朝から美味い朝食を摂って極楽気分
翌朝は7時に起床。まずは外の様子をうかがうが、懸念した雨はそれほど降っていない。テレビのニュースで台風情報を見てみると、既に台風は九州に上陸した模様。帰りのさんふらわあが気になっていたが、この様子なら普通に出航するだろう。実際にHPを覗いてみても欠航などの表示はない。どうやら無事に帰れそうだ。
朝から今日は檜風呂の方で入浴して一息つくと、朝食のために食堂へ。朝からしっかり和食だが、相変わらずご飯が美味い。昨晩、おひつでお代わりしたものだから、今朝はおひつに大盛りで入れてくれているので、それをしっかりと頂く。
朝食を終えるとしばし部屋でゴロゴロ。例によってチェックアウト時刻ギリギリまで粘る。チェックアウトすると別府まで車を走らせる。雨はそうひどくないのだが、高速に乗ってからの霧がひどく、途中で50キロ制限がかかる箇所も(実際に視界が50メートルあるかどうか)。気を遣う運転だったが、とりあえず無事に別府に到着する。
別府ではネカフェにお籠もりで台風をやり過ごす
さて別府に到着したが正真正銘予定は皆無。またどこかをうろつくにも雨が降っていてさらにこれから激しくなりそう。というわけで早々と快活クラブ別府店に引きこもってしまう。
フラットブースを確保してゴロゴロしていた頃に外では激しい雷が鳴っているのが聞こえてくる。どうやら間一髪だった模様。後はもうひたすらゴロゴロしながら「ultramam」を読んだりして時間をつぶす。どうも話が進んでくるにつれて、無意味にストーリーを複雑にしてしまうこの作者の悪癖が現れてきた模様で、なんかまとめきれずに最後は崩壊する予感がプンプン。
結局は3時過ぎまで引きこもって時間をつぶす。店から出た時には雨も風も完全に止んでいた。これは間違いなくさんふらわあは出航できると確信。
早めの夕食に大分飯を頂く
さてこれからだが、まずは昼食兼早めの夕食をどこかで摂りたい。「馬家溝」でも良いんだが、あまりボルシチの気分でもない。そこで「とよ常」に立ち寄ることにする。
とよ常は5時までは簡易メニューとのことで、いわゆる刺身類がない。関アジなどでガッツリ食いたかったのだが・・・仕方ないので鶏天定食を注文。さらにせめて何かをと「りゅうきゅう」を追加する。
最初にりゅうきゅうが出てくるのでそれをつまみながら待つ。りゅうきゅうは魚を醤油や味醂などから作ったタレにあえた大分の郷土料理であるが、これがなかなか美味い。やっぱりこの店は魚が良い。
続けてとり天登場。結構タップリと入っている。これも一応は大分名物。結構しっかり味をつけてあるのが特徴。なかなかに美味い。
共同浴場の竹瓦温泉で入浴
こうして大分名物をしっかりと腹に入れたところで、時間を見るとまだ4時前頃。フェリーの出航は19時15分で乗船がその1時間前からだから、まだまだ時間がかなりある。どこかで少し時間をつぶした方が良さそうだ。別府となればやっぱり入浴でもするか。この近くに有名な公衆浴場の竹瓦温泉があるのでそこに立ち寄ることにする。
なかなかに趣のある建物である。建物の向かいにあるコインパーキングに車を置くと入場。
内部は砂湯と普通浴に分かれている。砂湯はいわゆる砂を被る指宿タイプの入浴の模様。正直なところ、あれはあまり好きではないし、1500円もするし、時間もそんなに十分あるわけでもないので普通浴に入浴することにする。料金は300円と銭湯料金である。
入場すると地下の浴場の馬蹄形の浴槽になみなみと湯が注がれている。入ってみるとかなり熱い。適当に水で薄めて入浴するらしいが、私の時は先客がある程度水を注いだようで、何とかギリギリ入浴できる温度。昔は熱湯は全くダメだったが、最近になって比較的熱湯でも入浴できるようになって来た。多分老化のせいで皮膚の感覚が鈍ってきているのだろう。
泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉(塩化物泉)とある。要するにアルカリ性の塩水というところか。今回の温泉巡りで一番多かったタイプの泉質だが、ここの湯は結構サッパリした感触であるのが特徴。
入浴しては一旦クールダウンしてから再入浴ということを数回繰り返して血流を良くしておく。とにかく今回の遠征は車で結構走ったせいか意外と身体に負担があるし、そろそろ入浴疲れも出てきているのか体がダルい。
神戸行きのさんふらわで
風呂でサッパリと汗を流すと、コンビニで軽い夜食と明日の朝食を仕入れてから西大分フェリーターミナルへ。往路と違って平日のせいか、待っている車の台数はかなり少ない。実際に船内もガラガラの印象。さんふらわあとしてはもっと乗船してもらわないと採算性が苦しいんじゃなかろうか。ちなみに私は往路と同じシングルルーム(別名さんふらわあ独房)。往路のちょうど隣の部屋になったようだ。
部屋に入るとグッタリしてベッドに横たわってしまう。疲れがひどくて、部屋から出る気がしない。風呂はさっき別府温泉を味わってきたし、夕食は一応摂ってきているのでさんふらわあバイキングを食べる気もしない。ただ乗船時にもらった1000円の金券を明日の朝までに使用しないいけないので、エッチラオッチラと起き上がって売店に立ち寄り、土産を追加購入することに。
部屋に戻ってくると再びそのままベッドにダウン。結局復路はこのまま起き上がることが出来ないまま翌朝を迎えることになる。
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