メモリ増設で作業性向上を狙う
私は以前よりメインシステムにHPのワークステーションZ230を使用している。メモリは予算の関係で8GBを搭載していたのだが、トリプルディスプレイ(デュアルディスプレイ+USBディスプレイ×1)でChromeを複数立ち上げて作業している状況では、デフォルトのメモリ容量ではかなり厳しい状況になってきていた。特にWindows10にアップ後はメモリの負荷が大きいのか、Chromeがしばしばフリーズする状態となり、作業性に問題が出てきている。
そこでこの際、メモリを増設することにした。以前に蓋を開けて中を見た時に、メモリスロットが2つ空いているのを確認しているので、増設が可能なはずである。使用するメモリはDDR3-1600のECCタイプが指定されている。ECCタイプなので通常のメモリよりは高くつくが、それでもAmazonで調べたところ、Samsung純正の4GB×2で1万円以下で販売されているようなので即決である(私がマシンを導入した頃は、メモリだけで数万円した)。
メモリは4日ほどで到着。封筒での簡易包装だが、内部はしっかりと梱包されているので損傷等の問題はない。
中身を確認するとセットアップに入る。
作業は至って簡単
半月ぶりぐらいにマシンをラックから引っ張り出すと蓋を開ける。ワークステーションは作業性が良くなっているので、ドライバ等はなくても簡単に蓋を開けることができる。
以前にサウンドボードを刺した時に内部に掃除機をかけたので、今回は中に特にゴミは溜まっていない。メモリスロットが2つ空いているのを確認すると、そこにメモリカードを刺す。ストッパーを開いてからカードをスロットに真っ直ぐに押し込むだけなので極めて簡単である。
ちょっとしたメッセージが出たが、快適に機動
後は配線を元に戻して(実はこの時にUSB3.0のデバイスをUSB2.0のポートに間違って挿してしまって、動かないなんてドタバタがあったのだが)、ブートをかける。最初のブートの時には「以前の時とシステムのメモリ容量が変わっているけど、このまま起動して良いのか」という主旨のメッセージが出るが気にせずにF1キーでブート。ワークステーションは作業性の良さが災いして、知らない間にメモリが抜かれて盗まれるという事件が多かったための警告なんだろう。ちなみにワークステーションは盗難防止のためにサイドパネルに鍵がかけられるようになっている。
起動してシステムを確認するとメモリが8GB→16GBに問題なく増えている。これでマルチウィンドウでChromeを複数立ち上げまくってもマシンがスローダウンすることがなくなった。ブログの管理などには、Chromeを複数に画像加工ソフトを立ち上げてなんて作業環境が多かったので、これで日々の作業が快適に行えることになる。
メモリ増設はマシンの性能アップでは一番お手軽で御利益も出やすいのでお勧め。特にやや昔にマシンを導入した者はメモリが高価なために搭載量を減らしたなんてこともあるだろう。しかし導入当時よりもメモリは価格が低下している場合が多いので、一度調べてみることをお勧めする。