今日は明石へ、まずは映画
三連休中日だが、今日は明石までアマオケの明石フィルのコンサートに行くことにした。なおコンサートは14時からであるが、ついでに映画も見に行くことにする。今回見に行ったのは、先日封切りになった「アリスとテレスのまぼろし工場」。
とりあえず映画の上映が8時55分だからそれまでに間に合うようにイオンシネマ明石に向かう。イオンシネマを選んだのは例によって1000円で鑑賞できるから。早めに出すぎたせいで明石に到着したのは上映開始の1時間前。まだイオンモールはどこも開いていない。朝食を摂りたいと開いている店を探してプラプラしたところコメダ珈琲を見つけるが、覗いてみたら待ち客がワンサカいる状態。とりあえず名簿に名前を記載したが、客が捌けている様子が全くなく、どうにも埒があきそうな気配がない。どうやらゆったりとモーニングコーヒーを楽しんでいる客が多いようである。10分ぐらい待ったが見込みなしと判断して予約を抹消する。結局は大久保駅前のセブンで赤飯おにぎりを買って急場を凌ぐことに。
そうこうするうちにイオンシネマの開場時刻の8時半になるので劇場へ。売店でホットドックでも買うことも考えたが、例によっての非常識価格の上に大行列に嫌気がさして、空腹を抱えたまま劇場に入場することになる。場内の観客は10人ちょっと。METライブビューイング以上のガラガラである。そうして考えると宮崎駿の動員力というのは桁違いだったと感じさせられる。なお映画の内容に関するコメントについては「白鷺館アニメ棟」の方に掲載する。
イオン明石で昼食
映画を終えると昼食を摂ることにする。朝食をまともに摂っていないので空腹であるはずなのだが、その割には食欲はあまり湧かない。イオンのレストラン街をウロウロするが今ひとつピンとこない。しかし仕方ないので「ごはん処四六時中」に入店する。ちなみにこの斜め向かいに「和食処四六時中」もあるのだが、あえて二店に分けている意味は今ひとつ不明である。
いわゆる定食メニュー的な「彩り花籠」を注文。味噌汁をかけそばに変更する。いろいろと小皿が入ったメニューは彩りが鮮やかではあるが、味の方がイマイチ。特にメインの海鮮丼が温ご飯に刺身を少量載せただけで結構お粗末。まあ元より期待はしていなかったが。
とりあえず昼食を終えるが、まだ時間が早いのと疲労があることから甘物補給しておくことにする。モンブランを注文。いかにも甘ったるいが空腹での映画で疲労しきっている今には結構有効。
ホールに移動
昼食を終えるとイオンを後にして、今日の本来の目的地を目指す。今日はそもそも明石フィル(別名たこフィル)のコンサートのために明石くんだりまで繰り出してきたのである。開場は明石市民会館。イオン明石からは意外と遠く、車で30分ほどかかる。
会場に到着すると向かいの市民駐車場に車を置いてからホールへ。開場時刻まで30分弱を待つことになる。
明石市民会館は典型的な一昔前の地方の文化会館といったところ。二階席まである会場は収容能力は高い。音響は劣悪とまでは言わないものの、あまり良くはない。
明石フィルハーモニー管弦楽団第33回定期演奏会
指揮:斉田好男
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
プロコフィエフ:「ピーターと狼」
ブラームス:交響曲第1番
明石フィルは第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンで15名に対し、チェロが9人で管は軒並み3管以上という、アマチュアオケにありがちないささか偏った編成となっている。
そのためか1曲目のフィンガルの洞窟ではとかく管が前に出張ってきて弦楽セクションの弱さが目立ってしまうところがある。また弦楽陣自体がグチャグチャしていささかまとまりに欠けた印象である。
2曲目はいささかお子様を意識したプログラムである。ブリテンの「青少年ための管弦楽入門」に並んでお子様がオケの楽器のことを勉強するのに最適な曲でもある。なおナレーションなしで音楽だけを演奏する場合もあるが、本公演ではナレーション付きで上演されている。
まあ曲自体はお子様も楽しめるように軽めで分かりやすい曲である。ただやはり音楽として聞くにはいささか単調である感が否定出来ない。もう既に半世紀前にお子様を卒業してしまった私としては正直やや退屈感があったのは本音。
最後はブラームスの大曲。極めて重々しく始まる冒頭から意外に頑張っているというのが本音。フィンガルを聞いた時には非力さが目立った弦楽陣も必死でなんとか食らいついている印象。オケ全体のバランスは明らかにフィンガルの時よりも良くなった。
恐らく練習でかなり弾き込んだんだろうなということも感じられ、演奏自体はところどころどうしてもほころびが出ることはあったものの、総じてまずまずの堂々とした演奏でフィナーレまでまとめきった(正直、終盤にはやや危ない箇所もあった)というところである。
これで今日の予定は終了、夕方の混雑する道路をくぐり抜けて帰宅と相成った。