地の近く。辺りは白鳥だけでなく鴨がウロウロしている。それが駐車場の中まで入ってくるから気を付けないと轢いてしまいそう。とりあえず車を置くと乗船券売り場へ。出港時間を聞くと間もなく出港とのことなので乗船券を購入する。
遊覧船は白鳥さんと亀さんがあるようだが、今回は亀さんが出港する模様。近くで見ると白鳥さんはかなり老朽化が進んでいる印象を受けるので、冬の閑散期は亀さんだけが運航か。
猪苗代湖から見える磐梯山はなかなか美しいが、猪苗代湖自体は四方を山に囲まれたただっ広い湖というだけで今一つ変化に欠ける。湖上遊覧も良いが何となく決め手に欠ける印象。しかも冬はさらに殺風景だし。これでも紅葉シーズンとかだったらもっと違うんだろうが。そのせいか、今回の乗船客は私を含めて3組6人しかいなかった模様。
野口英世記念館を見学
猪苗代湖遊覧というベタなことをした後は、途中で前を通りかかった野口英世記念館に立ち寄ることにする。この辺りは郷土の英雄ということで野口英世に関する施設が多いが、どうやらその集大成。中には野口英世の生家が丸々展示してあるという気合の入れよう。
生家には野口英世の運命を決めることになった囲炉裏も存在する。彼は1才の時にここに転落したことで左手に大やけどを負って不自由な体になる。鍬を握れなくなったことから百姓として生きていくことが出来ないので、母親は学問ででも身を立てるしかないと考えて、苦労して学校に行かせたとのこと。つまりはこの囲炉裏がなかったら、野口英世は平凡な百姓で終わっていた可能性が高いということである。人間、何が人生の転機になるやら分からない。
内部には映像や果てはアンドロイドまで駆使して野口英世の業績を展示してある。確かに苦労して出世した偉人ではあるのだが、野口英世って散財ぶりも結構だったという話を聞いたことがある。幼い頃に貧乏で苦労した者は立身出世して金に困らくなったら、無茶苦茶ドケチか散財しまくるかの両極端になるという。
野口英世は意外と多趣味で、釣りなどの他に絵も描いていたという。ただその絵の腕前に関しては・・・。
昼食のために東山温泉に向かうが・・・
意外に興味深い展示が多かったのでじっくりと楽しんでいると思いのほか時間を費やしてしまった。急いで会津若松に移動することにする。昼食は東山温泉の「よしのや」(吉野家ではない)でソースカツ丼を食べようと考えている。東山温泉は結構好きな場所なので今まで何度か行っているが、よしのやのラーメンは食べたことがあるが、ソースカツどんはまだ食べていなかったのでこれも宿題。
カーナビで目的地を入れてそれに従って走っていると、途中で雪に閉ざされた完全な山道を走らされる羽目に。いくらスタッドレスを履いているとはいっても、さすがに積雪道路の上で急ハンドルとか急ブレーキといった急がつく操作は厳禁である。実際、ちょっとハンドルを切った途端に車が横に滑りかけてヒヤッとすることも。とにかく雪道走行には慣れていないので、かなり気を使ってようやく峠越えをする。
神経を磨り減らしながら峠を下って到着した会津若松は雪がぱらついていた。とりあえず東山温泉を目指すとよしのやに到着する。
東山温泉の「よしのや」でソースカツ丼を頂く
ソースカツ丼はヒレを注文。ヒレカツが3枚も載っていてなかなかのボリューム。ただソースのみの味はいささか飽きるような気がする。それとこのボリュームが人気の元なのだろうが、今の私には量が多すぎる。結局はごはんを2/3ぐらいしか食べられずに後は残すことに。素直にラーメンを注文したほうが良かったかな。
このまま東山温泉で日帰り入浴というのも考えたが、外は0度近くの寒さ。下手に入浴したら湯冷めしかねないのと、予定よりもここまでに時間がかかっていることから、入浴はパスすることにする。実は東山温泉は私の好きな温泉街だが、湯に関しては大きな特徴がないというのが正直なところだったりする。
この後は久しぶりに鶴ヶ城を見学することにする。